2023年03月14日
基本的に塾では、保護者への連絡方法の大半が電話となっています。
しかし、保護者側はメールやSNSでの連絡を望んでいるのをご存知でしたか?
特に使い勝手がいいのはメールで、理由としてはパソコンやスマートフォンを持っているのであれば、確実に全員が「メールアドレス」を最低1つでも所持しているためです。
そこで今回は『【学習塾向け】塾生の連絡・お知らせ・相談対応や連絡先管理にメール配信!』と題し、メール配信システムを使った連絡方法を紹介します。
メール配信システムは連絡網として役に立ちます。
使うことで学習塾に在籍している塾生や保護者に対し、入退室の連絡、塾に関するお知らせ情報のほか、個別相談などを、円滑に行うことができます。
学習塾側が保護者などへ連絡する場合、電話やメールのほかSNSといったさまざまなツールを活用しているかと思います。
では、実際に各ツールでの連絡の割合はどんな感じなのでしょうか?
この段落では、株式会社POPER(出典:Comiru調べ)が行った調査(保護者300人、学習塾70教室対象)を参考例に、「連絡方法」の実態を紹介します。
『現在子どもが通っている学習塾での連絡手段』(保護者300人複数回答)の調査によると、47.7%がメール、46.3%がLINEでの連絡が理想と、保護者側は考えているそうです。
しかしながら実際の運用としては、メールは52.0%と現実が理想を上回っており、LINEは25.3%と現実が理想を下回っています。
メールに関しては、現実が理想を上回る結果となり、ニーズにある程度応えられているのがわかります。
しかし、実際には大多数の学習塾が今でも電話を連絡手段としており、実際の運用では65.7%となっています。
電話連絡を理想としている割合は33%で、保護者の望まない結果となっているようです。
株式会社POPERの調査結果としては、
保護者の要望に学習塾側が対応しきれていない
ということがわかります。
塾からの連絡手段にSNSよりもメールが選ばれるのは、
というのが理由として考えられます。
また、SNSはプライベート用、メールは業務的なものに使うといった区別をしたいという、ユーザーも潜在的に存在している可能性があります。
プライベートと業務的な連絡を1つのツールにまとめてしまうと、誤操作で予期せぬ情報を漏らしてしまう可能性もあります。
そうしたトラブルを回避するためにも「連絡方法としてメール」を望む人がいるのかもしれません。
学習塾を運営している方なら、一度は、
「 円滑に保護者や塾生に情報を発信したい 」
と考えたことがあるのではないでしょうか?
仮に、既存のメーラー(OutlookやGmailなど)からBCCを使って一斉送信しているのであれば、この方法はおすすめしません。
個人情報漏えいや一時的なメール送信の停止など、リスクを伴うためです。
リスクについては、下記リンクを参照ください
CCやBCCの基本的な解説や、BCCを使用した一斉送信の危険性について
そこで推奨するのが、メール配信システムの導入です。
メール配信システムを使うと、保護者や塾生への連絡網として使用できます。
塾の授業は学校が終わってからになるため、夕方~夜の日没後の暗い時間に通うことが多くなります。
暗いと見通しも悪くなるため、不審者に気づくことができなかったり、交通事故に遭うリスクが高まります。
特に小中学生は塾の帰りに事件に巻き込まれやすくなります。
保護者としては、無事に塾へ着いたのか、塾を出てから無事に帰ってこれるか心配になるものです。
ここで、保護者と塾でマメに連絡を取ることができれば、
保護者も安心し塾との信頼関係を築くことができます。
生徒の行き帰り以外に近所に不審者が現れた時の情報共有などにも役立つので、子どもの安全対策にもなります。
緊急時の連絡手段として、電話するよりも、メールを一斉配信する方が早く確実に連絡できます。
最近は、固定電話を引いてない家庭も少なくありません。
この場合、電話連絡は保護者の携帯電話に掛けることになりますが、いつでも直ぐに電話に出られるとは限りません。
仕事中や家事の忙しい時間帯に掛けてしまうと、保護者と連絡が取れません。
また、緊急連絡の連絡として多いのは、台風などの災害時です。
メールで早急に連絡することで、通塾することを防げるため、生徒の安全を守ることができます。
災害時の緊急連絡網としての使い方についてはこちら
学習塾の授業だけでは、全てを教えきれないこともあります。
そこで補足としてメール配信でフォローすると、細かいところまで見てくれているという印象を持ってもらえます。
授業の内容の他には、
学力向上のための豆知識を配信するのも効果的です。
せっかく学習塾で教わっても、自分から勉強しないと成績は上がらないものです。
勉強方法が分からない生徒を助けるつもりで助言してみましょう。
保護者からの面談やクレーム対応も、大幅に時間を取られてしまいます。
また、学習塾は学校と違い塾の効果として、生徒の成績の向上が最も重要となります。
特に成績が落ちた場合のクレーム対応は、慎重にならざるを得ません。
このような状況が重なると、業務時間だけでなく、塾講師自身の仕事のモチベーションも低下し悪い口コミにつながってしまいます。
保護者からのクレームを100%無くすことは、難しいですが、少なくとも日ごろから、メール配信システムを活用し保護者と連絡を定期的に行うことで、クレーム発生率を軽減することが期待できます。
アンケートを導入して塾の評判を上げる
メール本文にURLを設置することで、あらかじめ設定したアンケートのページへと遷移することができます。
例えば…
このように子供や保護者の生の声を聞くことができます。
集計結果はグラフ表示により見やすくなっているため集計もとりやすく、教室の改善活動にもつなげられます。
2022年は首都圏と関西圏で、中学受験がブームになっているといわれています。
首都圏での2022年入試の受験者数は、私立と国立の中学生を合わせて5万1,100人で、1991年の5万1,000人を上回ったそうです。
関西も中学受験の受験者数は下回るものの、受験率は前年と比べて0.1ポイントアップし9.74%になったとのことです。
少子化のなかでも情勢の変化で学習費にお金をかけたり、減らしたりと波はありますが、こうしたトレンドをうまく押さえつつ、宣伝活動をすれば集客につながる可能性があります。
学習塾は基本的に地域密着型のため、小規模の商圏で集客を行っているかと思います。
コミュニティが狭いほど、口コミといった古典的な宣伝方法が有効な可能性があります。
この段落では、改めて定番化している宣伝方法について解説します。
まずは、口コミやチラシなど、リアル面での宣伝方法について解説します。
メール配信とチラシ配布のコスト差については、下記リンクで詳しく解説しています。
コストを抑えて既存で使っている宣伝媒体とメール配信システムを、うまく併用する方法についてはこちら
次にインターネットを利用しての宣伝方法についてです。
Webマーケティングの販売促進や集客についてはこちら
例えば、PDFで閲覧可能な資料を作成しているとします。
ホームページ内で資料請求を行っているとし、実際に申し込みがあったのを起点としたとします。
といった流れで少しずつ、保護者や学生に対し情報を自動でメール配信することができるので、24時間年中無休の営業マンとして活躍します。
ステップメールとは何か、どのように活用すればいいのかの方法についてはこちら
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
本記事では、学習塾でのメール配信システムの活用例を紹介しました。
メール配信システムを利用することで、保護者や塾生へ塾に関する情報発信、連絡網に使うことができます。
また、メーラーのBCCと違い、メール配信システムはセキュリティ対策が万全なため、個人情報漏えいや配信停止などのリスクを負うことはありません。
ぜひ、連絡網にメール配信システムの導入を、検討してみてくださいね。
以上、『【学習塾向け】塾生の連絡・お知らせ・相談対応や連絡先管理にメール配信!』でした。
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