2023年01月17日
段階的にメルマガをメール配信する方法として、ステップメールとシナリオメールというものがあります。
この2つの方法は似ていますが、厳密に比較すると一部違う部分があります。それは起点とメール配信方法です。ステップメールもシナリオメールも、ある日時を起点(きっかけ)として、それぞれの方法で段階的にメルマガをメール配信します。
そこで今回は『ステップメールとシナリオメールの違いとは?使い方や作り方も解説』と題し、ステップメールとシナリオメールの違いや、使い方の簡単な解説をします。
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目次
段階的にメルマガをメール配信する方法として、ステップメールとシナリオメールというものがあります。
ステップメールとシナリオメールの違いについては、明確には区別されているというわけではありません。しかし、厳密に見ていくと、若干の違いがあります。ここでは、厳密に比較した場合の違いについて解説します。
ステップメールとシナリオメールは、段階的にメルマガをメール配信し顧客へ「知っておいてほしい情報」を提供し、最終的なコンバージョン数(購入などの成果)につなげます。この部分に関しては、ステップメールもシナリオメールも目的は同じです。また、あらかじめ用意しておいたメルマガを、段階的にメール配信するという点も共通しています。
しかし、ステップメールとシナリオメールを厳密に比較した場合、違う点としては何を起点にメルマガをメール配信しているかとメール配信方法です。
ここでは、ステップメールとシナリオメールのそれぞれの起点と、どんな流れでメルマガをメール配信するかを解説します。
ステップメールは、顧客が「メルマガ登録」や「資料請求」などを行った当日を起点に、あらかじめ設定しておいた日時にメルマガをメール配信するものです。
具体的な流れとしては、このように段階的にメルマガをメール配信します。
当日
メルマガ登録してくれたことに対しサンクスメールを送る
2日後
おすすめの商品などをメルマガとしてメール配信する
6日後
商品購入につなげるために送料無料のサービスを提案する
30日後
登録約1カ月を記念に割引券付きのメルマガを送る
ほかにも、誕生日やセミナー開催日を起点として、記念日クーポンを配信したり、リマインドメールを自動配信するという使い方もあります。
シナリオメールは、顧客が「メルマガを開封した」や「メルマガ内のURLをクリックした」などのアクション(行動)を起点に、その行動にそった形でメルマガをメール配信します。そのため、個々の顧客の状況に応じて、マッチした情報を送ります。
例としてシナリオメールで「おすすめ商品の情報」をメール配信したとします。
以下の流れが考えられます。
など、顧客の行動を起点に、それに見合ったメルマガをメール配信します。
上記のとおり、ステップメールとシナリオメールは厳密に比較すると、メルマガがメール配信される起点とメール配信方法が異なります。そのため、メール配信システムによっては、それぞれの機能を導入しなければいけない可能性があります。
しかし、当社が提供するメール配信システムであるCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)の機能「ステップメール」では、1機能でステップメールとシナリオメールの両方を使うことができます。
まずは、ステップメールとシナリオメールのメリット・デメリットについて解説します。
まずはステップメールのメリットとデメリットについて、解説します。
ステップメールを使うと、見込み客へ有益な情報を段階的にメルマガとして、メール配信が可能なため、メルマガを通じて顧客と運用側が何回も接触することができます。
顧客との距離感が縮まることで接点が増えるため、見込み客だった顧客が商品・サービスを買ったりして、優良顧客へとなる可能性が高まります。
段階的にメルマガをメール配信するようあらかじめ設定しているので、確実に情報発信ができます。自動的に営業してくれるツールといえます。
自動的に営業してくれるため、運用側の労力を減らすことができます。
メール配信したメルマガを開封してテキストを読み、貼り付けられているURLをクリックするということは、顧客はその内容(商品やサービスに関する情報など)に強い関心をもっていることがわかる行動といえます。
クリックされたURLに合わせて、メール配信するメルマガを変えることで、顧客にマッチした情報を届けることが可能になります。
顧客に適切なメルマガをメール配信することで、有益な情報を送ることができるだけでなく、企業イメージアップにつながる場合があります。
ステップメール、シナリオメールを活用するためには、作業がいくつか必要となります。例でいうと、メルマガをメール配信する顧客の選択、効果が見込める文章を作ったりと、いくつかの工数が発生します。設定する項目は目的などが細かいほど、工数は増えます。
ステップメール、シナリオメールを行う際も、配信回数、曜日、時間帯に対し、ある程度考慮しないといけません。
あまり、過度に多くのメルマガをメール配信したり、非常識な時間帯などに送ってしてしまうと、顧客が逆に迷惑と感じてしまう可能性があります。
コンビーズメールプラスの機能であるステップメールを「ステップメールとして活用」した場合、どのような方法が考えられるでしょうか。その一部を紹介します。
商品やサービスの購入、そのあとのフィードバックまでの流れから、どのような段階を踏めば満足度の向上につながるかを考えていきます。商品をお買い上げいただいた後、
翌日
商品やサービス購入に対するお礼、今後の流れを伝える
3日後
商品発送の案内や、サービスが使えることを伝える
7日後
商品やサービスに関する意見を聞き取るメールを送る
回答翌日
商品やサービスに関する意見の返答のお礼に割引券を発行
ホテルをネット予約し、チェックアウトするまでの流れを考えると、以下のとおりです。
予約翌日
予約のお礼メールを送る
数日後
本予約が完了したことやキャンセルについてのメールを送る
チェックイン
前日
前日の確認と注意事項などの再確認のメールを送る
チェックアウト3日後
ホテルの接客や清掃などについてのアンケートを送る
ステップメールは段階的にメール配信できるのが特徴のため、1つの講座を数回に分けてメール配信して、顧客を学習することができます。
当日
セミナー申し込みへのサンクスメールを送る
1回目
民間資格の基礎編をメール配信する
2回目(第1週)
民間資格の応用編をメール配信する
3回目(第2週)
過去のテスト問題を送り、自習を促す
4回目(第3週)
民間資格を取得するためのテストを送る
コンビーズメールプラスの機能であるステップメールを「シナリオメールとして活用」した場合、以下の方法が考えられます。一部紹介します。
顧客が特定の商品のURLをクリックした場合、その品物に興味を示している可能性があります。
特定の商品のURLをクリックしたのを起点に、特定の商品の詳細な情報や関連商品を案内するメルマガを、メール配信することができます。
先述した『シナリオメールとは?』でも解説したとおり、メルマガの開封、未開封を起点に、顧客が商品やサービスを購入したくなるような、メルマガをメール配信することができます。
今回の記事はいかがでしょうか?
ステップメールとシナリオメールを厳密に比較すると、一部違いがあることがわかります。メルマガを段階的にメール配信し、最終的なコンバージョンにつなげるのは同じですが、ステップメール、シナリオメールを発動させる起点とメール配信方法が違います。
ステップメールは、顧客がメルマガ登録や資料請求などを行った日などの「顧客の属性」としての日時を起点としています。一方でシナリオメールは、顧客がメルマガを未開封のままか開封済みかなどの状態や、特定のURLをクリックしたなどのアクションの日付を起点として、あらかじめ設定しておいたメルマガを段階的にメール配信します。
ステップメール、シナリオメールの仕様がわかれば使い分けができ、顧客が求める情報を的確にメール配信することができます。
当社が提供するメール配信システム・コンビーズメールプラスには、「ステップメール」という機能があります。この機能は、ステップメール、シナリオメール両方を使うことができるので、ぜひ、導入をおすすめします。
以上、『ステップメールとシナリオメールの違いとは?使い方や作り方も解説』でした。
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