2023年10月26日
普段のメール配信の時間設定って正しいのかな?
こんな疑問を感じたことはないでしょうか?
メール配信担当者は、普段メルマガを配信するとき、
「 顧客にとって有益な情報を届けたい 」
「 メルマガからコンバージョンを得たい 」
と考えているかと思います。
メルマガの効果を実感するためにも、メルマガ登録者(顧客)1人ひとりの生活サイクルを考慮し、より適切な配信時間に送ってみましょう
そこで今回は『メルマガの適切な配信時間はいつ?配信タイミング最適化で開封率アップ!』と題して、メルマガをメール配信する際の適切な時間帯について解説します。
目次
メルマガをメール配信システムで配信設定する際、以下のような理由でなんとなく配信時間を設定していませんか?
なんとなくメルマガの配信時間を設定
それで成果が出ているのであれば良いのですが、さらに成果をアップさせるためにも、配信時間を見直してみてはいかがでしょうか。
ここでは、どのように
「 配信時間を意識すればよいか 」
の基本的な部分を解説します。
まずは、自社が保有するメルマガを読んでいる顧客が、どのような生活サイクルを送っているかを想像してみましょう。
想像する方法はとても簡単で、自分自身の1日の生活サイクルを見直すと良いです。
例えば、あなたが既婚者の男性会社員だとします。
ビジネスマンとしての1日の生活サイクルを考えると
「私は通勤時間中によくスマートフォンを見るなぁ」
「帰宅後、寝る前にメールをチェックしているなぁ」
などの想像ができます。
主婦(主夫)であれば、自身のパートナーに1日の生活サイクルを聞くと、いつメールチェックしているかを知ることができます。
このように想像した時間帯に合わせてメルマガをメール配信してみると、これが基準となって、読んでもらえそうな時間帯が少しずつ見えてきます。
インターネットが普及し始めたころと比べると、私たちの周りにはメール以外でのコミュニケーション手段が豊富になりました。
メールだけでなく、LINEやInstagram、X(旧Twitter)、FacebookなどといったSNS(ソーシャルネットワークサービス)でも、テキストメッセージを中心としたコミュニケーションが可能です。
顧客は、メールやSNSを活用して連絡を取り合っている可能性が高く、場合によってはメールのプッシュ通知がSNSのプッシュ通知と混ざり、読み飛ばされる場合があります。
日中、SNSでのやり取りが多いことも考慮して、どの時間帯にメルマガをメール配信すれば気づいてくれるかを分析することも必要です。
メルマガをメール配信する時間帯がミスマッチだと、いくら顧客の手元に良いメルマガが届いても、開封してくれない可能性が高いのです。
気づく機会を逃してしまうと、開封率、クリック率はもちろんのこと、コンバージョン(購入などの成果)数へも大きく影響してしまいます。
顧客にはそれぞれライフスタイルがあります。生活サイクル、行動パターンを把握したうえでメルマガをメール配信することで、より高い成果を生み出すことが可能です。
配信時間を改善することは、メルマガを読んでもらう施策のひとつとして大変有効です。
メルマガをメール配信する際、顧客の属性をある程度セグメント化し、そのセグメントごとの行動を想像してみましょう。
どの時間帯であればメルマガを見てくれるかを分析し、実際に配信してみて検証するとよいです。
ここでは、例として
の3パターンにセグメントしています。
各セグメントの行動を想像し、どの時間帯ならメルマガを見てもらえるかを見てみましょう。
会社員の場合、メールを開封する時間帯は早朝、昼ごろ、帰宅ごろとされています。
会社員に配信するメルマガの最適な時間帯
日中は業務で忙しいため、プライベートなメールを確認する余裕がないため、メルマガに気づいてくれない恐れがあります。
上記3つのタイミングに合わせてメルマガをメール配信すると、確認できる可能性があるので、各時間帯で検証してみるとよいでしょう。
主婦(主夫)の場合は、家族が会社や学校に行った後、一通りの家事を済ませた昼ごろ、家族が帰宅して食事の用意や片付けなどを終わらせて一息つく就寝前が良いとされています。
主婦(主夫)に配信するメルマガの最適な時間帯
主婦(主夫)も日中は家事で多忙なため、休憩しているであろう時間帯を狙って、メルマガをメール配信するとよいでしょう。
学生の場合、一日の大部分を学業やアルバイトに費やしている方がほとんどのため、メールに気づきにくい可能性があります。
また、SNSのチェックよりも優先度が低い恐れもあるため、本当に読みたいものに厳選している場合もあります。
そのため、学生の場合は就寝前が良いとされています。
学生に配信するメルマガの最適な時間帯
学業やアルバイトが終わって、家で落ち着いているころであろう時間帯にメルマガを送ってみると読んでくれるかもしれません。
メルマガの配信時間を適切にするためには、2つの見直しポイントを参考にするとよいです。
2つの見直しポイント
「顧客の属性を細かに把握する」については、『プライベートなメールを確認する時間帯は?』の段落を参考にすると、メルマガの配信時間の見直しができます。
