2023年12月01日
ホテルや旅館では、自社のWebサイトやホテル予約サイトなど、さまざまな集客方法を使って宿泊予約を獲得しているのではないでしょうか?
インターネットを介しての集客方法の一つとして、Webサイト関連だけでなくメルマガのメール配信も導入すると有効に働きます。
そこで今回は『ホテルや旅館の集客戦略に!【メール配信システム&メルマガのアイデア】』と題して、通常のメルマガのメール配信方法からサブアカウント管理機能まで使った、ホテル、旅館の集客戦略を紹介します。
目次
ホテルや旅館では、自社のWebサイトやホテル予約サイトなどを活用して集客し、最終的な目標である宿泊予約につなげていると思います。
さらに集客のアップを目指したいという場合には、低コストで導入可能なメール配信システムを使ったメルマガ配信がおすすめです。
自社のWebサイトなどに到達した時点で、興味を示していると考えられるため、メルマガに登録してもらうのが良いでしょう。メルマガ登録者にむけて、定期的に情報提供すれば「将来的な宿泊予約」へつなげることができます。
ここでは、ホテルや旅館の運営している軒数を問わず、メール配信システムを導入使ってメルマガを送ると、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
メルマガは、ホテルや旅館の最新情報、施設や客室を案内する情報、観光地に関する情報などを、定期的に顧客へ届けることができます。
このように、顧客が得をする情報をメルマガとして発信することで、自社に興味を持ってもらうためのアプローチができます。さらにメルマガ配信は、長期的な運用により、最終的な目標である宿泊に関する問い合わせや、宿泊の予約といった、コンバージョン(成果)につなげることができます。
メール配信システムを使ってメルマガを送るということは、一方的に情報を発信しているようにみえて、実はそうではありません。
メルマガを介して、宿泊に関する問い合わせや宿泊の予約があった場合、これは顧客からの返信と捉えることができます。顧客からのレスポンスがあるということは、コミュニケーションの一環として考えることができます。
このようにコミュニケーションを重ね、受信者と送信者の信頼関係を深めていくことで、見込み客を優良顧客へと育てることができ、最終的には1人のファンとしてホテルや旅館を支えてくれる存在になります。
メール配信システムは、コストパフォーマンスが高いツールといえます。一例として、紙媒体とメール配信システムを比較してみます。
紙媒体にかかる最低限のコストとしては、製作費、配布するための新聞折込の費用や人件費などが考えられます。一方でメール配信システムは、毎月の利用料金と運用にかかわる人件費のみです。
以下のリンクでは、紙媒体とメール配信システムを、当サイト調べで比較してみた結果を紹介しています。メール配信システムを活用した方が、紙媒体と比べて毎月約22万円のコストカットができるということがわかりました。
スーパーマーケットでの販促企画でメルマガを使うメリットについてはこちら
ホテルや旅館の場合メルマガを作成するのであれば、ビジュアル面で訴求するのがベストです。理由としては、顧客は客室の雰囲気や観光地の風景などを目で確かめて、気に入ったら旅行先の一つとして選択し、最終的に宿泊の予約をする場合が多いからです。
そのため、画像付きのメルマガ作成が効果的と考えられます。画像付きのメルマガを作るには、HTMLメール形式を採用すると良いです。
HTMLメールとは、HTMLを使用して作成するメールを意味し、テキストメールよりもビジュアル面の自由度が高いのが特徴です。HTMLを使うことで画像を入れたり、文字の色やサイズを自由自在に変えられるだけでなく、レイアウトを整えられるので、ビジュアル面で訴求できるメルマガを完成させられます。
イメージとしては、メルマガ版のパンフレットやメッセージカードといった感じです。
難しい知識を持っていなくても HTML メールが簡単に作成できる、HTMLメールエディタについてはこちら
HTMLメールエディタのメリットや特徴についてはこちら
メールマーケティングとしての集客方法にはいくつかあり、その中のひとつとしてメール配信システムを利用するという手段が存在します。
この段落では、ホテルや旅館の集客方法として使える、メール配信システムの機能を3つほど紹介します。また、各機能で打ち出すことができるメルマガのアイデアを交えて解説しますので、イメージしやすいと思います。
