2022年05月17日
メールマーケティングにおいて、メール配信だけで終えることは不十分です。事前に作成したPDCAに沿って、メルマガ配信後の分析結果に注力することで、今後のメール配信に活かす必要があります。
「コンビーズメールプラス」ではPDCAの分析やメール配信後の施策に対するサポートが充実しています。その一つが、メール配信後に活用できる様々な効果測定・分析ツールを搭載する点です。数々の搭載ツールがメール配信後の効果測定・分析を可能にし、PDCAを基にしたメール配信を実現します。
ここでは、メールマーケティングにおけるPDCAとメルマガ分析について解説するとともに、活用を推奨している効果測定・分析ツールを紹介していきます。
目次
メルマガ配信を行ううえで着目するポイントは、メール開封率、CTR(クリック スルー レート)、CVR(コンバージョン率)などが主に挙げられます。
他にもありますが、おおまかなポイントとしてはこれらの割合をしっかりと分析していく必要があり分析し改善した結果、次に配信するメルマガが生きてきます。
メール開封率とは?
メルマガを配信した際にメールが開封されているかどうかの割合を指します。あらかじめ配信するメルマガに測定・分析ツールを設定しておくことで、メール開封率を調べることができます。
CTR(クリック スルー レート)とは?
Click Through Rate(クリック スルー レート)の略で、クリック率やクリックスルー率とも言われています。SEOを含めメルマガ配信後に配信した全体の何割の人がURLなどのリンクをクリックしてくれたなどを分析する時にも用いられます。
CVR(コンバージョン率)とは?
コンバージョン率とは、CTRと同様にSEOを含めメルマガ配信後に配信した全体の何割の人がURLなどのリンクをクリックし、更にそこから何割の人が資料請求やお問い合わせ、申し込みなどの契約に至ったかを分析する時に用いられます。
「PDCAを回して次につなげよう」というフレーズはよく耳にしますが、自分の業務に落とし込みにくく、すっきりしない方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずはPDCAの仕組みに、メール配信の業務を割り振ってみましょう。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)→Plan(計画)…
というように、計画から実行、検証結果からの改善、そして次の計画へと流れる一連のプロセスのことを指します。
多くのPDCAに関する書籍では、一般的な業務の例は書かれていても、ECの業務に特化した例があまりないことから、メール配信(メルマガ)にPDCAを活用することがが難しいと感じる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、ここからはメール配信(メルマガ)におけるPDCAの考え方を紹介していきます。
PDCAをメール配信業務に当てはめてみると、以下のようになります。
Plan(計画) | KPIを用いた目標の設定 |
---|---|
Do(実行) | 実際のメール執筆やメール配信 |
Check(検証) | 各種効果測定 |
Action(改善) | 効果測定の結果を踏まえた改善ポイントの洗い出し |
では、各項目ごとに、具体的に取り組むべきPDCAの内容を見ていきましょう。
配信の前には、必ず計画を立てましょう。計画が綿密に立てられていると、後の行動が非常に楽になります。しかし、難しいのは数字の目標設定です。
どんなことを目標に置いたら良いのかわからないという場合は、KPI(Key Performance Indicator)の設定を行いましょう。KPIとは定量的な目標のことで、メール配信では以下の指標を用いることが多いです。
このKPIは、それだけを考えようとすると難しく思えますが、お客様の検討段階を図にすると分かりやすくなります。
ここで、注意すべき点があります。多くの方が、このKPIを最終目標と設定しがちですが、もっと先に「売上高アップ」などの KGI(Key Goal Indicator)があり、その通過点としての指標がKPIであることを認識した上で、組み立ててみましょう。
実際にメール配信を行う際には、Plan(計画)で立てた計画や目標値に応じた内容を反映させることが重要です。