ここでは、「メール配信がBtoB向けかBtoC向けかで配信時間を考える」について解説します。
BtoB向けのメルマガの配信時間を見直す場合は、『会社員に適切なメルマガの配信の時間帯』で解説した時間帯とは真逆の考え方をすると、おのずと見えてきます。
BtoB向けに配信したメルマガを会社員が、確認する時間帯として考えられるのは以下の通りです。
BtoB向けに配信するメルマガの最適な時間帯
業務中にメルマガをメール配信すると、確認してもらえる可能性が高まります。
上記の時間帯であれば、メールチェックをする可能性は十分ありえるので、狙ってメルマガを配信してみるとよいでしょう。
BtoC向けのメルマガの配信時間を見直す場合は『プライベートなメールを確認する時間帯は?』で紹介した時間帯をベースに考えるとよいでしょう。
特にすべてのセグメントがメルマガを見る可能性があるのは「21時以降」が考えられます。
仮に3人家族を想像し、各々がどんな行動をとるかを想定します。
このように、全員が21時以降に落ち着くとは限りませんが、想像上の3人は22時以降であればだいたい用事が一段落ついていると考えられます。
このように想定した場合は
「 メルマガを22時ごろに配信しよう 」
と、配信時間の軸をつくることができます。
ただし、23時を過ぎないようにメルマガはメール配信したほうがよいです。
なぜなら、あまり遅い時間に配信されると、受け取った方が不快に感じ、購読解除の原因となる可能性があるからです。
メルマガをメール配信して、顧客に読んでもらう工夫は配信時間だけではありません。
ここでは、メルマガの配信時間だけでなく、そのほかの施策について解説します。
メルマガをメール配信するタイミングとして、配信時間だけでなく曜日も重要です。
一般的に、火曜日、木曜日、金曜日にメール配信すると、開封率がアップするといわれています。
土曜日、日曜日、祝日はメール確認から離れやすくなるため、開封されにくいとされています。
一方で、当社のCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)の配信頻度を調査すると、配信数が多かったのは金曜日、水曜日、木曜日の順番で、日曜日は数が少ないことが分かりました。
このように、さまざまな検証結果をもとに、自社のメルマガを何曜日にメール配信するのが適切かを見定めることも大切です。
マッチした曜日があれば、その日に送ることで開封率を高められる可能性があります。
どの曜日に配信を行うと開封率が高くなるかについてはこちら
メルマガが届いて顧客が真っ先に見るのが、メールのタイトル(件名)です。
そのため、タイトルは印象に残るものや、メルマガの内容が要約されているものでないと、顧客はメルマガ自体に興味を示してくれません。
また、タイトルの長さも考慮する必要があります。
長すぎても読まれにくくなるし、短すぎると情報が薄くなってしまいます。
文字数の目安としては長くても30文字前後におさえ、冒頭の10文字〜15文字に重要な情報を記載しておくと良いでしょう。
開封率に大きく影響する部分のため、キャッチーなタイトルを付ける工夫が必要です。
読者が開封したくなるタイトルの作り方のコツや効果測定などについてはこちら
より開封率を高めるために、顧客をターゲティングしてその方たちにマッチする情報を届ける方法があります。
特定の属性によって絞り込んだ顧客に対してメール配信を行う方法で、これをセグメント配信といいます。
セグメント配信を有効に利用することで、より具体的でニッチな情報を届けることが可能となります。
その結果、顧客の関心を引く内容のメール配信につながり、開封率やクリック率を向上させることができます。
セグメント配信でメルマガ配信時間を最適化する
開封率について詳しく知りたい場合はこちら
これまでに紹介したように、メルマガの配信時間は、顧客それぞれの生活サイクルを知ることが求められます。
しかし、マーケティング担当やECサイト運営の方々は、メルマガ運営以外の業務を抱える場合が多いことと思います。
一人ひとりの顧客の情報を把握することは非常に困難ですし、把握できたとしても送り分けることは難しいでしょう。
このような方々におすすめしているのが、当社のメルマガ配信システム、コンビーズメールプラスに搭載されている配信時間最適化機能の活用です。
具体的には、次の2つの指標を基に配信時間の最適化を実現します。
配信時間の最適化に用いる指標
この2つの時間を常に収集しており、配信のたびにこれらの時間に最適化されるようになります。
つまり、顧客の生活パターンに沿うよう、1人ひとりの配信時間が最適化されるのです。
事例
ある1人の顧客が8時~9時までにメール配信を開封する傾向があるとします。
さらに同じ顧客が9時~10時までにメルマガ内のリンクをクリックする傾向がみられた場合、配信時刻最適化機能を活用すれば、9時のタイミングで自動的に配信されます。
このように、顧客一人ひとりの傾向を読み取り、顧客一人ひとりに最適なタイミングで配信することを実現します。
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