2025年10月24日
皆さまは「ステップメール」と「メルマガ」の違いを説明できますか?
どちらもメールを使って顧客にアプローチする手法ですが、その目的や運用の仕組み、得られる成果は大きく異なります。
そこで今回はステップメールとメルマガの基本的な違いから、それぞれの有効な活用シーン、そして両者を組み合わせることで得られる相乗効果について具体的に解説します!
メールマーケティングの基本知識から、具体的な活用方法、そして成功事例までを、初心者の方にもわかりやすく解説
目次
Web集客について学んでいると、「ステップメール」と「メルマガ」という二つの言葉にたびたび遭遇することかと思います。
どちらもメールを使ったマーケティングの手法ですが、その目的や運用の仕組みは大きく異なります。
メルマガは読者全体に対して同じ内容のメールを一斉に配信するものです。
企業の最新情報、新商品の告知、コラム記事など、発信者側が「伝えたいこと」を不定期または定期的に届けます。
これは、顧客との接点を維持し、自社のブランドやサービスへの認知度を高めることを主な目的としています。
常に鮮度の高い情報を広く届けられる一方で、顧客一人ひとりの関心度や状況に合わせたきめ細やかなアプローチは難しいという側面があります。
一方で、ステップメールは、あらかじめ設定した「シナリオ」に沿って自動でメールを配信する仕組みです。
たとえば「資料をダウンロードした」「無料会員に登録した」といった顧客の行動を起点として、数日おきに異なる内容のメールを送ることで、見込み顧客の購買意欲を時間をかけて高めていきます。
この「自動化」と「段階的なアプローチ」こそがステップメールの最大の特徴です。
顧客一人ひとりの行動に合わせて、よりパーソナライズされたコミュニケーションを可能にし、顧客育成(リードナーチャリング)を効率的に進めることができます。
ステップメールは顧客の行動に応じて段階的に情報を届けるという特性から、特に商品の理解を深める必要がある業種やシチュエーションで大きな効果を発揮します。
BtoBソリューションや不動産、保険などの高額な商品やサービスは、顧客が契約に至るまでに多くの情報を収集し、比較検討を繰り返します。
このような場合、メルマガのような一方的な情報提供では、顧客の疑問や不安に寄り添うことは難しいでしょう。
たとえばSaaS(サービスとしてのソフトウェア)やコンサルティング、システム開発などのBtoBソリューションでは、資料をダウンロードした見込み顧客に対して、ステップメールで「導入事例」「機能解説」「他社製品との比較検討ポイント」といった情報を段階的に提供します。
これによって顧客の理解を深め、最終的に無料相談や商談へとスムーズに誘導できます。
また、不動産や住宅販売も同様です。
購入までに数か月から年単位の検討期間を要するため、ステップメールで「資金計画の立て方」「物件比較のコツ」「成約者のインタビュー」といった情報を定期的に送ることで、顧客の背中を優しく押すことが可能です。
保険や金融商品でも、「基礎知識」「よくある不安」「具体的な商品案内」と段階的に進めることで、顧客の信頼を醸成し、契約へのハードルを下げることができます。
オンラインスクールや語学学習、資格取得講座といった学習・教育分野でも、ステップメールは非常に有効です。
無料体験や資料請求をした見込み顧客に対し、ステップメールで学習のモチベーションを維持させながら、有料コースへの登録を促すことができます。
具体的には体験申し込み後に「学習のコツ」や「無料教材の案内」を送り、さらに「成功事例」を紹介することで、学習効果をイメージさせ、有料コースへの案内へと自然にナーチャリングできます。
子ども向けの習い事、例えばピアノ、英会話、プログラミングなどでも、保護者向けにステップメールを配信し、「子どもの成長段階別のメリット」や「他の保護者の声」といった情報を段階的に提供することで、無料体験や入会へとスムーズに誘導できます。
健康食品や化粧品といった継続購入型のEC・通販サイトでも、ステップメールはリピート率向上に貢献します。
一度購入した顧客に対し、購入後のフォローアップを自動化することで、顧客満足度を高め、長期的な顧客関係を築くことが可能です。
