2022年12月23日
「メルマガを始めるには…?」と悩んだことはありませんか?
いきなりメール配信システムを導入しても、初手のメルマガの作成方法や、メルマガ登録者を増やす方法などが分からないと、うまく運用できないし、不安しかありません。
そこで今回は、『メルマガの始め方が分からない!初心者でもすぐにできる事前準備とは』と題して、メルマガを始める前に準備しておいた方がいい施策などについて紹介します。
主に「メルマガの読者像を想定する」「メルマガ登録者を増やすための集客方法」「メルマガを運用するにあたっての目標設定」などについて解説します。
目次
「メルマガ配信をやってみよう」ということが漠然と決まってしまって、どうすればいいか分からない時や、「メルマガ配信の効果が薄れてきている気がする」と悩んでいるときには、メルマガ配信の「そもそもの目的」に立ち返ってみましょう。
これからメルマガ配信を行う人にとっては、メルマガ配信の事前準備のうち最も大切な部分であり、すでにメルマガ配信を行う人にとっては、迷った時に振り返りたい根っこの部分となります。
そもそも事業や施策には、なぜ目的が必要なのでしょうか。目的が設定されていない状態で事業や施策を進めても、最初のうちは問題なくすすめることができると思います。しかしながら、事業を進めるにつれて、または新しい施策を考えていくにつれて、なぜその事業や施策をやっているのかが分からなくなる時がやってきます。具体的には「何をやってもうまくいかないなぁ」「なかなか効果が現れないなぁ」というような、漠然とした感情ばかりが巡るようになります。
一方で、事業や施策に目的を設定していると、何故その事業や施策をやっているのかが分からなくなる前に、「あらためて目的を確認してみよう」「いちど初心に戻ってみよう」と思えてきます。ここに立ち返ることができれば、解決策を見出す時に役立つので、次の一歩につながります。
では、もう一歩踏み込んで、何故メルマガ配信を行うのかを考えてみましょう。何の事業でメルマガ配信を行うかにもよりますが、下記のようなものが代表的です。
ここではキーワードで例を挙げましたが、実際には自分たちの想いも織り交ぜながら、文章で書いておくと良いでしょう。立ち返ってきたときに、当時の想いや経緯を思い出しやすくなるためです。
メルマガ配信の目的が、会社や事業のKPI(Key Performance Indicator)の達成に対して貢献するものになっているかが重要です。
例えば、会社や事業のKPIが、「オンラインショップの売り上げを15%増」だったとします。メルマガ配信の目的も、このKPIの達成に貢献する目的として設定したいところです。
メルマガ配信の目的が決まったら、次はメルマガの読み手がどんな人物かを想定してみましょう。
読み手を詳細に想定することで、誰に対してどんな内容を書くべきかがおのずと見えてきます。このように、想定される読み手を詳細に練り上げていき、最終的に見えてきたひとりの人物像をペルソナと言います。
ペルソナを明確にするためには、住所、氏名、年齢、性別、趣味嗜好などをもとに、1人の想像上の人物を作り上げます。そうすると、その想像の人物に対して、どんなメルマガ配信を行っていくかが自然と見えてきます。
ペルソナを設定することで、将来的に読んでくれる可能性のあるユーザーに対して、より的確なメルマガを作成し届けることができます。ここでは、BtoBのメルマガ配信する場合と、BtoCのメルマガ配信する場合の2通りで考えてみることにします。
BtoBの場合は、社内での立ち位置や上司部下との人間関係にまで踏み込んで、ペルソナを設定してみると良いでしょう。その人物が明確に想定されるところまで設定します。まずは「こういう人、うちの会社にもいるね」と具体的に思い浮かんでくることを目指してみましょう。
BtoCでは、家族構成や趣味にまで踏み込んで、ペルソナを設定してみましょう。BtoBと同じく、その人物がはっきりと頭の中に描いてくるところまで設定します。
BtoCでも「こういう人、友達にいるね」と具体的に思い浮かんでくることを、ひとつのラインとしてみましょう。
メルマガ配信の目的、ペルソナの設定ができたら、次にメルマガ登録の集客を行います。 以下では、リアル面とWebを介しての集客方法を紹介します。
