メルマガの効果測定にGoogle Analytics を活用!使い方について解説

2022年10月21日

メルマガの効果測定にGoogle Analytics を活用!使い方について解説

常にメルマガをメール配信していると、より正確なアクセス数などを分析して、今後のメール配信の傾向と対策に活かしたいと考えたことはありませんか?

効果測定をする方法としては、大きく分けて2つあり、1つGoogleが提供している分析ツールのGoogle Analytics(Googleアナリティクス)と、メール配信システムに備わっている分析ツールの活用です。

効果測定を実施することで、メルマガそのもの効果や、メルマガを介したコンバージョンなを検証することができます。

そこで今回は『メルマガの効果測定にGoogle Analytics を活用!使い方について解説』と題し、初心者向けにGoogleアナリティクスとメール配信システムの分析ツールの、使い方について解説します。

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    目次

  1. 1メルマガの効果測定に使われるツール
  2. 1.1Googleアナリティクスとは
  3. 1.1.1Googleアナリティクスのメリット・デメリット
  4. 1.2メルマガの効果測定に使われる主なGoogleアナリティクスの指標
  5. 1.2.1直帰率
  6. 1.2.2ページ/セッション
  7. 1.2.3平均セッション時間
  8. 1.2.4ユーザーのデバイス
  9. 1.2.5コンバージョン率
  10. 1.3メルマガからの経由かを調べる方法
  11. 1.3.1パラメータ
  12. 1.4Googleアナリティクスで効果を見る
  13. 1.4.1チャネルを調べる
  14. 1.4.2参照/メディアを調べる
  15. 1.4.3行動を調べる
  16. 1.5開封率やクリック率を見る
  17. 1.5.1開封率やクリック率について
  18. 1.6開封率とクリック率を確認する方法
  19. 1.6.1開封率のチェック
  20. 1.6.2クリック率のチェック
  21. 2メルマガ本文にURLを貼り付ける
  22. 2.1テキストオンリーの場合
  23. 2.2画像リンクを作る場合
  24. 2.3HTMLメールエディタもおすすめ
  25. 2.3.1簡単に使い方を解説
  26. 5まとめ

メルマガの効果測定に使われるツール

メール配信したメルマガの内容は、主にテキストのみか、画像付きで作成された商品やサービスに関する情報と、それらに関連するWebサイトのリンクではないでしょうか?

普段、メール配信していると、開封からWebサイトの閲覧、購入などの成果に対し、どれだけメルマガが効果的だったか気になるかと思います。

効果を見える化するためには、各施策を数値化して検証する必要があります。

そこで役立つのが、Googleが提供する分析ツール・Googleアナリティクスと、メール配信システムの機能のひとつとして搭載されている分析ツールです。

この2つの分析ツールを併用することで、より細かく検証することができます。

主なメルマガの効果測定

  • 開封率
  • クリック率
  • 直帰率
  • ページ/セッション
  • 平均セッション時間
  • ユーザーのデバイス
  • コンバージョン率

を主に測定します。

この段落では、スムーズに効果測定を行うために、Googleアナリティクス、メール配信システムの分析ツールの役割について解説します。

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Googleが無償提供しているWebサイトのアクセスなどを分析するものです。

Googleアナリティクスに自社のWebサイトを登録しておくと、そのWebサイトに訪れたユーザーの動向を可視化することができます。

Googleアナリティクスでは、直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間、ユーザーのデバイス、コンバージョン率を計ることができます。

Googleアナリティクスのメリット・デメリット

Googleアナリティクスには、以下のメリットとデメリットがあります。

メリット
Googleアナリティクスは無償で使える、分析ツールとしては優秀です。
各ページのセッション数、PV数がチェックできたり、どこからユーザーがWebサイトに訪れたかの流入元を調べることができます。
また、最終的な目標のコンバージョン率も分析することができるので、一連の流れの効果測定が可能です。
デメリット
参照できる分析データが多数あるため、どこから何を見れば良いか迷ってしまう可能性があります。
また、専門用語が多いのと、各分析方法がどのように行われているかの把握に、少し手間がかかってしまいます。

