2022年01月27日
メール配信(メルマガの配信)を日々、行っていると「メールの文章を作るうえでネタが切れた」「メールの書き出し(冒頭分)のネタ探しに困っている」という状況になったことはありませんか?
そんなときに役立つのが豆知識や雑学など、ちょっとしたことです。今回はメルマガネタとして、誕生石をピックアップしたいと思います。理由としては、2021年12月ごろに63年ぶりに誕生石が改定されて、10種類の宝石が追加されたためです。
メルマガネタの一つとして使えるように、誕生石を一覧にしてご紹介します。
誕生石なので、宝石商、雑貨店、占い関連のメール配信に使えるだけでなく、宝石類を扱わない業界でも、メール文章の冒頭に使用してメルマガを読んでもらうためのきっかけになります。
※ご注意
本記事はアカデミックな内容となっているため、「諸説あり」ということをご理解ください。
目次
国内では63年ぶり(2021年12月ごろ)に誕生石の改定が行われました。全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が連携して、新たに10種類の宝石を加えて改定しました。
団体によって誕生石の定め方が異なることがあったため、統一感をもたせることで消費者側の混乱を回避するのが理由とされています。また、市場の冷え込みも考慮し、宝飾品業界を盛り上げる一環としても、改定を行ったとされています。
日本の誕生石においては上記のとおり、63年ぶりに改定されました。ここでは、1月〜12月までに定められている誕生石のうち、1~6月分の意味などを一覧にして解説します。各月がくるたびに、メルマガネタとして使うと便利ですよ。
※ご注意
・誕生石の名前の由来に使われている各国の単語には諸説あり、若干の誤差がありますのでご注意ください。
例=ガーネットの語源に由来する単語の場合「granatus(グラナタス)」あるいは「granatum(グラナートゥム)」といわれています。
・さまざまな伝承の話が各古代の文明で語り継がれていますが、本記事では基本的にはギリシアとローマに絞ってご紹介しています。
1月の誕生石は「ガーネット」です。
ガーネットの石言葉は、貞操(ていそう)・真実・友愛・忠実です。
ガーネットを身に着けると、目標達成のために積み重ねてきた努力が実ったり、恋愛成就、友情が強くなるといわれています。
ラテン語で「種子」を意味する『granatus(グラナタス)』からきており、原石が実ったザクロの種に似ているため語源とされています。
2月の誕生石は「アメシスト」、追加されたのは「クリソベリル・キャッツ・アイ」です。
アメシストの石言葉は、誠実・心の平和です。
平穏の力をもつアメシストを身に着けると、ストレスや不安が取り除かれて、気持ちが穏やかになります。また、愛の守護石と言われているため、恋愛成就、家族や友人との絆が深まるとされています。
神話(歴史や逸話で解説)の影響もあり、アメシストを身に着けると「お酒に酔わない」や「人生の悪酔いから守ってくれる」といわれています。
ギリシア語で「悪酔いしない」を意味する『amethustos(アメテュストス)』からきています。
ギリシア神話では、酒の神バッカスが連れていた豹(虎の説もある)に、月の女神アルテミスに仕える女性アメシストを襲うように命じますが、アルテミスはアメシストを純白の石に変えました。
石の美しさにバッカスは、己の行動を反省し「自身のぶどうの実りはアメシストへの懺悔になろう」と言いながら、石にワインをかけると紫色に変化しました。これが今のアメシストとされています。
クリソベリル・キャッツ・アイの石言葉は、守護・慈愛・驚嘆(きょうたん)です。
クリソベリル・キャッツ・アイを身に着けると、未来を見通すパワーがあるとされており、その力により災いから逃れることができるといわれています。
先を見通す力があることから、自信につながり寛大な気持ちでいろんな価値観を受け入れられるようになることから、良縁に恵まれるとされています。
