2022年07月18日
情報収集は既存メディアだけでなく、インターネットの普及により、ネット媒体を介して集める方法も当たり前となりました。
昨今では、SNSの利用が増えている分、どうしても
「情報収集するのにSNSの活用が増加しているのでは?」
と想像するかもしれません。
実際は各ツールはどんな用途で使われているのでしょうか?
メール利用は平日が多い
総務省情報通信政策研究所の『令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』では、各ツールの利用時間などがまとめられています。
『第2章2-1 インターネットの利用項目別の利用時間と行為者率』によれば、全年代では、平日は「メールを読む・書く」が40.8分、休日は「動画投稿・共有サービスを見る」が58.0分が最も長いです。
『第2章2-4 コミュニケーション系メディアの比較 ①』によれば、平均利用時間は、平日は「メール利用」、休日は「ソーシャルメディア利用」が長い傾向にあります。
以下、「引用(出典):総務省情報通信政策研究所」より抜粋
休日に10代と20代のソーシャルメディア利用時間が伸びていますが、平日の場合のメール利用時間を見てみると、ソーシャルメディアほどの差はありません。
現代において情報は取捨選択する者であり、年齢を重ねるにつれて得られる情報の価値について見直したり、メールでしか得られない情報に気づくようになっている可能性もありそうです
企業はメルマガの利用が活発
株式会社WOW WORLDの調査によると、情報発信の手段として利用しているのは、「Webサイト(ホームページ)のお知らせ等の更新」は81%、「企業の公式SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINE等)での配信」は53%、「メールマガジンの配信」は40%です。
利用率は3番目ですが、情報発信のために導入しているシステムとしては、「メール配信システム」が38%に対し、「SNS管理ツール」は19%と、メール配信システムの導入が上回っています。
つまり、長年使われている「メルマガ」の活用は、企業が商品やサービスの情報発信を行ううえで、重要なツールのひとつであると考えているところが多いというのがわかります。
SNSは連絡がメイン
総務省の『令和2年通信利用動向調査の結果』によれば、SNSの利用(6~80歳以上対象)は全体で令和2年73.8%(前年69.0%)と4.8ポイントアップしており、増加傾向にあります。
利用目的については、「従来からの知人とのコミュニケーションのため」が令和2年89.2%(前年86.9%)が最多を占めており、「知りたいことについて情報を探すため」が令和2年62.1%(前年63.6%)と2番目です。
メルマガは決して古くない
SNSで情報収集しているユーザーがいるのは事実としてありますが、基本的にはコミュニケーションツールとしての側面が強いです。
コミュニケーションツールとしてSNSが発展しているとはいえ、メールも未だに利用されていることがわかります。
メールは「平日」に限ってでいうと平均利用時間は長いため、メルマガの配信が有効に働く可能性は十分にあります。
ここまでのデータを見てみると、以下のことが分かりました。
しかし、それにも関わらず、日ごろから配信しているメルマガが、「開封率が低下している」つまりは「見ていない」と感じる企業の担当者は多いのではないでしょうか。
また、
「メルマガは見ない」
という消費者は、本当にメルマガは見たくないと思っているのでしょうか?
