2024年04月04日
無効なメールアドレスにメール配信すると、バウンスメールが返ってきます。
バウンスメールとは、無効なメールアドレスにメール配信した際に「届かなかったことを通知する」メールのことです。
このバウンスメールが増加すると、さまざまなリスクが発生して最悪の場合、正当なメール配信であっても迷惑メールとして扱われる恐れがあります。
このようなリスクを回避するためにも、メールリスト内にある無効なメールアドレスを削除する、クリーニング作業を定期的に行うことをおすすめします。
そこで今回は『バウンスメールが増えるとリスクあり!メールリストは定期的にクリーニング』と題して、バウンスメールが増加することで発生するリスクや、メールリストのクリーニング方法などについて解説します。
目次
メールは郵便物が特定の住所に届くのと同様に、インターネット上の個人の住所(メールアドレス)へ届けられます。
郵便物に関しては、住所の一部を書き損じていても、何かの情報が正しければ、大抵の場合は届くことがあります。
しかし、メールの場合は、送りたい相手のメールアドレスが1文字でも間違っていると届くことはなく、バウンスメールが手元に返ってきます。
郵便にも相手先に届けられないときには、「宛所に尋ね当たりません」と返送されてくるのと同様に、メールにもそのような仕組みがあります。
無効なメールアドレスにメールを送ると、バウンスメールが送信者側に返されます。
このバウンスメールとは、届けることができなかったメールについての「通知メール」のようなもので、主に届けられなかったメールの日時、メールサーバ情報、エラーとなった理由が記載されて送られてきます。
バウンスメールには2種類あり、ソフトバウンスとハードバウンスが存在します。
無効なメールアドレスにメールを送ってバウンスメールが来た場合は、ハードバウンスに分類されます。
ハードバウンスとは、永久的にメールを送ることができない状態を意味します。
一方でソフトバウンスは、相手先のメールボックスの容量超過や、セキュリティ設定により一時的に届けられなかったことを意味します。
無効なメールアドレスにメールを送り続けると、さまざまなリスクが発生します。
ここでは、代表的なリスクについて解説します。
このようなリスクが発生する可能性がありますので、解説内容をしっかり把握しておきましょう。
無効なメールアドレスに送り続けると、IPレピュテーションが低下する可能性があります。
IPレピュテーションとは、配信元のIPアドレスをもとにして評価する仕組みで、迷惑メールかどうかの判定などに使われます。
評価が低い状態でメール配信を行い続けると、悪質な配信者であると誤解される可能性が高まり、最終的には迷惑メール扱いになる恐れがあります。
無効なメールアドレスに何度もメール配信していると、自社のIPアドレスやドメインがブラックリスト(インターネットサービスプロバイダ独自のリストやNPOが管理するもの)に登録される可能性が高まります。
ブラックリストに登録されてしまうと、メールの到達率が下がってしまいます。
メール配信システムを利用している場合、契約状況によってはメール配信した通数やアドレス数をもとに料金が発生することがほとんどです。
無効なメールアドレスに対するメール配信も、課金対象としてカウントされることが多いため、無駄なコストが増加する恐れがあります。
メールリスト内に無効なメールアドレスが増えると、正確な効果測定を行うことができません。
単純に、正しいメールアドレス100件にメールを送り、開封率が50%だと、50人は開封したことが分かります。
しかし、仮に無効なメールアドレスが10件含まれた状態で行うと、開封率50%でも50人が開封したとはいえません。
こうした状態で効果測定を実施しても、正しい数字のもとでのマーケティングが行えず、傾向と対策が立てにくくなります。
無効なメールアドレスに何度もメール配信すると『無効なメールアドレスに送ることのリスク』で解説したような、リスクが発生します。
無効なメールアドレスを減らす方法はいくつかあります。
無効なメールアドレスを増やさない工夫や、減らすための方法をいくつか紹介します。
メールリストは件数が増えれば増えるほど、いずれ無効なメールアドレスの削除に手がかかってしまいます。
そのため、できるだけメールリストをクリーニングする日を決め、無効なメールアドレスの有無を確認することをおすすめします。
初期段階から定期的に手作業でクリーニングを行っておけば、作業を簡単に済ませられます。
窓口用メールアドレスといわれる
などは基本的にメールリストから削除することをおすすめします。
現在でも担当者が変更されておらず、メールのやり取りをしているのであれば問題ありません。
ただ、不用意に窓口用メールアドレスにメール配信してしまうと、スパムトラップ(別名:ハニーポット)に遭遇する可能性が高まります。