クリソベリル・キャッツ・アイの語源は、ギリシア語の「金」を意味する『chrysos(クリソス)』と「緑柱石(りょくちゅうせき)」を意味する『bery(ベリル)』から成り立っています。キャッツ・アイは、猫の目のように見える効果を指す『シャトヤンシー(キャッツ・アイ効果)』を意味しています。
日本では猫の日は2月22日、ヨーロッパでは2月17日とされています。猫に関連した月から2月に追加されました。
3月の誕生石は「アクアマリン」「サンゴ」、追加されたのは「ブラッドストーン」「アイオライト」です。
アクアマリンの石言葉は、幸福・富・沈着・聡明・勇敢です。
アクアマリンを身に着けると、穏やかな気持ちになり人間関係が良くなるといわれています。 また、生命の源、母なる海というイメージから幸せな結婚、夫婦円満になるそうです。
アクアマリンの語源は、ラテン語で「水」を意味する『aqua(アクア)』と「海」を意味する『marine(マリン)』からきており、「海の水」で『aquamarine』となります。
ギリシア神話では、精霊セイレーンが歌で船を引き寄せて転覆させてしまう行為に、海の大神ポセイドーンが不機嫌になり、宝石に変えてしまったといわれています。そのほかにも嵐の日に、浜辺に打ち上げられた海の精の宝物であるという話があります。
船乗りたちは安全に航海ができることを願って、アクアマリンをお守りとして持っていたそうです。
サンゴの石言葉は幸福・長寿です。
サンゴを身に着けると、サンゴは母なる海の力が宿っているといわれていることから、航海の際に持つお守り、子どもを守るためのお守り、邪気を払う魔よけとして使うことができます。
サンゴはギリシア語では、「海の人形」を意味する『korallion(コーラル)』といわれています。
ギリシア神話では、英雄・ペルセウスが斬りおとしたメドゥーサの頭から流れた血が海に落ちてコーラルが誕生して、海の精が世界中の海にまいたといわれています。
ブラッドストーンの石言葉は、勇気・勇敢・救済・献身です。
ブラッドストーンを身に着けることで、心身を調和させて活力を高めることができるといわれています。前向きな気持ちにしてくれるので、困難を乗り越えるための力を与えてくれます。
ブラッドストーンの語源は、濃い緑色にある赤い斑点が血のように見えることから『bloodstone』といわれています。
また、ギリシア語では『heliotrope(ヘリオトロープ)』といいます。「太陽」を意味する『helios(ヘリオス)』と、「向き」を意味する『trepein(トロポス)』が合わさってできた単語です。
これは、古代エジプトの都市であるヘリオポリス(ギリシア語で太陽の町)で産出されることから由来しているという説があります。
ギリシア神話では、石と同じ名前をもつヘリオトロープという植物と一緒にブラッドストーンを体にこすると、姿が見えなくなるとされていたので、兵士たちは攻撃から身を守るためのお守りとして持っていたそうです。
キリスト教にまつわる話では、十字架にかけられたイエス・キリストが処刑された際、地面にあった緑色の碧玉(へきぎょく)の岩がありました。その岩にイエスの体から流れる血がしみ込み、ブラッドストーンができました。このことから、神聖な石として崇められ、悪いものを追い払う守護石として扱われているそうです。
古代の人々の間では、血液にまつわる伝説が多いことから、止血効果があると信じられていました。古代エジプトでは石を粉末にして止血剤として使われていました。古代ローマでも、血液に関する病に効果があると信じられ、粉末にしたものを飲用していたそうです。
そのほかでは、妊婦が持つと流産を回避できると信じられ、子宝に恵まれる石としても扱われました。
アイオライトの石言葉は、貞操(ていそう)・自己同一性・誠実・徳望です。
アイオライトを身に着けることで、人生に迷ったときに正しい方法を示してくれます。夢や希望への道を示してくれるそうです。
アイオライトの語源は、ギリシア語で「すみれ色」を意味する『ion(イオン)』と「石」を意味する『lithos(リトス)』が合わさってできています。
また、鉱物名では「コーディエライト」と呼称されており、これは地質学者であるピエール・ルイ・アントワーヌ・コーディエにちなんで名付けられています。
