2022年09月27日
普段の仕事でメールを使って、相手とコミュニケーションを取るとき、専用のメールソフトを導入している会社もあれば、OutlookやGmailなどを使って、仕事やプライベートでメールのやり取りをしている会社もあるかと思います。そのなかで、CCやBCCという機能があるのを、皆さんもご存知ではないでしょうか?
例えば、大事な仕事のやり取りを上司に報告する際に、一度はCCやBCCを使ったことがあるはずです。
その流れから「BCCを使えば、メルマガと同様に一斉配信ができる?」と、考えたことがあるかと思います。しかし、BCCを一斉送信の方法にするのは、多少のリスクがあります。
そこで今回は『BCCでの一斉送信はリスクあり!メール配信システムを推奨!』と題し、CCやBCCの解説と一斉送信によるリスクの説明、メール配信システムの導入をおすすめする理由について、ご紹介します。
目次
まずは、TO、CC、BCCの違いについてです。イメージしやすいよう、仕事面での使い方を交えて解説します。
TOは宛先を意味し、送りたい相手のメールアドレスを書き込む部分にあたります。TO、CC、BCCに入力された人全員が、見ることができる状態となります。
仕事面では、メール内容に対して「あなたに送っています。あなたにお願いしています」という意思表示となるため、1人でも複数人でもTOに入力されている人が、やり取りの対象となります。
CCとは「Carbon Copy(カーボン・コピー)」の略です。TOに対して送った内容を共有したい人を対象とし、その方のメールアドレスを書き込む部分になります。CCに入力されているメールアドレスは、TOにも表示されます。
仕事面では、TOが取引先、CCは上司(または先輩)といった感じで使うことが多いかと思います。メール内容に対して「上司に進捗状況を一応報告」という意思表示となるため、CCの人は状況把握のみで、メールのやり取りには参加しません。
BCCとは「Blind Carbon Copy(ブラインド・カーボン・コピー)」の略です。利用目的はCCとほぼ同じですが、一つだけ違うのが、BCCに入力されたメールアドレスはTOとCCには表示されません。BCCがTOかCCに返信をした場合は、見れるようになります。仕事面では、CCのときとほぼ同じです。
BCCは少人数で使う分には、とても役立ちます。仕事面であれば、取り引きの重要度でCCやBCCに変えて、上司にやり取りの状況をメールを介して報告することができます。
送信数を小規模(100件以下)に抑えれば、ある程度の一斉送信が可能です。しかし、大規模(100件以上)となると不向きなうえ、さまざまなリスクが発生します。
ここでは、BCCで一斉送信を行った場合のデメリットについて、解説したいと思います。
BCCで一斉送信した場合、「他者にメールアドレスが知られるのではないか」という心配がありますが、システム上、基本的に漏えいはしないです。
ただ、ヒューマンエラーによる漏えいは十分にあり得ます。よくあるのが、BCCにメールアドレスを入力したと思い込んで、CCに設定していて情報漏えいを起こしてしまったというものです。
例えば、社内報としてBCCを使うなどであれば、会社パソコンのメールアドレスのみで完結するため、CCにしても何ら影響はありませんが、BtoB向け、BtoC向けで使用する場合は「個人情報」を取り扱うので、送信ボタンをクリックする前に、入念なチェックを怠ってはいけません。仮に誤送信した場合、個人情報保護法違反にあたる可能性があります。
メーラーからBCCで100件以上の一斉送信を行うと、サーバ側が送信者のIPアドレス「スパム判定(迷惑メール扱い)」し、送信の制限をかける可能性があります。
また、メーラーから多量に一斉送信を続け、迷惑メール扱いされると、キャリアサイドで悪質な業者と判断され、ブラックリストに登録されて送信できなくなる可能性があります。
通常のメーラー(OutlookやGmailなど)は、一度に送れる上限数が決まっています。例えば上限は500件までとされており、上限を超えてしまうとエラー表示されてしまい、送信が行われなくなります。
BCCで一斉送信をすると、サーバに負担がかかってしまい、通常の送信までも遅延や一時的に送信制限が発生する可能性があります。
一度に多量のメールを送信してしまうと、メールサーバの処理が追い付かず、通常のメールがまともに送信されなくなってしまいます。