また、BtoB向け、BtoC向けどちらにおすすめなのかを、BtoBは「」、BtoCは「」の印として表しています。
Webを介しての集客方法については、以下のとおりです。
おすすめ・・・「」「」
メルマガ登録フォームを作成し自社のホームページに設置すると、スムーズにメルマガ登録を行うことができます。
メルマガ登録フォームを作る際には、登録を行うことでユーザー側が得られる情報、配信頻度などを掲載しておくと良いです。登録するメリットを感じた場合、ユーザーは購読者になってくれる可能性が高まります。
おすすめ・・・「」「」
ブログは、業界や業種を問わず運用ができるツールです。
まずは、ブログ記事にSEO対策を施して、検索エンジンに出てきやすくします。そこに連動する形で、メルマガ登録フォームにアクセスできるようにしておけば、行き着いたユーザーが登録してくれる可能性があります。
SNSで情報を拡散するのも有効です。
おすすめ・・・「」
Twitterはフォロワーが増加すると、その分、宣伝効果が高まります。
例として「フォロワー10,000人保有していると、1度のツイートで平均100人前後が反応する」といわれています。
また、Twitterを使う人は特定の趣味や共通点に、フォローしあっている傾向があります。そのため、ターゲットとするユーザーをフォローし、ニーズに合った情報を発信することができます。
おすすめ・・・「」「」
Facebookを利用している人は、基本的に実名、出身地、学歴、職業などを記載していることがあります。
細かな情報が多いため、ターゲットを絞り込んでの情報発信が可能です。そのため、ニーズに合ったユーザーに情報を届けることができます。また、日々、記事を更新することも宣伝になります。
Facebookを利用している人の目にとどまりやすくするために記事を作成したり、検索に上がりやすくするなどの、工夫をすることでメルマガ登録につなげられます。
リアル面での集客方法については、以下のとおりです。
おすすめ・・・「」
ビジネスにおいて、営業で訪問(または来訪があった場合)した場合、担当者と名刺交換を行うかと思います。
今では、名刺にメールアドレスが記載されているのは当たり前となっています。担当者にその場で、メルマガをメール配信する許可を得ておけば、スムーズに登録者を増やすことができます。
名刺をデータ化する方法とデータ化した名刺を有効活用する方法についてはこちら
おすすめ・・・「」「」
BtoB、BtoC問わず、商品やサービスの魅力を伝えるためのセミナーの実施、展示会などへの出展を行っているかと思います。
そうした公の場に集まった方々に対し、事前にメルマガのメール配信の許可をもらうことも、集客の一つとして有効に働きます。
おすすめ・・・「」
レジで接客している最中に、メルマガ登録を促すのも有効です。
机にQRコードを貼っておいたり、フライヤーを作ってレジ袋に入れるなど、直に伝えることで、メルマガを行っていることを認知してくれる可能性が高まります。
おすすめ・・・「」「」
紙媒体などにQRコードを印字して配布するのも、知ってもらえるきっかけとなります。
BtoBの場合は、名刺や商品・サービスに関するチラシ、パンフレットに印字して、配布すると周知してもらえます。BtoCの場合は、チラシやフリーペーパー、レジ袋や紙袋に印字して配ると、効果的です。
QRコードであれば、スマートフォンで撮影するだけでメルマガ登録フォームに移動することができるので、登録する側の負担が軽減されます。
メルマガの登録者数が増えない理由と解決策はこちら
メルマガをメール配信するときは、目標を設定して運用しないと、効果が薄れる可能性があります。
メルマガを介して、売上アップにつなげたいのか、ひとまず自社の存在を周知したいのかなど、さまざまな目的があるかと思います。目的については最初の方に記載していますので、再確認したい場合は戻ってみてください。
その目的を達成するために、計測可能な目標を設定することで、次に向けた改善策を織り込んだ計画を立てることができます。
ただ、漠然と目標を設定し、メルマガをメール配信したとしても、正確なメルマガの効果や成果は得られにくい可能性があります。
目標を設定する際に「SMART」というフレームワークを使うと、内容が明確になります。