Plan(計画)の内容をメールに落とし込むことで、PDCAに沿った運用が可能となります。
配信が完了したら、メール配信の効果測定を行います。これは次のフェーズである「Action(改善)」の質を高めるための大事なフェーズです。ここでは、メール配信の効果測定を「開封率」「クリック率」の二つの観点で見ていきます。他の記事に詳しく書かれてありますので、そちらを参照いただければと思います。
検証結果を分析したら、いよいよ次の計画に向けた改善点の洗い出しです。ここでは、あらかじめ用意して いたサンプルの検証結果を見ながら、どのように改善していったのかを見ていきます。
メールマーケティングで結果を出すには戦略を練り、実行した後に得られる結果を分析して、次の行動へ活かしていくサイクルを継続しなければなりません。このサイクルの総称がPDCAであり、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の4つの取り組みで構成されています。
同様に、メールマーケティングにおいて結果を出すためには、PDCAのサイクルを回し分析していくことが求められます。具体的には、メール配信の目的を明確にしたうえでメルマガ配信を行った後、メルマガの測定結果や分析結果を基に次の施策に活かすというサイクルです。
ここからは、メールマーケティングにおける、PDCAの4つの取り組みを4節に渡って解説していきます。
メルマガ配信の目的を明確化し、しっかりと分析したうえでメール配信することは、メールマーケティングで結果を出す際に非常に重要です。 この場合におけるメルマガの目的とは、メール本文中の URL がクリックされた後に、読者に何らかのアクションを実行してもらうこと等が挙げられます。
何らかのアクションとは、読者が商品の購入や会員登録、資料のダウンロードなどをサイト上で行うことです。そして、これらのアクションが、メール配信をきっかけに行われたのかどうかをメルマガ効果測定・分析ツールで明らかにする必要があります。
PDCAのPlanで分析した結果、具体的な目的が決まれば、次は実行に移します。
例えば、メルマガのコンテンツ内容のタイトルを工夫してみたり、資料ダウンロードやコンバージョン率を上げるためには、どのようなメルマガが効果的かを分析しつつ試行錯誤しながら、メルマガの作成に取り掛かります。
PDCAのPlanとDoで行った施策について、メルマガ配信後の反応率などを分析しながら、評価していきます。
メルマガ効果測定やメルマガ分析ツールを用いてメール配信後に発揮された効果を把握する必要があります。
分析の際に反応が良かったメルマガタイトルやコンテンツ内容をレポーティングしたり、逆にメルマガの開封率が悪かったメルマガの内容もまとめておくと次に活かしやすくなります。
メルマガの配信結果をレポーティングしておくことで、次にいかなる施策を打つべきであるかを考えるヒントが隠されています。
PDCAのCheckで行った分析と評価結果を基に次のメルマガ配信を改善していきます。
前回のメルマガ分析を基にどこが良かったなのか、悪かったのかを分析し改善していきます。
その理由は、次にいかなる施策を打つべきであるかを考えるヒントが隠されているからです。
闇雲にメール配信を継続するのではなく、メルマガ配信後の読者の反応を基に次の施策を打つことでメルマガを効果的に運用することができます。
PDCAで行った施策以外にも、メルマガを分析を行うポイントがあります。
メルマガを配信する際にターゲットをある程度、明確にしておくことでメルマガ解除の件数を減らしたり、迷惑メールと勘違いされないようにする効果があります。
極端な例ですが、女性をターゲットとしている商品やメルマガの内容に対して、男性にメルマガを配信してしまうと迷惑と思われます。
このようにメルマガ配信するターゲットをあらかじめ分析しておくことで、メルマガ開封率の向上にもつながります。
メルマガ配信するターゲットが明確化すれば、次はメルマガの配信日時を分析していきます。
ターゲット層により、学生、主婦、社会人といっただけでも1日の行動パータンが全く異なります。
メルマガ配信はターゲットとなるユーザーの空き時間を狙いメールを送ることで、開封率やコンバージョンの率も大きく変わってきます。
例えば、主婦の場合は比較的暇となる時間帯は月曜日と言われていますし、社会人であれば通勤の時間帯の電車の中でメールをチェックする確率が高くなるため、午前中の通勤時間、夜の帰宅時間帯が効果的です。