たとえば健康食品やサプリメントを初回購入した顧客に、ステップメールで「正しい飲み方の解説」や「効果的な併用方法」、そして「定期購入の案内」を送ることで、顧客の購買意欲を維持し、定期購入への移行を促せます。
化粧品やスキンケア製品でも、使用方法やビフォーアフターの紹介を段階的に送ることで、製品への理解を深めてもらい、リピート購入を促すことができます。
有料会員制サービスやアプリ、コミュニティといったサブスクリプション型のサービスでも、ステップメールは顧客の離脱防止に役立ちます。
新規登録した会員に対し、「初期設定ガイド」や「機能の深掘り」を段階的に案内し、サービスの活用を促すことで、利用継続率を高められます。
また無料会員に対して「活用事例」や「上位プランの特典」を定期的に送ることで、有料プランへのアップグレードを促すことも可能です。
ウェビナーやオフラインイベントの集客においても、ステップメールは参加率の向上に貢献します。
イベントに申し込んでくれた参加者に対し、開催日までに「講師の紹介」「過去参加者の声」といった情報を段階的に提供することで、参加への期待感を高めます。
さらに開催直前の「リマインダー」メールを送ることで、参加忘れを防ぎ、実際の参加率を向上させることができます。
ステップメールとメルマガは、どちらか一方だけを使うのではなく、組み合わせることでより大きな効果を生み出します。
ステップメールとメルマガの連携で最も一般的なのが、ステップメールで顧客を育成し、最終的にメルマガの読者に移行させる方法です。
たとえば、無料トライアルや資料請求で獲得した見込み顧客に対して、ステップメールを配信して商品やサービスの価値を段階的に伝えます。
このステップメールのゴールは「購入」や「成約」です。しかし、全ての見込み顧客がすぐに購入してくれるわけではありません。
ステップメールのシナリオが終了した時点でまだ購入に至っていない顧客は、メルマガの配信リストに加えるのが効果的です。
メルマガでは、新製品の情報、限定セール、業界のトレンド記事など、継続的に価値のある情報を届けます。
これにより、たとえすぐに購入しなかったとしても顧客との接点を維持し、自社への関心を忘れさせないようにします。
メルマガを通じて定期的に情報提供を行うことで、顧客が「今すぐ必要」と感じたときに真っ先に自社のサービスを思い出してもらえる状態を作り、長期的な顧客育成に繋げることができます。
逆にメルマガの読者の中から、特に興味関心が高い顧客をステップメールに移行させる方法も非常に有効です。
メルマガは幅広い層に一斉に情報を届けるのに適していますが、読者一人ひとりの関心度に合わせたコンテンツを配信できるわけではありません。
そこで、特定の行動をとった読者をステップメールのシナリオに引き込むことで、より深いアプローチが可能になります。
具体的にはメルマガに記載した特定の商品紹介リンクをクリックした読者や、特定のセミナーへの参加を申し込んだ読者など、高い関心を示した顧客を自動的にステップメールのリストに追加する仕組みを構築します。
これにより、メルマガでは伝えきれなかった詳細な情報や、よりパーソナライズされた内容を自動で送信できるようになります。
たとえば「クリックしてくれた商品」について、より詳しい使い方や顧客の声、限定特典などを盛り込んだステップメールを複数回にわたって配信することで、購買意欲をさらに高め、成約へと繋げることができます。
メルマガで広く浅く関係を築き、関心を示した顧客をステップメールで深く掘り下げて育成する、この連携こそが効率的な顧客育成の鍵となります。
ステップメールとメルマガは、どちらが優れているというわけではなく、目的や顧客の状況に応じて使い分ける、もしくは組み合わせることが重要です。
高単価な商品・サービスや、検討期間が長い商材を扱っている場合はステップメールで顧客を丁寧に育成し、顧客との継続的な接点を持ちたい場合はメルマガを活用するなど、それぞれの特性を理解することが成功の鍵となるでしょう。
この2つの手法を適切に組み合わせ、自動化された顧客育成の仕組みを構築することで、マーケティング成果を最大化してください!
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