2021年07月01日
今回は、メール配信の導入文で使える、和風月名の語源について紹介します。昔、学校の授業で習ったことがある名前や由来ですが、大人になると忘れていることもありますよね。改めて大人になってから知っておくと「なるほど、風流だな」と感じることもあります。
これをメール配信の導入文として使うことで、読者に雑学的な読み物として楽しんでもらいながら、最終的には、本文まで目を通してもらえることを目指します。
リッチテキストメールの操作方法についてはこちら
目次
そもそも和風月名とはなぜ生まれたのでしょうか。和風月名は、現在の1年を12か月に分けた、いわゆる「1月〜12月」という呼び方よりも以前に使われていました。
昔の人の感覚でできたものですので、今の月の呼び方とは少しズレが存在します。そのため、和風月名の呼び方と対応する、季節の特徴が噛み合っていないこともありますが、季節や行事を表した由来になっています。
では1月から順に紹介していきましょう。それぞれの由来には諸説あるため、あくまでもここで紹介しているのはメジャーなものです。
お正月には親戚が一同に集まって、新年のお祝いをします。その様子が親しくしている(睦び)ように見えるため、睦びの月→睦月となりました。
2月はまだまだ寒さが残っており、厚着をして過ごします。厚着、つまり衣を重ね着する、「衣更着(きさらぎ)」からきていると言われています。
春も近くなり、段々と草花が芽吹き出す季節ですよね。昔の言葉で草木が生い茂ることを「木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる)」と表現したそうです。そこから弥生と呼ばれています。
卯月はとてもシンプルで、卯の花が咲き始める月なのでそう呼ばれたそうです。
5月にある行事と言えば、苗を植えて作物を育てる準備をすることですよね。これは、もちろん古くから変わらない風習で、早苗(さなえ)を植える月、ということで早月→皐月と呼ばれています。
字面だけ見ると「水のない月」のように思いますが、無という字は「の」という意味で使われています。水の月、すなわち田んぼや畑に水を引くことや梅雨があることから、名付けられました。
文ということで「手紙」にちなんだものかと思いがちですが、稲の穂が実る月であるため、その呼び方が変化して「穂含月:ほふみづき」→文月と呼ばれています。
8月は、だんだんと木々の葉が落ちてくる季節です。そこから葉落ち月と呼ばれ、葉月になったそうです。
長月は何が長いのでしょうか。9月と言えば、だんだんと日が沈むのが早くなり、夜が長くなってきます。そのため、夜長月(よながづき)とも呼ばれており、ここから長月となりました。
水無月と同じく「無」は「の」という意味になるように思えますが、ここでは「神様がいない月」という意味です。10月には、全国の神様が出雲大社に集まるとされており、そのため各地の神様が留守になる「神無月」と言われています。
11月は、だんだん寒さが本格化してきて、霜が降りる日が増えてくることからこのように呼ばれています。
年末ということで師匠と呼ばれる人でも走り回るほど忙しいことから、師走と呼ばれるようになりました。
いかがでしたか?今回は、和風月名の由来についてまとめてみました。メール配信の文章が、最初からセールストークになってしまっていると、なかなか読んでもらうことができませんが、タイトルや導入文を工夫することで、興味を持ってもらいやすくなります。
そのためによく用いられるのが、今回紹介した雑学や小ネタ的な知識を紹介する導入文です。何が書いてあるのだろうと読み進めてもらうことで、読者が楽しみながら本題を読み進めることにつながります。冒頭で読者の興味をひいて、読んでもらいたい中身の読了率をアップさせましょう。
料金プランや運用のご相談まで、あなたの専属コンサルタントがサポートします
コンビーズのサービスをご紹介していただくと、あなたも紹介者さんもおトク
お客様が安心してご利用いただけるようセキュリティ対策もバッチリ。第三者認証であるISMS(ISO27001)を取得済み。