2022年08月24日
メルマガを配信した後の、コンバージョン率(CVR)の計算はとても大切です。
コンバージョン率とは、「目的とする行動を果たしたユーザーの割合」を意味します。
もう少し平たくいうと、「特定の目的をどれだけ達成できたかを数字」にしたものです。
例としてよくあるのが、
などで、さまざまな目的が設定されます。
業界、業種によって設定される目的は異なりますが、メルマガのコンバージョン率の増減は、最終的な目標値(ECサイトなら売上など、KGIと言われることが多い)に影響を与える、一つの指標(KGIを達成するための小さな目標=KPI)と言えます。
そのためにも、メルマガのコンバージョン率の向上は必須といえます。
そこで今回は『メルマガのコンバージョン率(CVR)とは?効果測定を解説&紹介』と題して、メルマガにおけるコンバージョン率を取得する目的、数値を調べるうえで必要なツール・Google Analytics(アナリティクス)について説明します。
また、Googleアナリティクスの運用をサポートしてくれる設定・運用代行サービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コンバージョンとは、一般的にECサイトで獲得できる最終的な成果のことを言います。
代表的な成果として、商品購入やサービスの申し込み、資料請求などがあります。
一方で、メルマガにおけるコンバージョンとは、メルマガ配信の目的を達成することで獲得できる成果です。
目的の例を挙げると、商品購入やサービスの申し込み、アンケートの回答獲得などがあります。
どれだけコンバージョンを獲得できたかを表す数値としてコンバージョン率があり、CVRや成約率とも呼ばれます。メルマガのコンバージョン率は、メルマガの総配信数に対してどれだけのコンバージョンを獲得できたかを示す数値です。
メルマガ配信が自社の売上にどれだけ貢献しているかを知る上で、非常に大切な数値と言えます。
メルマガ配信におけるコンバージョン率には、メルマガそのもののコンバージョン率と、メルマガ経由でECサイトを訪れたユーザーのサイト上のコンバージョン率があります。
これらの数値は、メルマガ配信やECサイト運営のPDCAを回す上で非常に重要なヒントになります。
たとえば、メルマガはユーザーのニーズに合った内容を配信しなければコンバージョン率は上がりません。
また、メルマガ経由でサイトを訪問するユーザーがどれだけ増えても、ECサイトが購買活動に最適化されていなければコンバージョンにはいたらないでしょう。
つまり、コンバージョン率が低い部分を探せば、企業の最終目的であるECサイトでのコンバージョン獲得に対してどこがネックになっているのかがわかるわけです。
これらの項目が低い箇所は、ユーザーニーズからずれている箇所だと推測できます。その部分を改善すれば、コンバージョン率を向上させることが可能です。
また、コンバージョンをデータとして取得することで「メルマガ→サイト訪問→商品ページ→決済フォーム」というコンバージョンにいたるプロセスのうち、どこで離脱しているかをチェックすることができます。このデータをもとに、メルマガの内容やECサイトを見直す作業は、とても重要な作業と言えます。
メルマガを配信することによって得られる効果は、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールのGoogleアナリティクスを使って計測できます。
この項目では、Googleアナリティクス上で確認できる効果について紹介します。
Googleアナリティクスで設定できるコンバージョンには、いくつかの種類がありますが、代表的なものを紹介します。
いわゆるサンクスページなど、フォーム送信後の完了ページに到達したことをコンバージョンとみなします。
サイトにアクセスしてからの滞在時間が、一定時間を超えた場合にコンバージョンとみなす場合に使います。
サイトにアクセスしてからのページビュー数が、一定ページを超えた場合にコンバージョンとみなす場合に使います。
サイト内のボタン(問い合わせ送信など)を押した時に送信されるイベントを、コンバージョンとみなす場合に使います(イベントはWebサイト本体の作り込み、またはGoogleタグマネージャーからの設定が必要)。
これらの項目は、コンバージョンの目標設定として、Googleアナリティクスのビューの設定から、あらかじめ設定しておきます。設定しておくと、Googleアナリティクスの管理画面内にある「コンバージョン」のレポートからコンバージョン数やその率などをチェックできます。
ユーザーがコンバージョンにいたった経路も、Googleアナリティクスで確認できます。コンバージョン経路を確認することで、ユーザーがコンバージョンにいたる上でのメルマガの貢献度を調べられます。もし、コンバージョンに対するメルマガの貢献度が低ければ、原因の特定と改善が必要です。
ただ、ここで言う貢献度は、直接的な貢献だけでなく間接的な貢献にも注目することが大切です。
一例を挙げると、メルマガで商品に興味を持ったユーザーが、SNSで口コミを確認してから購入にいたった場合などです。このケースではSNSがコンバージョンにいたる決め手になっていますが、その前に商品に関心を持たせたメルマガもコンバージョンに貢献しています。このように、メルマガ配信が間接的にコンバージョンを生み出しているようなケースにも注目する必要があります。
コンバージョン経路を確認するときは、Googleアナリティクスを以下のように操作してください。
コンバージョン率は以下の式で計算します。
コンバージョン数÷メルマガ総配信数×100=コンバージョン率
先述のとおり、コンバージョン率はGoogleアナリティクスを使って測定します。測定にはメルマガのURLにパラメータを設定することが必須です。
このパラメータを設定することで、ユーザーがメルマガ経由でサイトを訪問したことをGoogleアナリティクスで確認できます。
また、メール配信システムを導入していれば、システムの効果測定ツールを使ってメルマガのクリック率や開封率などがわかります。
Googleアナリティクスとメール配信システムを導入して効果を計測すれば、メルマガに対するユーザーの反応はもちろん、クリック後のユーザーの動きまで把握することが可能です。ユーザーのアクションをより詳細に確認したい場合は、両方のツールの導入を検討してみてもいいでしょう。
ただ、Googleアナリティクスは高機能かつ多機能である一方で、設定はわかりやすいとは言えないツールです。精度の高い分析を行うには、測定したい項目やその目的をもとにして、狙いを定めた設定を行う必要があるため、使いこなすには知識や経験が必要です。
コンビーズメールプラスでは、Googleアナリティクスの効果測定設定や運用代行などを実施しております。「Googleアナリティクスの扱いに自信がない」「使いこなせるかどうか不安」という人は、ぜひ一度ご相談ください。
※Googleアナリティクスの効果測定設定・運用代行についてもっとくわしく知りたい人は下記のリンクからどうぞ。
メルマガ配信のコンバージョン測定にGA4を活用する具体的な方法についてはこちら
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
メルマガ配信で成果を出すためには、PDCAサイクルを積極的に回す必要があります。スムーズにPDCAサイクルを回すためには、改善点を把握することが重要です。コンバージョン率は、メルマガやECサイトで改善すべきところを見極めるのに欠かせない要素です。
コンバージョンを最大化させるためにも、コンバージョン率には常に気を配り、メルマガ配信やECサイトをブラッシュアップしていきましょう。
以上、メルマガのコンバージョン率について、ご紹介いたしました。
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