このようにメルマガ配信時刻の分析と最適化を行い、メルマガを配信することも分析するうえで大きなポイントです。
配信時刻の最適化の詳細についてはこちら
PDCAでも触れていますが、メルマガが読まれるにはタイトルが最も重要と言っても過言ではありません。
理由は、メールが届いた際に一番初めに目に飛び込んでくるのが、メルマガのタイトル部分のため興味をそそられるようなメルマガタイトルであればある程、メルマガ開封率に影響してきます。
メルマガタイトルをしっかりと分析し、どのようなタイトルにすれば、ユーザーの心を掴めのかといった改善も必要です。
このような点も見直しすることもメルマガを分析には、重要なポイントといえます。
メルマガタイトルの重要性と分析ポイントについてはこちら
こちらもPDCAでも触れていますが、メルマガ内容を見直し分析することで、メルマガ開封率を始めとするコンバージョンに大きく影響します。
ターゲットに対して、本当に必要と思われるような内容をメルマガで紹介できるかどうかが大きな鍵を握ります。
また、文字ばかりの内容は読みにくく、読み手が疲れを感じてしまうことになります。
メルマガの内容は、できるだけ視覚的にわかりやすく、文字にも装飾を加えるなど、メリハリのある読みやすいメルマガに仕上げていくこともメルマガを分析していくには、重要なポイントと言えます。
直感的に使えるコンビーズメールプラスのHTMLメールエディタについてはこちら
HTMLメールエディタを使うメリットについてはこちら
当社のコンビーズメールプラスでは、様々な効果測定・分析ツールを搭載しています。
主なメルマガの効果測定・分析ツールは、次の4つです。
ここからは、これらのメルマガ機能について紹介していきます。
クリック率測定機能で、配信に成功したメール本文に記載されたURLがどのくらいの割合でメルマガがクリックされたのかを測定、分析することが可能です。
具体的には、誰がいつ、URLを何度クリックしたのか測定・分析することを可能にします。クリック率の定義に関する詳細やクリック率を向上させるための具体的な施策を知りたい方は、関連記事を参照してみてください。
実際にクリック率の向上を実現に向けて取り組みたい具体的な施策についてはこちら
メルマガ開封率測定ツールで、総配信数の内、何名の読者にメールが読まれたのかを測定・分析できます。その際、誰がいつメールを開封したのかまで調べることが可能です。こちらの詳細情報を得ることは、読者に読まれやすい件名や時間帯を知ることにつながります。
開封率の定義に関する詳細や、開封率向上に向けた施策を知りたい方は、次の関連記事を参考にしてみてください。
測定結果を用いた開封率向上の方法2つについてはこちら
メルマガ配信先登録・解除の増減数測定ツールで、配信先として登録されているメールアドレスの増減数を測定できます。例えば、増減数を「年・月・日」のそれぞれの単位で確認できたり、その結果をCSV形式のファイルで取り出すことが可能です。
取り出した、CSVファイルを基に分析などを行うことで、マーケティング施策にも役立ちます。
こちらのツールの使用方法に関する詳細は、以下のヘルプページにて確認してみてください。
クロス分析ツールは、最大3つの指標を組み合わせたグラフの作成やレポートの分析結果を出力します。例えば、メール配信先情報やアンケート回答結果をかけ合わせたグラフの作成や分析レポートの作成が挙げられます。そして、これらの分析結果を基にして、特定の条件に該当する読者へ向けた最良なメール配信を行うことができます。
クロス分析ツールについてはこちら
メール配信後に効果測定や分析ツールで得られたデータを、PDCAに則って運用しなければ無意味なものとなる恐れがあります。メールマーケティングを効果的に行うためにも、分析・測定結果とそこから導き出される課題を適切に把握したうえで、改善策を検討することは必要不可欠です。
コンビーズメールプラスでは、メール配信に関するノウハウがある専属のコンサルタントが、導入から運用までしっかりサポートします。効果測定や分析結果の活用方法に関する相談をしたい方は、ぜひ一度下記フォームよりお問い合わせください。
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