2020年11月10日
当たり前のようにどの企業や業態でもマーケティングを行っていますが、実際にマーケティングにはどのような種類や特性があるかをしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか?
宣伝もマーケティングの種類の一つになりますが、マーケティングにもたくさんの種類があり、特性も異なります。
最近は減少傾向にありますが、ひと昔前までは紙媒体での宣伝広告の方が馴染みのある人が多かったことでしょう。
今回はマーケティングの歴史に軽く触れながら、種類や特性も紹介していきます。
目次
マーケティングと聞いて、連想するのは宣伝広告やWebマーケティングと言った、デジタルな広告媒体を思い浮かべるのではないでしょうか?
現代では、SNSの普及によりコミュニティ内での宣伝も可能となり、宣伝を出す側も効率よく情報を届けたい相手にだけ届けれるようになりました。
そもそもマーケティングは1900年初頭のアメリカで始まりました。
当初の目的は農業生産社会の確立との加工製造業の生産、加工した商品を搬送する搬送業などのサイクルから生まれ、そこが起源となっています。
要するに、各産業の販売体系を確立する目的です。
現代のマーケティングに近いところもありますが、どちらかというと、昔のアメリカで行わてきたマーケティングとは少し意味が異なります。
1800年から1900年代、イギリスでは産業革命が起こり、オートメーション化が加速していきます。
自動化になることで、大量生産が可能となります。
更にイギリスは各国に植民地を保有していたことから、イギリス国内だけではなく、各国で自国の商品を販売することが可能です。
一方で、植民地を持たないアメリカは大量に在庫を抱えないようにと対策を練る必要がありました。
そこで、効率的な販売方法を生み出す必要があったのです。
在庫を抱えずに販売することが可能となれば、経営を圧迫する心配もなく、国内生産も上がり、国が豊かになります。
イギリスのように植民地を持っていなかったアメリカだからこそ、マーケティングと言った手法を得られたのかもしれません。
通信網と言うとインターネットを想像するかもしれませんが、昔は電話通信網が一般的でした。
電話の通信網の普及もアメリカは早く、アメリカ全土に電話網だけではなく、鉄道も整備されていきます。
また、販路拡大も可能となり、遠方に住んでいる人にでも商品を届けられるようになり、更には、電話での商品販売も可能となります。
このような背景から、アメリカではマーケティングと言う手法が定着していくようになります。
さて、目線を変えて、日本でのマーケティングですが、日本も第二次世界大戦後は高度成長期に突入していきます。
戦前はラジオくらいでしか、情報を得られなかった国民が企業の大量生産により、各家庭の暮らしが豊かになっていきます。
物がない時代から、物が手に入る時代に移り変わっていく訳ですから、大量生産しても自然と物が売れていきます。
その後、テレビによる広告で商品が売れるようになります。
これが、マス・マーケティングと呼ぼれる、マスメディアによるマーケティングです。
そもそもマーケティングとは、消費者に商品やサービスを購入してもらう、施策のことを指します。
最近では、デジタル化が進みデジタルによる広告が多くなりましたが、種類はたくさんあります。
マーケティングの歴史と背景を紹介したところで、次はマーケティングにはどのような種類があるのかを紹介していきましょう。
リアルマーケティングはその名の通り、リアルにマーティングを行う方法です。
例えば、下記のような手法がリアルマーケティングに当てはまります。
最近では、街でのティッシュ配布やサンプル配布がめっきり減ってしまいましたが、このような広告配布もリアルマーケティングの一つです。
街でリアルマーケティングを行う際のメリットは、予めターゲットを決めることができるため、サンプル商品の配布を無駄なく行うことができます。
また、実際に対面することで、どのような商品が好まれるのかなどの情報を収集も行うことが可能です。
商品のモニターになってもらった人に謝礼を払うと言った、マーケティング方法です。
販売促進が効率よく行えることと、謝礼が発生する分、細かくアンケートにも答えてもらえるといった点がメリットでしょう。
事前にモニターの時間を確保しているため、より、現実に近い意見が聞けるのは企業にとっては魅力的です。
昔からあるマーケッティングの方法です。
よくある手法としては、新聞の折り込みにチラシを入れて集客を狙います。
最近では、個人店の場合、店先にフライヤーと呼ばれるチラシを用意している場合もあります。
折り込み広告にしてもフライヤーにしても、割引クーポンも付けることができるので、一時的に集客したい場合は効果的とも言えます。
インターネットマーケティングとは、インターネットを通じサイトや検索エンジンといったデジタルチャンネルを利用し広告を行うようなこと全般を指します。
インターネットにおけるマーケティングにも下記のように細かい種類に分かれます。
WEBマーケティングはサイトを使ったサイトを通して、マーケティングを行う方法です。
例えば、Google広告もそれにあたります。
また、自社サイトに解析ツールを導入し、ユーザーの閲覧履歴やページ離脱率といった行動パターンを把握することで、次につながる戦略などを行います。
SNSマーケティングとは、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSを利用したマーケティング方法です。
SNSマーケティングは、事前にSNSをチェックしてくれている人を対象とすることが出来るので、狙ったターゲットにマーケティングを行いやすくなります。
各SNSで提供しているプラットフォームを選ぶことができます。
コンテンツマーケティングとは、自社のサイトやコンテンツを通じファンとして、ある一定の定着客を狙うためのマーケティング方法です。
コンテンツを通じて、シナリオ通りに購入してもらうこと目的とします。
そのため、商品やサービスがまだ認知されていない場合でも潜在顧客となりうるユーザーに対しアプローチをかけていきます。
デジタルマーケティングとは、スマホやパソコンなどの電子機器を利用したマーケティング方法です。
他のマーケティング方法とも重複する部分もありますが、メールマガジンもデジタルマーケティングになります。
また、スマホアプリを通じて、アプリ上に広告出すようなDSP広告もこの方法の一つです。
近年、広告の方法も変化してきています。
今でも電光掲示板に広告を出しているところを見かけますが、今では、スマホやPCを通じた広告が主流と言えます。
また、紙媒体での広告も昔に比べ減ってきているのは一目瞭然でしょう。
基本、広告は意識していないようなところでも常に見かけます。
例えば下記のような広告もその一つです。
階段広告はその名の通り、階段に広告を掲載します。
階段を上っている時にしか見られないのが特徴的ですが、階段を上っている時にも知らず知らずのうちに広告が無意識レベルで刷り込まれています。
このように広告は人間が意識していない状況の中でも商品を訴求してきます。
よって、知らない無意識のうちに広告による影響を受けています。
これは、ザイオンス効果と呼ばれる効果で心理学でもよく知られている手法です。
ザイオンス効果については、「教育現場でも注目されているメール配信システム」の記事で紹介していますので、そちらの記事を参照ください。
電車に乗り、つり革を掴んだ時に目にするつり革広告ですが、この広告もふと目に入ることが多々あるのではないでしょうか?
今まで知らなかったような商品やサービスでもつり革広告により、認知されている商品やサービスも思いの外、多くあるものです。
電車の移動時間を狙った、隙間時間広告ともいうべきでしょう。
人間の行動、心理を使った広告と言えます。
マーケティングと言っても多くの種類があることがお分かり頂けたのではないでしょうか?
マーケティングを行う上で共通して言えることは、人の行動や心理を読み解くことが出来るかどうかでしょう。
時代とともに大きく変わる宣伝広告ですが、どのようなマーケティングが合っているのかは扱う商材やサービスによっても異なるため、広告の種類を見極める目も必要と言えます。
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