アイオライトは見る角度によって色が変わるため、多色性がある石です。方向によっては淡い青色、紫に近い青色、グレーがかった黄色に見えたりします。この多色性を活用して、バイキングは航海を行う際に、アイオライトを羅針盤代わりに使っていたとされています。
ピエール・ルイ・アントワーヌ・コーディエの誕生月が3月だったことから、誕生石として追加されました。
4月の誕生石は「ダイヤモンド」、追加されたのは「モルガナイト」です。
ダイヤモンドの石言葉は、純潔・純愛・永遠の愛・清浄無垢です。
ダイヤモンドを身に着けると、持ち主のエネルギーが増大します。そして、災いや困難を回避することができ、目標達成のためのサポートをしてくれます。また、パートナーや人間関係などの絆を強固なものにしてくれます。
ダイヤモンドの語源は、ギリシア語で「征服されない、何よりも強い」を意味する『adamas(アダマス)』と呼ばれていました。自然の鉱物で最も硬いことから、アダマスと言われていました。そしてアダマスが、ラテン語で「硬い石」を意味する『adamant(アダマント)』となり、aが取れて『diamond(ダイヤモンド)』となりました。
婚約指輪が誕生したのは古代ローマ時代とされており、教皇ニコラス一世(9世紀ごろ)が決まりをつくったものだとされています。
ダイヤモンドには不思議なパワーがあると信じられていた時代、ギリシア人は神々の涙、ローマ人は星のかけらと呼称して大事にしていました。
モルガナイトの石言葉は、愛・優しさ・優美さ・慈悲・女性らしさです。
モルガナイトを身に着けると、大切な人への思いやりや献身的な愛情をもつことができます。また、母のような深い愛情に満ちて、傷ついた心を優しく包み込んでくれます。持ち主に愛の本質を教えてくれるので、精神的な安定をもたらしてくれます。
モルガナイトは、ティファニーに関わっていたジョージ・フレデリック・クンツ博士(宝石鑑定士)が名付け親で、名前のもととなったのは資本家のジョン・ピアポント・モルガン氏です。これは、モルガン氏の支援や協力を記念したのが理由で、マダガスカルで発見されたバイオレットピンクのベリルに名付けられました。
4月に追加された理由は、モルガン氏の誕生月が4月であることと、色が日本を象徴する桜の色と似ていることから決まりました。
5月の誕生石は「エメラルド」「ヒスイ」です。
エメラルドの石言葉は、幸運・幸福・希望・愛・夫婦愛・安定・知性・未来です。
エメラルドを身に着けると、愛の象徴とされている石のため、愛する人と結ばれる力があるとされています。心も体もリラックスさせてくれるので、精神のバランスを保ってくれます。そのほかでは、叡智(えいち)の力も備わっているとされていることから、身に着けると未来を予知するパワーもあるとされています。
エメラルドの語源は、ギリシア語で「緑色の宝石」を意味する『smaragdos(スマクラグドス)』がラテン語の『smaragdus(スマラグダス)』となり、少しずつ発音が崩れていき『esmaralda(スマラルダス)』となりました。そして、中世英語で『emeraude(エメロード)』と言われるようになって、フランス語の『esmeraude(エスメラルド)』になり、最終的に現在の名前となりました。
ローマ神話では、占星術の影響から愛と美の女神であるヴィーナスへ捧ぐ石とされていました。古代エジプトでは王のファラオ、女王であるクレオパトラがエメラルドを愛用していました。
ヒスイの石言葉は、幸福・福材・調和・忍耐・繁栄・長寿・安定です。
ヒスイを身に着けると、指導する立場にある人の場合、敬意と支持を得られるといわれています。また、叡智(えいち)を与えてくれるため、人間関係や仕事が円滑になったり、持ち主を災いなどから守ってくれるともされています。
ヒスイの語源は、鳥のカワセミからきているといわれています。名前が付いたのは中国で、元々はカワセミを意味する翡翠(ひすい)が、時代が流れるにつれて、宝石を指すようになりました。ヒスイは緑色と赤色が混ざっており、その配色がカワセミの羽の色と似ていることから翡翠玉と言われました。それがいつしか翡翠だけが残り、今の名前になったという説があります。
