この記事では、メルマガ配信の効果が薄れる理由や、それに対する有効な対策や考え方などをご紹介していきます。
メルマガの配信効果は、ユーザーの開封率やクリック率、さらにはメルマガの解除率で計測します。
開封率やクリック率が下がり、配信停止を行うユーザーが増加してきた場合、そのメルマガの効果は薄くなっていると考えるべきでしょう。
まずは、メルマガ効果が薄れる原因を探っていきましょう。
メルマガ担当者の多くが抱える一番の悩みは、配信する内容がマンネリ化することです。
目新しい情報は特にないのに、定期的にメルマガ配信を行わなければならないという思いから、内容の似通ったメルマガを送っていませんか?
メルマガユーザーにとってみれば、せっかく目を通したメルマガの内容が薄ければ、次からは開封しなくなるかもしれません。
メルマガの内容の信頼性が低かったり、配信先が求めている情報が少なかったりすると、メルマガユーザーは不信感を抱くようになります。
インパクトを狙ってセンセーショナルなタイトル(見出し)を書き、開封率を上げようとする人もいますが、多くの場合、ユーザーの不信感・不安感をあおる結果となるだけです。
長くメルマガを読んでもらうためには、インパクトはなくても内容のしっかりした安心して読める記事を意識して書くようにしましょう。
ユーザーが不満を訴える「問合せ窓口」がない、またはわかりにくい場合、次にメルマガを配信した際、開封率が一気に下がる恐れがあります。
これは先ほどの、信用度や安心感につながることでもあります。
苦情を恐れて問合せの窓口を案内しないのは、改善するチャンスをみすみす見逃すことになります。
苦情に対する窓口の見直しは速やかに行いましょう。
定期配信することが前提のメルマガでは、「こういう内容を伝えていこう」という配信者の意識があります。
そして配信先には、「このメルマガを読み続けることで、こういうメリットを得られる」という期待感があります。
配信者の意識と期待感にズレが生じないよう、まず明確なマインドセット(考え方の枠組み)を行いましょう。
配信者が一生懸命になるあまり、メルマガ内の情報が多岐にわたり、全体のボリュームが増大してしまうケースがあります。
そういったメルマガは情報が散漫になってしまう傾向にあります。
例え自分にとってメリットのある情報が載っているとしても、大量の情報のなかからそれらを探すというのはユーザーにとって面倒なことです。
ユーザーのニーズを的確にとらえ、ピンポイントで「刺さる」情報を常に意識する必要があります。
ユーザーに伝えるべきことはなにかを考えて、情報は「狭く深く」を基準にメルマガ作成を行いましょう。
メルマガでは、情報発信する側の配信者とその受取り手である配信先がいて、双方のニーズが一致することで成立しています。
例えば、新商品のお知らせも、バーゲンの告知も、配信者から一方的に通知される情報のようにみえますが、実際には配信先のユーザーが「開封し、文章を読んで、リンクをクリックする」というアクションがあって初めて価値のあるものになります。
メルマガを送ることがゴールにならないよう、メルマガを読んだ人がどういった行動を起こせばゴールにいたるのか、そのためにはどうすればいいのか。
メルマガが単なる情報発信になってしまわないよう、配信先ユーザー側の視点を常に意識して配信するよう注意しましょう。
ユーザーがメルマガの配信者に求めるものの中に、情報開示(透明性)とプライバシーポリシー(安心感)があります。
多くのユーザーは、メルマガを開封することで配信者に通知がいくことや、自分のメールアドレスが配信者に取得されていることを知っています。
そのうえで、メールアドレスをはじめとする自分の個人情報が「適切に扱われる」と信じてメルマガを読んでいるのです。
このことを常に意識し、配信者は自らの情報開示は積極的に行うとともに、プライバシーポリシーを遵守しましょう。
特にユーザーや配信先の個人情報の取り扱いに関しては厳重に管理するとともに、そのことを配信先に開示することで、安心感をもってもらうことが重要です。
メルマガ配信効果が薄れてきたと感じたら、一刻も早く改善をはかる必要があります。
多くのメルマガユーザーは「せっかちで飽きっぽくワガママ」ですから、対応が遅れるとすぐに離れていってしまうのです。
では、具体的なメルマガ配信のマンネリ解消ポイントをみていきましょう。
メルマガユーザーがそのメルマガに何を求めているかを知ることは、メルマガを配信するにあたって基本的なことです。
配信者の多くは、苦労してメルマガを書き続けていますが、フィードバックが無い状態で書き続けると、独りよがりの情報発信になりがちです。
初心にかえり、今一度自分のメルマガ情報を見直してみることは、配信状況にかかわらず常に行っていくべきことでしょう。
メルマガはその内容が最も重要なポイントですが、それだけが全てではありません。
料理も「味が大切」なのと同時に「見た目も大切」という事は知られています。
普段シンプルなテキストだけでメルマガを送っている方は、見出しやボタンだけでも見栄えを整えてみてはいかがでしょう。
また、メルマガを読むデバイスは、年々スマホの割合が大きくなっています。
サイトだけでなくメルマガもモバイルファーストを意識して、文字の大きさやレイアウトを考えてみてください。
スマホ向けのメルマガ作成について、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【スマホユーザー向け】メルマガ作成のポイント
メルマガ配信者のモチベーションが低下すると、メルマガの質そのものが低下していくことに繋がります。
メルマガをスタートさせた目的がなにか
どんな記事を配信した時に配信先からの反応が良かったか
コメントをもらったとき、どんな気持ちになったか……
人は、楽しそうにしている人に自然と興味を持つものです。
モチベーションをあげていくことは意外と重要なポイントです。
このことを常に意識し、配信者は自らの情報開示は積極的に行うとともに、プライバシーポリシーを遵守しましょう。
また、ついつい見落としてしまう情報の信頼性やモラルといった部分にも、注意を怠らないようにしましょう。
メルマガを一種のメディアと捉えれば、自ずとその信ぴょう性が重要視されることは容易に理解できるはずです。
メルマガを定期的に配信することは、本当に大変な作業です。
しかし手間暇をかけた分、得られる効果も大きいというのがメルマガの魅力といえるでしょう。
せっかく苦労してメルマガ配信を続けるのであれば、配信先ユーザーによろこんでもらえる内容のものを配信し、配信者自身も効果を実感できるように工夫をしてみましょう。
コンビーズメールプラスでは、メール配信に関するノウハウを持った専属の担当者が、導入から運用までしっかりサポートします。
効果測定や、測定結果の活用に関するご相談等がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
最長 30 日間たっぷり使える、デモアカウントをご用意しております。
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※登録アドレス数 100 件、配信数 100 通まで