以下、段落の『メルマガ効果測定に使われる主な指標』では、上記のデメリット解決につながる内容を解説します。

メルマガの効果測定に使われる主なGoogleアナリティクスの指標

この段落では、各効果測定について解説します。

※ セッション数について
各段落では、セッション数が関係してきますので簡単に説明します。
セッション数(訪問数)とはユーザーがWebサイトに、訪問して離脱するまでの行動を指します。
1人のユーザーが、Webサイトに訪問して離脱すると、1セッションとして扱われます。
同じユーザーが1日の間に2回訪れると、2セッション扱いとなります。

直帰率

直帰率とは、セッションされたWebサイトの1ページ目から、ほかのページへ行かず、そのまま離脱してしまった割合を数値化したものです。

計算方法としては…

「出て行ったセッション数 ÷ 総セッション数 × 100 = 直帰率」

一例を上げると、特定のページに10セッションあったとし、そのうち4セッションは別のページへ移動し、残り6セッションがそのまま出て行ったとします。

計算すると…

6セッション ÷ 10セッション × 100 = 直帰率は60%

となります。

ページ/セッション

ページ/セッションとは、ページが表示された回数(PV数)に対し、セッション数で割った平均値です。

平均を割り出すため、ユーザーが1日に何度も訪問を繰り返しても、セッションは1とみなされます。

例えば、1セッションが20PV、3セッションが10PV、2セッションが15PVだった場合

(20PV + 10PV + 15PV)÷ 3セッション = 15

となります。

平均セッション時間

セッション時間とは、ユーザーの1セッションに対し、どのくらい滞在したかの時間です。

訪問したページから移動したページ、離脱までの一連の行動を指します。

計算方法としては、全セッションのページ滞在時間をセッション数で割ると、平均セッション時間が算出されます。

ページ滞在時間とは、閲覧を開始したページの時間と、別のページに移動し閲覧を開始した時間を、差し引いて算出されます。

時間差が、ページ滞在時間となります。

離脱したページに関しては、時間差が発生したいのでカウントされません。

平均セッション時間を算出する一例として、以下のような動きがあったとします。

平均セッション時間の算出例

セッション閲覧閲覧開始時間離脱時間ページ滞在時間
1
Aページ 20時30分 20時33分 3分
Bページ 20時33分 20時40分 0分
2
Aページ 21時15分 21時18分 3分
Bページ 21時18分 21時20分 2分
Cページ 21時20分 21時25分 0分
3 Aページ 23時18分 23時20分 0分

平均を割り出すため計算方法としては、

(3分 + 0分 + 3分 + 2分 + 0分 + 0分)÷3セッション = 平均セッション時間は 2.67分 

となります。

ユーザーのデバイス

ユーザーがWebサイトを閲覧する際に、使用するデバイスやOSなどを確認することができます。

「 ユーザー 」 → 「 モバイル 」 → 「 概要 」

では、desktop、mobile、tablet閲覧された回数などが見れます。

「 ユーザー 」 → 「 デバイス 」 → 「 概要 」

では、各モバイルデバイスの情報をチェックできます。

OSを確認する場合は、「 ユーザー 」 → 「 モバイル 」 → 「 概要 」と移動したあと、デバイスカテゴリを「 オペレーティング システム 」切り替えると見ることができます。

コンバージョン率

コンバージョンとは、一般的にECサイトで獲得した成果のことを指します。

メルマガにおいては、商品購入やサービスの申し込み、アンケートの回答などがあげられます。

メルマガにおけるコンバージョン率とは、メルマガの有効配信数に対し、どれだけのコンバージョンを得ることができたかを数値化したものです

コンバージョン率を計測するには、Googleアナリティクスを使うと確認することができます。

メルマガのコンバージョン率(CVR)とは?効果測定を解説&紹介

メルマガからの経由かを調べる方法

Googleアナリティクスでメルマガの効果を測定する場合、パラメータの設定が必要となります。

パラメータを生成せずに効果測定すると、「(direct)/(none)」で表示されてしまうため、「参照元なし」扱いとなってしまい、実際にメルマガのURLを経由したかわからないためです。