メルマガの一斉メール配信は、保有するメルマガ登録者、全員に同じ内容のものを送る方法です。そのため、汎用性の高い内容のメルマガをメール配信して、集客を目指します。
ここでは、ホテルや旅館に集客をもたらす、メルマガのアイデアを紹介します。
メルマガの概要やメリット、デメリットなどについてはこちら
メルマガの効果を出すのに最もわかりやすいのは、クーポンを付与することです。
例えば、繁忙期の3月、7月、8月、12月(年末年始)、閑散期の1月、2月、4月、5月、6月(ゴールデンウイークを除く)と、時期の状況に合わせてクーポンを送るという方法があります。
繁忙期であれば、その時期に入る前に「先行予約のお客様には粗品進呈」といった特典のクーポンを送ることができます。閑散期なら「宿泊料金から〇%オフ」という割引のクーポンを渡すことができます。
見込み客、優良顧客問わず、宿泊の予約をしたくなるきっかけを与えられます。
予約するホテルや旅館の客室は、Webサイトなどで紹介しているかと思います。より魅力を感じてもらうためにも、Webサイトなどでの紹介にとどめず、メルマガでもきっちり雰囲気を伝えた方が良いです。
また、ホテルや旅館にはよりますが、大浴場(または温泉)、遊技場、お土産売り場などがあれば、それらも紹介するメルマガをメール配信しましょう。
夜は夜で楽しめる宿泊施設であることを知ってもらえば、宿泊予約につなげられる可能性があります。
ホテルや旅館を置く観光地の名所などを案内する、メルマガをメール配信するのも効果的です。
四季によって見え方が変わる風景や、地元のイベント、有名な飲食店や施設などを、定期的にメルマガとして紹介すると、顧客は旅行先の一つとして選択してくれるかもしれません。
「現地に行ってみたい」と思わせるメルマガを送ることで、最終的に宿泊の予約につなげられる可能性が高まります。
宿泊するホテルや旅館の楽しみの一つは、食事ではないでしょうか?
食事をメインにホテルや旅館を探している、顧客も存在します。四季折々の料理を紹介するなどして、「この料理が食べたいから、ここのホテルにしよう」となり、宿泊の予約をしてくれる場合があります。
また、宿泊料金に数千円プラスすることで、特別な一品料理がどのコースにも必ず付いてくるといった、サービスを提案するのも悪くありません。お得感から宿泊の予約をしてくれる可能性があります。
ホテルや旅館を使用した顧客からの評価を、メルマガとして公表するのも大切です。
ポジティブな内容であれば、宿泊の予約をする際の検討材料となります。
さまざまな方法で評価を集めているかと思いますが、メール配信システムを提供する会社の中には、アンケートフォームを簡単に作成できる機能を備えていることがあるため、このような機能を活用して、最終的に集計された回答をメルマガに反映することもできます。
ターゲティングした顧客のニーズに合うメルマガをメール配信する方法として、セグメント配信があります。顧客の属性を設定して、その属性に合う内容のメルマガをメール配信できるので、より集客しやすい施策といえます。
属性は、住所、氏名、年齢、性別、職業、趣味趣向だけでなく、さまざまな条件で設定することが可能です。この段落では、セグメント配信の活用方法を可能な限り紹介します。
セグメント配信と一斉配信の違いや、使い方などについてはこちら
属性を設定するうえで一番わかりやすいのは、見込み客、新規顧客、優良顧客のような、宿泊利用回数で区別することです。
例えば考えられるメルマガの内容としては
『ホテル・旅館への集客方法【一斉メール配信】』で紹介したような基本的な情報を送り、魅力を知ってもらうメルマガをメール配信する
初回利用のお礼として、粗品をプレゼントするメルマガを送る
通常料金でワンランク上の客室への宿泊ができるクーポンなど、お客様還元的なサービスの提案をする
各層に見合うサービスを提案すれば、見込み客や新規顧客を優良顧客に育成したり、優良顧客との関係をより一層深めることができリピートしてくれる可能性が高まります。
顧客の記念日である誕生日、結婚記念日などに応じたメルマガを送るこも、宿泊の予約につなげる施策といえます。
誕生日という属性を使うのであれば、毎月の誕生月を属性として絞り込み、その月の顧客向けにバースデープレゼントという形で、クーポン付きのメルマガを送ることができます。