Direct Marketing Associationによると、メルマガ(メールマーケティング)に対して1ドルを費やすごとに、38ドルのROIが期待できるということです。
もちろんすべてのメールがそのような効果を期待できるということではなく、タイミングやそのロジックを最適化することで、高い収益性が期待できるということになります。
英文でのレポートが出ていますので、参考にしてみてください。
実はメルマガが効果が高いことが明らかになりました。
ではなぜ、読者は「メルマガは読まない」と思ったり、企業が「メルマガは効果がない」と思ったりするのでしょうか。
それには、二つの側面があると考えています。
メルマガの効果がないと感じる原因
メルマガ配信のタイミングが合っていない
メール配信のタイミング(日時)を間違えると、未読スルーされる可能性があります。
読者はさまざまな生活スタイルを持っています。
例えば、
企業に勤める30代男性は、リモートワークではない限り、朝の8時前後には電車に乗って通勤中の可能性が高いです。
一方で大学生は、日中授業があるものの、空きコマ(授業がない時間帯)などもあることでしょう。
特定のペルソナを設計してみて、読者側のライフスタイルを推測してみましょう。
タイトルが目を引かない
ユーザーは日々、多量のメールがメーラー(OutlookやGmailなど)に届きます。
また、ユーザーが情報を欲しがる時代はすでに終了したと言われており、ユーザーが情報を選び取捨選択する時代です。
ユーザーは、必要なメールだけを選別するので、瞬時に確認して終わることがほとんどでしょう。
わずかな確認でも、ユーザーの意識に引っかかるようなタイトルを付けないと、読み飛ばされてしまいます。
ユーザーが「メールを読まない」、企業が「メルマガは効果がない」と言っている原因は推測できます。
しかし、読まれるようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
解決方法を、2つの側面から解説します。
読まれるメルマガにする解決方法
メール配信のタイミング、目を引くタイトルの作成を考えてメルマガを送ると、開封率アップにつながる可能性があります。
この段落では「読まれる」「読みたくなる」メルマガの作り方について解説します。
先述したとおり、ユーザーによって生活スタイルはさまざまです。
年齢層や職業別などで大きく変動することもあります。
より具体的にメール配信タイミングを決め打ちしたい場合は、以下のようなことを想定して行うと、配信時間の最適化ができます。
例として配信時間を分割すると、以下のタイミングが考えられます。
時間帯ひとつとっても、これだけの配信タイミングを分けることができます。
さらに細かく、配信タイミングを見極めて、配信時間の最適化を行いたい方は、以下のリンクをクリックしてください。
メルマガ配信時刻の最適化
受信側の属性に応じた配信時間や、メール配信システム・Combz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)独自の最適な配信曜日について、詳しく解説しています。
メルマガ最適化について併せて読みたい記事
タイトルは簡潔な文章で、メルマガの内容が伝わるものを作る必要があります。
例として、BtoC向けに商品をECサイト(通販サイト)で販売している場合、定期的にセールを実施するはずです。
タイトルには、どこのサイトが、どんなセールを行うかを書いて、ユーザーの目を引かせないといけません。
例として、
【期間限定】サマーセール!最大〇%の割引が受けられる / サイト名
といった感じで「期間限定であること」や「最大で受けられる割引はどのくらいか」「どこのサイトか」が、タイトルを見ただけで分かるようにしましょう。
また、タイトルによって変化する開封率などを集計してABテストを行い、効果があったものなかったものを検証して、タイトルの最適化をはかるのも大切です。
さらに詳しい詳細は以下のリンクをご参照ください。
読者が開封したくなるメールタイトルの作り方のコツ、効果測定について
すでにメール配信を導入されている方々であれば、ある程度、配信時間を絞り込んで実施されているかと思います。
それでも、メルマガが「開封されない」「読まれない」と悩んでいる方には、コンビーズメールプラスにあるオプション機能「配信時間最適化」の導入をおすすめします。
配信時間最適化を導入することで、配信するタイミングを個別に自動で最適化することができます。
アクションを起こしやすい時間帯に配信することで、開封率アップに貢献します。
さらに、個別での相談も受け付けており、オンライン説明会で二人三脚で問題解決します。
コンビーズメールプラスでは、運用面での困りごとを専門スタッフが解決します。
ただ、導入して終わりではなく、導入後のフォローアップも可能なので、ぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか?
コンビーズメールプラスでは、予算にマッチするようにさまざまな料金プランを設けています。
さらに「業界最安値帯で配信数無制限」の料金プランも設けており、アドレス件数1,000件、月額4,000円からスタートできます。
ほかにも、30日間の無料トライアル設けています。
「まずはお試しでやってみたい」という方は、無料トライアルをおすすめします。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
インターネットの世界では、多くのツールが誕生しては消えるを繰り返してきました。
そのなかでも、メルマガは根強く残っており、それだけ今でも情報収集のひとつとして重宝されているのがわかります。
最近、メール配信してもメルマガが「読まれない」「開封されない」と感じた場合は、配信タイミングの最適化と、読みたくなるタイトルの作成をおすすめします。
この2つの作業を繰り返すことで、開封率がアップする可能性があります。
ぜひ、今回の記事を参考にやってみてくださいね。
以上、『「メルマガは読まない」は本当?読まれるメルマガが実践している2つのこと』でした。
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