SMARTとは、誰が見ても分かる目標を設定するときに用いるものです。明確に設定することで、運用側のモチベーションを保つことができ、目標達成へ突き進むことができます。
目標の内容が漠然としていると、みんなが理解できません。誰が見てもすぐに分かる具体的な内容にすることで共通認識が生まれ、目標達成に向けて行動が起こしやすくなります。
設定した目標の計測も明確にする必要があります。
抽象的な表現での報告では、達成率や未達成率がちゃんと把握できなかったり、改善点の修正ができなかったりします。また、作業をする方の人事評価もまともに行うことができません。
具体的な数字、説明を用いて、定量化できるようにしましょう。そうすることで、目標達成するために必要な計画や、人事評価などがやりやすくなります。
達成が見込める目標かどうかでないといけません。達成が難しい目標にも関わらず、無理に遂行してしまうと運用する側のモチベーションを下げる可能性があります。
また、ハードルを下げてしまうと、人材が育たない恐れもあります。そのため、ある程度高めの目標設定と、創意工夫で達成可能な内容を作成し、モチベーションを保てるようにしましょう。
掲げた目標が、組織の利益だけでなく、部署、個人への利益にも関連しているかの確認はする必要があります。目標と利益の関連性があると、働く側のモチベーションを保つことができ、目標達成にまい進する可能性が高まります。
また、目標達成に向かって行動を起こすので、個々人のスキルアップにつながります。こうした個人のスキルアップも、利益の1つとして考えることができます。
期限を定めないといけません。
期限を制限しないと、延ばしのばしになりいつまでも目標達成できません。掲げた目標の内容に合わせて、短期間、長期間の期限を設けましょう。
また、作業量にマッチした期限を設けることも大切です。無理な期日を設定してしまうと、モチベーションが低下する恐れがあります。
SMARTを活用することで、掲げている目標の明確化、メルマガを運用する必要性を見出すことができます。
メルマガをメール配信した後は、実際にそのメルマガが効果的だったかを測定する必要があります。
メルマガの効果が高い場合は、内容が良かったことがわかります。逆に効果が薄いと、内容が魅力的ではなかったことが分かり、ブラッシュアップにつながります。
さまざまな効果測定がありますが、ここでは簡単に効果が確認できる「開封率」と「クリック率」について解説します。
開封率とは、メール配信したメルマガがどのくらい開けられたかを計るものです。
計算方法は「メール開封数÷有効配信数(不配を除いた実配信数)×100=開封率(%)」です。
開封率を計ると、メルマガのターゲットが適切だったか、内容が魅力的だったか、メール配信した日時が適切だったかの確認ができます。
メルマガ開封率についてや開封率を上げる方法のほか、効果測定についてはこちら
クリック率とは、有効配信となったメルマガのうち、テキスト内になるリンクが何回押されたかを計るものです。
計算方法は「クリック数÷有効配信数×100=クリック率(%)」です。クリック率を計ると、メール配信そのものが効果的だったかがわかります。
クリック率を上げる方法についてはこちら
ク上記では必要最低限、メルマガをメール配信する際に活用できるものを紹介しました。この段落では、メルマガで役立つ豆知識をまとめて解説します。
ここでは、本文と件名を書く際に意識しておくと良いことを紹介します。
本文を書く際は、できるだけ読みやすい文体にするのをおすすめします。漢字への知識は人それぞれなので、可能な限り難しい漢字は使わない方が、スムーズに読みやすくなります。一番分かりやすい判断基準としては、「常用外漢字」を使わないことです。
調べる方法としておすすめなのが「goo辞書」です。単語に▽、▼、×などの印が付いている場合は、平仮名か、「()まる括弧」にルビを入れて読めるようにすると親切です。
読みやすい文章を作成すると、内容の良さから最終的に誘導したいURLをクリックしてくれる可能性が高まります。
Webライティングのより伝えやすい方法についてはこちら
開封率を上げたい場合は、魅力ある件名を作成すると良いです。
理由としては、受信側は数多くのメールが届くため、素早くチェックして必要最低限のものだけを見る可能性があるため、思わず開きたくなるような件名を作る必要があります。