顧客は特別感を感じて、クーポンを利用して宿泊の予約をしてくれる場合があります。
観光地にホテルや旅館を構えている場合、顧客の多くは遠方から訪れるのではないかと思います。ホテルや旅館を置く地域に住む顧客、または近隣の都道府県に住む顧客の場合、特に同じ地域に住む顧客は成果につながりにくい可能性があります。
しかしながら、遠方の顧客と近隣の顧客を上手にセグメントし、それぞれにマッチした情報をメルマガとして送ると、集客数アップにつながる可能性も高くなります。
旅費でお金がかかるので、宿泊料金の割引クーポンをメルマガでメール配信すると、少しでも安く利用できると感じて宿泊の予約をする可能性がある
・宿泊を促したい
旅費は安く済むので、粗品のプレゼントやオリジナリティの高い料理一品無料進呈などをして、宿泊を促すと興味を示す可能性がある
・訪問だけでもしてほしい
宿泊を促すのが難しい場合は、仮にレストランフロアやラウンジ、大浴場などの施設があれば、それら施設の利用だけでも促すために、各施設の利用料金の半額クーポンなどを送ることで、施設の利用だけでも促せる場合がある
上記のように、遠方、近隣で区別して、できるかぎりどちらの属性も得をするサービスを提供すると、成果向上の可能性が高まります。
サブアカウント管理機能を使うと、管理者(本社)と店舗用(各地域にあるホテルや旅館)のように、アカウントを分けて運用することができます。
管理者アカウントは汎用性の高いメルマガの一斉メール配信を行い、サブアカウントを持つ側は独自のメルマガをメール配信できるのが特徴です。
また、サブアカウントからメルマガをメール配信する前に、管理者アカウント側で承認を必要とする設定にしておくと、ダブルチェックが可能となり、ケアレスミスを軽減できます。
この段落では、サブアカウント管理機能を活用した、メルマガのメール配信の方法を紹介します。
サブアカウント管理の使い方や、メリットなどについてはこちら
最もわかりやすいサブアカウント管理機能の使い方としては、管理者アカウントからは汎用性の高いメルマガを一斉メール配信し、サブアカウント側では各ホテルや旅館が独自性の高いメルマガを送るというような使い分けです。
管理者用アカウントとサブアカウントの、使い分けの一例を紹介します。
このように、汎用性の高いメルマガ、独自性の高いメルマガを個々に送り、興味をもたせることができれば宿泊の予約まで持ち運べる可能性があります。
数年前から日本へ訪れる外国人が増えています。メルマガのメール配信においても、外国人への対応は大切です。
1つのアカウントで国内、国外の顧客に対応をするのではなく、管理者アカウントを国内向け、サブアカウントで各外国語版のメルマガを作成することで、外国語のメルマガ担当者が楽に運用することができます。
このように用途によって分けることで、メルマガ自体を管理しやすくなります。
当社が提供するメール配信システムのCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)では、一斉メール配信、セグメント配信、サブアカウント管理機能を使うことができます。
今回紹介した施策を、当社のコンビーズメールプラスで実践してみてはいかがでしょうか?
まずは無料で使用感を試してみたいという方には、30日間無料で使える「無料トライアル」があります。無料トライアルならどんな効果があるかを確認できるので、一度使ってみてはいかがでしょうか?
さらに、コンビーズメールプラスではお客様の予算にマッチするよう、豊富な料金プランを設けています。
当社のメール配信システムは「業界最安値で配信数無制限」でアドレス件数1,000件、月額4,000円からはじめることができます。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
ホテルや旅館の集客戦略として、メルマガのメール配信は有効に働きます。
ホテルや旅館の客室、観光地などの案内をメルマガでメール配信することで、どんなところに泊まれるのかを顧客はチェックできるので、宿泊予約につながる可能性が高まります。
今回紹介したホテルや旅館の集客方法、アイデアを参考に、メルマガをメール配信してみてはいかがでしょうか?
以上、『ホテルや旅館の集客戦略に!【メール配信システム&メルマガのアイデア】』でした。
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