パラメータ

パラメータとは変数という意味で、プログラム関係では「システムの外部から渡される数値」を意味します。

特定のページのURLにパラメータを設けることで、Googleアナリティクス上で各パラメータを使ったデータの絞り込みができるようになります。

生成方法は簡単

生成方法は、Googleが提供しているCampaign URL Builder(キャンペーンURLビルダー)を使うと簡単にできます。サイトは海外版しかないため、使用時は日本語翻訳をおすすめします。

生成すると

https://●●●.com/の後半が、https://●●●.com/?〇〇〇

といった感じになります。

この「?〇〇〇」以降がパラメータにあたります。

具体的な操作方法
WebサイトのURL

Googleアナリティクスに登録済みのWebサイトで、メルマガとして送りたいページのURLを入力します。

キャンペーンソース(utm_source)

特定のページに訪れたユーザーが、どこから来たかを特定するために使います。

  • メルマガからの流入を特定したい場合は「mailmagazine」と書くと分かりやすいです。
キャンペーン媒体(utm_medium)

媒体を識別するために使います。

  • メルマガであれば「email」と書くと分かりやすいです。
キャンペーン名(utm_campaign)

キーワードを分析するためにタイトルを付けます。

年月日を記入すると効果の比較が行えます。

  • 期間限定セールであれば、キャンペーン名に「Limited_sale_20220101」などと書くと分かりやすいです。

一連の作業を行うと、URLパラメータが生成されます。

実際、文章内にある参考例を使って作ると、以下のとおりです。

https://●●●.com/?utm_source=mailmagazine&utm_medium=email&utm_campaign=Limited_sale_20220101

上記の参考例は『Googleアナリティクスで効果を見る』という段落で解説用に使いますので、合わせてご覧いただくと分かりやすいかと思います。

Googleアナリティクスで効果を見る

ここでは、Googleアナリティクスを使って、どのようにしてメール配信したメルマガの効果測定が行えるかについて解説します。

チャネルを調べる

チャネルから調べるとキャンペーン媒体が対象となります。

順番は、

左のサイドバーにある集客 → すべてのトラフィック → チャネル

です。

中央に表が出てくると左側にキャンペーン媒体が表記されています。

参考例でいえばemailがキャンペーン媒体にあたります。

キャンペーン媒体を押すと、セッション、新規セッション率、新規ユーザー、直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間などのチェックができます。

参照/メディアを調べる

さらに詳細な情報を知りたい場合は、参照/メディアを見ます。

順番は、

左のサイドバーにある集客 → すべてのトラフィック → 参照元/メディア

です。

中央に表が出てくると、参照/メディアが表示されます。

参照元がキャンペーンソースで、メディアがキャンペーン媒体になります。

参考例でいえば、mailmagazineが参照元、emailがメディアにあたります。

参照/メディアを押すとセッション、新規セッション率、新規ユーザー、直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間などの確認が可能です。

行動を調べる

行動を調べると、さらに深堀された効果測定が可能となります。

特定のWebサイトのページが、どこからの流入先が多いかを調べられます。

順番は、

左のサイドバーにある行動 → サイトコンテンツ → すべてのページ

です。

次に、表の左側にあるページという項目から、効果をチェックしたいWebサイトのURLをクリックします。

クリック後に、表の上部にあるセカンダリディメンションを押し、集客という項目にある参照元/メディアを指定を選択すると、表のページの隣に参照元/メディアが追加されます。

