2023年03月03日
メールマーケティングには、さまざまな方法があります。
そのなかから今回は「リターゲティングメール」について解説します。
リターゲティングメールとは、顧客のアクション(メルマガの開封など)をきっかけに、事前に用意しておいたメールをタイミングよく届けるものです。
リターゲティングメールを使うことで、見込み客に対して適切な情報を送ることができるため、開封率やクリック率の増加、コンバージョン数アップにつながります。
今回は『リターゲティングメールとは?意味や効果について解説』と題し、リターゲティングのメリット、効果などについて紹介します。
目次
通常のメール配信でターゲットを絞り込もうと思うと、これまで住所、氏名、年齢、職業などの属性情報をもとに行い、その方たちにマッチした情報をメール配信していました。
ただ、これだけでは不十分な場合があり、ニーズがミスマッチを起こす可能性があります。
そこで、よりニーズが合うようにメール配信ができる方法としてあるのが、メールマーケティングの1つのやり方であるリターゲティングメールです。
リターゲティングメールとは、顧客の行動(アクション)をきっかけに、あらかじめ用意しておいたメールを自動で送る方法です。
主なアクションとしては、以下のとおりです。
リターゲティングメールのアクション
そのほかにもいろいろありますが、代表的なアクションとして紹介しました。
顧客がアクションを起こすということは、
「 少なくとも興味関心がある=見込み客 」
と捉えることができます。
このような見込み客に対し、さらに興味や関心が高まるメールを送ることで、開封率やクリック率、コンバージョン数(購入などの成果)がアップする可能性があります。
上記でも解説したとおり、リターゲティングメールは顧客のアクションをきっかけに、ニーズにマッチした情報を自動でメール配信します。
では、リターゲティングメールを使うことで得られるメリットは一体なにかと、デメリットについても解説します。
まずはリターゲティングメールを行うメリットについてです。
顧客がメールを開封したり、本文内にあるURLをクリックしている時点で、商品やサービスまたは企業に対し、興味関心があると考えられます。
興味関心が高いうちに、関連した情報を自動でメール配信するため、必然と開封率やクリック率が増加する可能性があります。
また、開封率やクリック率が高まるということは、平行してコンバージョン数アップも見込めます。
一斉配信のメルマガの場合、不特定多数の顧客が対象となります。
そのため、必ずしも全員が欲しいと思う情報ではない可能性があるため、顧客が
「 思った情報が手に入らない 」
となり、購読解除する場合もあります。
しかし、リターゲティングメールを導入すると、顧客のアクションにマッチした情報を発信できるため、
「 欲しい情報が手に入った 」
という満足感から、購読解除を防げる可能性が高まります。
大きなメリットがある一方で、少なからずデメリットもありますので紹介いたします。
リターゲティングメールは自動化されるため、人件費のランニングコストに優れた手法ですが、初期設定には時間を要します。
何をきっかけに配信することになるのかなど、細かな設定を行い問題なく稼働することを確認しなければなりません。
リターゲティングメールは、配信されたメールの開封や、本文中のリンクのクリックなど、メールに対する行動だけではありません。
Web上での行動も、リターゲティングメールを配信するきっかけとして利用されます。
リターゲティングメールの設定には、Web上のcookieなどを用いることが多いため、ある程度のWebに関する知識が求められます。
ここではリターゲティングメールを活用した場合、特定のアクションに対し、どんな提案ができるのかを、事例を交えながら解説します。
例えば、今売り出し中のA商品のメルマガを一斉配信したとします。
そのA商品のメルマガを開封した顧客にだけ後日、別途関連情報のメルマガを自動で送ることができます。
先述したとおり、メルマガを開封している時点で商品やサービスに対し興味関心があると考えられるため、「もう一押し」をする形で関連性の高いメルマガを送ることで、購入につながる可能性があります。
無料トライアルを申し込んできた顧客に後日、有料版への提案メールを自動で届けることができます。
例えば、無料トライアルの期間が30日間あるとします。
申し込みが完了した日を起点とし、その25日後くらいに有料版を提案するメールを送るように設定しておけば、無料トライアルだけで終わらずに、
そのまま有料版へ移行してくれる可能性が高まります。
例えば、メルマガの購読解除率が増加傾向にある場合や、メルマガ登録したのはいいけれど休眠状態の顧客などに対しても、リターゲティングメールを使うことでプラスに転じる可能性があります。
メルマガの解除を検討している顧客は、解除フォームのURLを押す可能性があります。
そのクリックを起点に、お得な情報(割引クーポンなど)を送れるようにしておくと、解除を一度とどまってくれる場合があり、購読解除率を低下させることができます。
メルマガ登録をした顧客で、Webサイトへのアクセス、商品やサービスの購入などが希薄で、休眠状態の方もたくさんいるはずです。
この場合、一定期間が過ぎるとお得な情報がメールで送られるように設定しておけば、Webサイトへの再訪問のきっかけを与えることができます。
リターゲティングメールの効果を高めるためにも、気を付けておきたいことはいくつかあります。
以下の施策を守って、うまくリターゲティングメールを活用しましょう。
リターゲティングメールも配信タイミングを見誤ると、逆効果となってしまいます。
例えば、商品に関するメールを送ったあと、数時間後に関係するメールをすぐに配信してしまうのは避けた方がよいでしょう。
あまりにタイミングが早いと、顧客は
「 自身の閲覧情報や行動をもとに、メールが届いている 」
ことを意識してしまう可能性があり、それが嫌悪感につながる場合があるためです。
しかし、配信タイミングの間を開けすぎてしまうと、顧客の購買意欲が少しずつ冷めていく可能性もあるため、適正な間合いを考える必要があります。
顧客は商品やサービス、企業の概要など、いくつも見比べるため、場合によっては何度も関連するメールがリターゲティングメールとして配信される可能性があります。
重複しないように設定する方法はありますが、場合によっては本当に配信したいものが、見送られるリスクも発生します。
重複する配信を避けるための設定については、慎重な設計が求められます。
当社が提供するメール配信システム・Combz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)でも、リターゲティングメールを行うことが可能です。
コンビーズメールプラスで、リターゲティングメールにあたるのは「ステップメール機能」です。
このステップメールでは、
などのアクションを起点に、そのアクションに合うメルマガを自動で送ることが可能です。
詳しい動作に関しては、下記リンクで紹介しています。
ステップメールとシナリオメールを上手く活用して効率的にメルマガを配信してみよう
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
リターゲティングメールはメールマーケティングの1つの方法です。
より、顧客が求める情報を適切に届けたい場合、リターゲティングメールは役に立ちます。
メルマガを開封したり、本文内にあるURLをクリックしている時点で、顧客は商品やサービスへの興味関心が高いと考えられます。
そうした顧客へ、適切に関連性の高い情報を届けることで、最終的な目標達成につながる可能性が高まります。
以上、『リターゲティングメールとは?意味や効果について解説』でした。
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