文字数は30文字前後にして、冒頭部分の10文字~15文字に知っておいてほしい情報を記入すると、魅力ある件名ができる可能性があります。
理由としては、人が瞬時に認識可能な文字数が13文字~15文字くらいといわれているためです。
読者が開封したくなるタイトルの作り方のコツや効果測定についてはこちら
メルマガをこれから作成し続けると、いつかネタに困るときがあります。ここでは、メルマガのネタをまとめた記事、メルマガに役立つ挨拶文などについて解説します。
ビジネス面では、挨拶文を送ることが多いかと思います。ただ、単調な挨拶の文章ではなく、季節を感じさせるものを添えると、一風変わったものを作ることができます。
1月、2月、3月、4月、5月、6月の時候の挨拶についてはこちら
7月、8月、9月、10月、11月、12月分の時候の挨拶についてはこちら
また、改まった文章を作成し送る場面もあるはずです。日常的な挨拶はもちろん、異動が決まったときの挨拶など、必要最低限の挨拶の仕方を再認識し、活用するのもビジネスマナーとして大切です。
距離感を重視した、挨拶文の書き出し方と各文章の意味などについてはこちら
異動に関するあいさつメールを、メール配信システムを使って一斉配信する方法についてはこちら
業務的に商品やサービスの情報を書くだけでなく、雑学的な内容も添えると、面白さを感じて今後も読んでくれる可能性があります。
雑学をそのまま紹介するのも面白いですが、クイズ形式で紹介するのもひとつの方法です。競合他社とは違った魅力あるメルマガを作るのも、戦略になるのではないでしょうか?
ブックマークする価値あり!今すぐ使えるメルマガのネタやネタ探しのヒントについてはこちら
メルマガネタの一つとして使えるように、誕生石を一覧についてはこちら
メルマガネタの一つとして使えるように、誕生石を一覧についてはこちら
BtoB、BtoC問わず、改まった文章を作成する必要がある場合があります。長期休暇に入るとBtoB、BtoC関係なく営業を休まなくてはいけません。休暇中にユーザーから問い合わせなどがあった場合、対応はできないことを知らせるためにも、長期休暇の挨拶メールは事前に送りましょう。
挨拶文の例文についてはこちら
万が一、業務で失態を犯しユーザーを怒らせた場合、ていねいに謝罪しないといけません。どのように謝罪文を作成すればよいかについて、解説しています。
謝罪メールの文章の書き方などについての解説や、例文の紹介についてはこちら
BtoB、BtoC問わず、商品やサービスの宣伝を行う場合、これは特定電子メールとなります。
特定電子メール法とは、迷惑メールなどを防ぐのを目的に定められた法律です。法律違反すると、懲役か罰金が科せられます。
メルマガをメール配信する場合は、自身のメルマガが特定電子メールにあたるかどうかを、しっかり確認することをおすすめします。
特定電子メールの定義や特定電子メール法の内容についてはこちら
メルマガのメール配信を始めたいと考えている方は、当社が提供するCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)の導入をおすすめします。
コンビーズメールプラスは、経路探索型アルゴリズムという独自の配信システムを採用しています。このシステムにより、多量のメルマガを高速かつ安心安全にメール配信することができます。
経路探索型アルゴリズムのシステムにより、どれだけメール配信の速度や到達率が向上するかについてはこちら
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今回の記事はいかがでしたでしょうか?
メルマガのメール配信を初めて実施する方にとっては、何から手を付けたらよいか分からないものです。
メルマガの始め方としては、「メルマガの読者像を想定する」「メルマガ登録者を増やすための集客方法」「メルマガを運用するにあたっての目標設定」といったことを意識すると、スムーズに運用できる可能性が高まります。
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以上『メルマガの始め方が分からない!初心者でもすぐにできる事前準備とは』でした。
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