これで1つのページに対して、参照元とメディアの一覧が表示されるので、どこからの流入が多いかまたは少ないかがチェックできます。

開封率やクリック率を見る

開封率やクリック率を見る場合は、Googleアナリティクスで確認することもできますが、メール配信システムに搭載されている分析ツールを使用するのをおすすめします。

理由としては、Googleアナリティクスに比べると設定が簡単だからです。

※ 注意
ただし、テキストメールに関しては開封率を計測することができません。

開封率やクリック率について

開封率とは、メール配信したメルマガの有効配信数(不配分を除く)のうち、何通のメルマガが開封されたかを数値化したものです。

クリック率とは、有効配信数となったメルマガのうち、テキスト内にあるリンクが、何回クリックされたかを数値化したものです。

詳しい計算方法や、各指標のメリット、デメリットについては下記リンクを参照ください。

メルマガは効果測定が重要!分析方法とKPI(指標)の理解で成果アップ

開封率とクリック率を確認する方法

開封率とクリック率を確認する方法については、当社が提供するメール配信システム・Combz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)に備わっている機能で解説します。

開封率のチェック

開封率を確認する場合、コンビーズメールプラスにログイン後、

「レポート」 → 「配信数などの推移」

をクリックし、入力フォームに条件を入力すると、配信数と開封率を確認することができます。

詳しくはヘルプを参照してください。

クリック率のチェック

クリック率をチェックする場合は、まずは測定したいリンクを「クリックカウンター」に登録する必要があります。

詳しくはヘルプを参照してください。

テキスト内にあるリンクが、何回クリックされたかを確認する方法としては、コンビーズメールプラスにログイン後、

「配信管理」 → 「配信状況(予約/履歴)」

をクリックし、測定結果を確認したいメールの件名を押します。

別の項目として「配信状況(詳細)」が出てきますので、「クリックカウンター」を押すと、クリックカウンターで登録しておいた、リンクのURLとクリック率を見ることができます。

詳しくはヘルプを参照してください。

メルマガ本文にURLを貼り付ける

ここでは、実際にURLパラメータ付きのメール配信の方法を解説します。

テキストオンリーの場合

文章だけで構成されたメルマガをいつもメール配信している場合、URLパラメータをそのままテキスト形式メール内容のフォームに張り付けると、不格好になってしまいますので、HTML(リッチテキスト)かHTMLソースに切り替えてください。

HTML(リッチテキスト)であれば、簡単にリンクの作成ができます。

HTML形式メール内容(リッチテキスト入力)の文章を打ち込む部分に特定のページのタイトルを入力後、タイトルが青くなるようにカーソルで選択し、鎖アイコンのリンクの挿入・編集をクリックしてください。

入力フォームが出てくるので、リンク先URLにURLパラメータを入力かコピー&ペーストをすれば完成します。

画像リンクを作る場合

バナーなどを作成しているなら、画像リンクを作ることも可能です。

この場合もHTML(リッチテキスト)で作れます。

入力フォームにある、写真アイコンの画像の挿入・編集をクリックします。

アップロードへいき、イメージを参照かドラッグで画像を入れることができます。

画像が全体に青色になるようにクリックして、鎖のイラストのアイコンを押します。

そしてリンク先URLにURLパラメータを入力すると画像リンクが完成します。

HTMLメールエディタもおすすめ

HTMLメールエディタを駆使すると、メッセージカードを作ることができます。

簡単に使い方を解説

HTMLメールエディタは、いくつかのレイアウトを用意しています。

画像やテキストをはめ込むだけでもメッセージカードのようなメルマガを作ることができます。

いちから作りたい場合は、5種類のブロックとしてテキスト、画像、テキスト+画像、画像+テキスト、余白を用意しています。

このブロックを組み合わせることで、レイアウトを自在に変更することが可能となります。

詳しくは下記リンクにある『初心者でもHTMLメールが作れるエディタの紹介&作り方を解説!』をご参照ください。

初心者でもHTMLメールが作れるエディタの紹介&作り方を解説!

まとめ

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

Googleアナリティクスを使うと、ユーザーが何を参照元に特定のWebページに訪れたかを分析することができます。

メルマガの開封率やクリック率、直帰率、ページ/セッション、平均セッション時間、コンバージョン率を細かく分析することで、今後のメール配信の傾向と対策に役立てることができます。

URLパラメータを生成すれば、Googleアナリティクスでの分析がよりスムーズになるので使わない手はないです。

以上、『メルマガの効果測定にGoogle Analytics を活用!使い方について解説』でした。

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