仮にBCCでメルマガを送信した場合、送った件数に対し何件返信があったかで最低限の反応を見ることはできますが、メールマーケティングとしては精度はかなり低いものとなります。
BCCは送受信しかできないため、開封率、クリック率、反応率、到達率などの検証が行えないのがネックです。
大量のメールを一斉配信したい場合は、やはりメール配信システムの導入をおすすめします。理由としては簡単で、上段で紹介したデメリットを解消できるからです。
推奨する理由は、当社提供のCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)を題材に解説します。
メール配信システムの利点は、セキュリティ万全のなかで、高速かつ安定的にメール配信が行えるところです。
コンビーズメールプラスには、独自開発した経路探索型アルゴリズムを搭載しており、このアルゴリズムによって1時間あたり100万通のメール配信を実現しています。
高速化が可能な理由についてはこちら
メール配信システムを選ぶポイントやに導入ついてはこちら
メール配信システムを導入すると、料金プランにより変動はありますが、大量のメール配信が簡単にできます。
当社の場合、最低価格で、月額2,300円(アドレス1,000件)、初期設定費用20,000円というプランがあります。配信数は無制限でなおかつアドレス1,000件の登録が可能なので、BCCの上限数をはるかに上回ります。
メール配信システムは万全なセキュリティのなかで、配信を行っています。
一つ例をいうと、コンビーズメールプラスはSTARTTLS対応済みとなっています。このセキュリティ対策を行っておくと、メールは暗号化されるので、メール本文などの機密データの漏えいを防ぐことができます。
そのほかにも、配信したメールが、受信者側で「迷惑メール」と誤認されないための認証技術も導入していますので、快適なメール配信が可能です。
STARTTLSについてはこちら
迷惑メール対策のSPF・DKIM認証についてはこちら
メール配信システムには、分析機能が備わっています。配信したメールの開封率やクリック率、反応率を計ることもできれば、メール配信のエラー率なども計測できるので、メールマーケティングが行えます。
メールマーケティングができるようになると、商品やサービスの情報を発信する際の傾向と対策ができるので、メール配信の品質を向上させることができます。
開封率などについてはこちら
開封率などについてはこちら
BCCは小規模な一斉送信であれば有効に働きますが、人的ミスで情報漏えいが発生する可能性があったり、大量のメール送信を行うとスパム判定を受けるなど、少々不安定なところがあります。
それらの不安を解消したうえで、安定的にメール配信が行えるのが、メール配信システムの良さです。
今回の記事を読んで、メール配信システムに興味を持った方は、ぜひお問い合わせください。BtoB向け、BtoC向けのメルマガだけでなく、職場での円滑な情報共有にも役立ちます。
まずは、無料トライアルで操作性を実感してみませんか?
導入方法や運用方法についての相談がある場合は、オンラインセミナーも実施しています。分からないことある際は、お気軽にお尋ねください。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?BCCの適切な活用方法、やり方などを知ると、メリットとデメリットが浮き彫りになります。
BCCは操作さえ誤らなければ、小規模な一斉送信には有効に働きます。しかし、一つでも間違えると情報漏えいにつながったり、スパム判定される不安がつきまとってしまいます。
メール配信システムはこのような不安なしで、操作ができるのでおすすめです。ぜひ、この機会にBCCの使い方の見直し、メール配信システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
以上『BCCでの一斉送信はリスクあり!メール配信システムを推奨!』でした。
料金プランや運用のご相談まで、あなたの専属コンサルタントがサポートします
コンビーズのサービスをご紹介していただくと、あなたも紹介者さんもおトク
お客様が安心してご利用いただけるようセキュリティ対策もバッチリ。第三者認証であるISMS(ISO27001)を取得済み。