スパムトラップとは、存在しないメールアドレスや現在使われていない既存のメールアドレスを使って、届いたメールの配信元を特定およびスパムメールかどうかを特定する仕組みです。
インターネットサービスプロバイダや専門機関が、メール配信規制を遵守しているかを調べるための仕組みであり、万が一スパムメールと判断された場合は、ブラックリストに登録される恐れがあります。
バウンスメールが定期的に発生した場合は、メールアドレスをチェックして存在しないものであれば削除して、少しでもリスクを軽減させることをおすすめします。
例えば、
「 3回以上バウンスメールとして戻ってくるメールアドレスがある 」
となったら、対象のメールアドレスを削除すると、メールリストをクリーニングできます。
メルマガに新規登録される方がメールアドレスの誤入力を起こしてしまうと、間違ったメールアドレスがリストに登録されてしまいます。
この誤入力を防ぐためには、ダブルオプトインを採用すると効果的です。
一段階目は仮登録で、メールアドレスやそのほかの個人情報を、入力フォームに記載してもらい、二段階目の本登録では、記入されたメールアドレスに対して認証用のURLを送り、そのリンクを新規登録者がクリックすると登録完了となります。
メールアドレスが間違っていなければ、認証用のURLは新規登録者の手元に届くため、誤入力などを防ぐことができます。
ダブルオプトインの機能についてとメリット・デメリットについてはこちら
当社が提供するメール配信システムのCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)では、あらゆる方法でメールリスト(※)のクリーニングをお手伝いしているので、届かない原因を軽減させることができます。
ここからは、コンビーズメールプラスで可能なメールリストのクリーニング方法です。
※コンビーズメールプラスではメールリストを「読者リスト」と呼称しています。
メールアドレスをユーザーに登録してもらったときに、打ち間違いで無効なメールアドレスが入力されてしまうことがあります。
具体的には、メールアドレスには不正な書式である、
などを使っている場合や、存在しないメールアドレスなどです。
コンビーズメールプラスでは、フォーム自体が不正なメールアドレスの登録を拒否します。
これにより、不要なメールアドレスが登録される可能性を軽減して読者リストをクリーンな状態に保つことができるため、無駄なメール配信を減らすことができるほか、到達率を向上させられます。
各社が提供するメール配信システムでは、クリーニング作業が行われるメール配信分は、通常のメール配信速度よりもゆっくりと実施されます。
当社が提供するメール配信システム・コンビーズメールプラスの場合、1時間100万通のメール配信をします。
新しいメールアドレスをCSVファイルなどで大量に追加した後に、メール配信するとクリーニング作業が実施され、その際は1時間9万通のメール配信速度となります。
追加されたメールアドレスをていねいに検証し、メール配信を確実に行うようにしているため、メール配信速度は低速になります。
ただ、使用するうえでは不便さを感じる可能性は低く、安心して利用ができます。
手作業での読者リストの整理は手間もかかるうえ、登録されているメールアドレスの件数によっては限界があります。
そこでおすすめしたいのが、読者リストの自動クリーニングです。
メール配信システムに搭載されているもので、メール配信したものの宛先が不明で届かなかったバウンスメール、配信停止依頼がきたメールアドレス、迷惑メール報告などを読者リストから自動で削除してくれます。
コンビーズメールプラスに関しては
などの機能が備わっています。
自動クリーニングを活用することで、無駄なメール配信を少なくすることができます。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
メールリストのクリーニング作業は手間がかかりますが、管理を怠ってしまうと正当なメール配信であっても、迷惑メールとして認識されてしまう可能性が高まります。
また、無効なメールアドレスにメール配信してしまい、無駄な配信数を消費したり、IPレピュテーションを下げてしまわないよう、定期的にメールリストのクリーニング作業を行いましょう。
コンビーズメールプラスでは、クリーニング作業を自動で行う機能が搭載されているので、安心して使用することができます。
「今まで届いていたメールが届かない」
とならないためにも、定期的にメールリストのクリーニング作業は行いましょう。
以上、『バウンスメールが増えるとリスクあり!メールリストは定期的にクリーニング』でした。
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コンビーズのサービスをご紹介していただくと、あなたも紹介者さんもおトク
お客様が安心してご利用いただけるようセキュリティ対策もバッチリ。第三者認証であるISMS(ISO27001)を取得済み。