世界最古の加工されたヒスイが発見されたのは、新潟県糸魚市で約5000年前、世界最古のヒスイ大珠が見つかったのは山梨県です。2016年には糸魚川のヒスイを日本の国石と、日本鉱物科学会が制定しました。
6月の誕生石は「パール(真珠)」「ムーンストーン」、追加されたのは「アレキサンドライト」です。
真珠の石言葉は、健康・長寿・富・円満・無垢・完成です。
パールを身に着けると、多くの災いやトラブルから守ってくれます。母性を高めるものとしても重宝されているため、女性の魅力を高めるとされています。そのほかでは、結婚や妊娠のほか、安産、子育てのお守りとしても使えます。
pearl(パール)の語源は、いくつか説があるとされていますが、一つ例をあげるとラテン語の「西洋梨」を意味する『pirula(ぺルラ)』からきているとされています。
葬式の際に、女性が喪服にパールを合わせる場面があります。この起源は1965年、エリザベス2世がウィンストン・チャーチル元英首相の国葬のときに、身に着けたのが最初とされています。
ムーンストーンの石言葉は、幸福・健康・恋の予感・純粋な愛・希望・富・長寿です。
ムーンストーンを身に着けると、持ち主の眠っているパワーを引き出したり、女性の女性性(読み:にょしょうせい、意味:女性らしさ)への手助けをしてくれます。恋人たちの宝石とも言われているので、恋愛成就にも効果があるとされています。
ギリシア語では「月」を意味する『selenites(セレニテス)』と呼ばれており、月光のもとで宝石を見ると、「月の満ち欠けに従って、形が大きくなったり小さくなったり見える」ことが由来とされています。現在のムーンストーンと呼ばれるようになったのは、1600年ごろからです。
アレキサンドライトの石言葉は、高貴・情熱・光栄・誕生・出発です。
アレキサンドライトを身に着けると、持ち主の才能を伸ばしてくれる効果があるとされています。
アレキサンドライトとなった説はいくつかあります。
となっています。
ただ、正式な名称で呼ばれるようになったのは1842年以降ともいわれており、必ずしも上記の説が正しいとは言い切れないようです。
今回は、誕生石をネタにメルマガの作成方法について解説しました。しかし文章を作るのはとても大変な作業です。
もし、以下のように感じた方は
コンビーズメールプラスのサービスの一つである『メルマガ添削サービス』を活用してみてください。
コンビーズメールプラスが提供するサービス「メルマガ添削サービス」とは、書いたメールの文章に自信がない方のため、専門スタッフが5つの観点から内容をチェックするものです。
チェック項目は
上記の項目をもとに3段階評価します。そのため、メールの文章の問題点や良いところなどがより理解できるようになるので、今後のメルマガ作成に役立てることができます。
一度、作成したメールの文章を添削することの大切さを、詳しく書いた記事がありますので、合わせてご覧ください。
メール配信するメルマガ文章を効果的に添削するコツとは?
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
メール配信する際、メールの冒頭部分や文章内に雑学や豆知識を取り入れることで、読者をひきつけることができる可能性が高まります。今回は、63年ぶりに日本の誕生石が改定されたので、一覧(6カ月分)にまとめてみました。誕生石の意味や歴史などが分かると、読者もきっと「面白い」となり、メール配信するたびに開封してくれるかもしれません。
メルマガのネタ探しとして、1~6月分の誕生石をご紹介しましたが、次回は7~12月分を解説します。
誕生石の意味・番外編についてはこちら
料金プランや運用のご相談まで、あなたの専属コンサルタントがサポートします
コンビーズのサービスをご紹介していただくと、あなたも紹介者さんもおトク
お客様が安心してご利用いただけるようセキュリティ対策もバッチリ。第三者認証であるISMS(ISO27001)を取得済み。