2023年02月28日
今では当たり前のように、パソコンやスマートフォンにメルマガが届きます。メルマガという言葉に聞きなれ過ぎて、「企業が広告宣伝目的で配信してくるメール」と、漠然としたイメージを持っているかと思います。
そんななか「メルマガとは一体何なのか?」とあらためて疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は『メルマガとは何か?目的から書き方まで徹底解説【今さら聞けない編】』と題し、メルマガの概要やメリット、デメリットなどについて解説します。
改めて、メルマガについての知識を再認識してみましょう。
目次
メールマガジン(メルマガ)は和製英語で、英語圏ではE-mail news letterといいます。
メルマガはメールマーケティングの方法の1つで、メールを配信する側が保有しているメルマガ読者全員を対象に情報を一斉配信するので、リアルタイムで情報発信したいときに役立ちます。
自社の商品やサービスの販売促進や宣伝に活用することもあれば、情報伝達手段(例:安まちメール※など)としてもメルマガは活躍します。
※安まちメールとは
不審者情報などを警察署がリアルタイムで伝えるメール
インターネットが普及し始めたのが90年代後半のため、メルマガは最近のツールと思う方もいるかもしれません。
しかし、歴史は古く、1978年にデジタル・イクイップメント・コーポレーションに在職していたゲイリー・サークが、世界初のメールマーケティングを実行したのをきっかけに、メルマガのもととなるものが誕生しました。
メールマーケティングの歴史をひも解くとともに、今後のトレンドについてはこちら
メルマガを使う目的として最もわかりやすいのは、「顧客=ファン」を増やすことです。増やす方法としては、メルマガを介してコミュニケーションをはかり、メルマガ読者との関係性を深めることが重要です。
メルマガは一方的に情報発信しているように感じますが読後、メルマガ読者が特定の行動(アクション)を起こしたのであれば、それはレスポンスがあったと捉えられます。
このように、コミュニケーションを繰り返すことで、メルマガ読者との関係性は途切れにくくなり、関係性が深くなればなるほど、見込み客は優良顧客、優良顧客はロイヤルカスタマーへと成長します。
メルマガを通じて優良顧客やロイヤルカスタマーが増えれば、これは「ファンを集客することができた」といえます。
ファンを獲得するためのアプローチの仕方には、プッシュ型とプル型の2つの方法があります。
メルマガは、保有している全メルマガ読者に対して情報を一斉配信する方法のため、汎用性の高い情報を届けると効果を発揮します。
メルマガ読者に「商品やサービスの最新情報」や「キャンペーン情報」「クーポンなどの特典」をメール配信すると購買意欲が高まり、商品やサービスなどの購入につながる場合があります。
このように、運用側からメルマガ読者に対してアプローチをかけ、最終的な目標につなげる営業方法をプッシュ型といいます。
メルマガ登録を行ったメルマガ読者は、少なからずとも商品やサービスに興味があるため、登録を行ったと考えられます。
メルマガ読者が送られてくるメルマガを読み、それをきっかけにサイトに訪問したり、問い合わせがを行ったとします。メルマガ読者から問い合わせなどがあれば、運用側はそれに対して商品やサービスに関する情報を案内することで、購入につながる可能性が高まります。
この方法は、企業から直接アプローチをかけるのではなく、メルマガ読者の問い合わせや申し込みなどをきっかけに営業活動へつなげ、最終的な目標達成に導く方法で、このやり方をプル型といいます。
販売促進や情報発信に役立つメルマガですが、メリットもあればデメリットもあります。メリットを最大限にいかしつつ、デメリットはうまく回避させましょう。
まずはメリットについて解説します。
メルマガを活用することで、定期的に自社の情報を発信することができます。
上記でも解説したとおり、アプローチの方向性は違いますが、プッシュ型とプル型の両方の営業活動を行うことができます。
全メルマガ読者に汎用性の高い情報を発信するだけでなく、ターゲティングしたうえでメルマガをメール配信することも可能です。この方法を、セグメント配信といいます。
特定の属性(例として、住所、氏名、年齢、性別、趣味など)でメルマガ読者を絞り込み、その方たちのニーズにマッチした情報を発信することができます。
上記でも紹介したとおりですが、メルマガのメール配信は、一方通行ではありません。
メルマガを見たメルマガ読者が、サイトに訪問してきたり、商品やサービスの問い合わせ、または購入といった行動を起こした場合、これはレスポンスと捉えることができます。
つまりは「お互いコミュニケーションを取ることができている」と考えることができます。このようなやり取りを重ねることで、お互いの関係性が深くなり、見込み客が優良顧客などに成長し、自社のファンを増やすことができます。
もちろん、ファンの数が増えるということは、最終的な目標も達成できる可能性が高まります。
例えば紙媒体と比較した場合、メルマガの方が低コストでの広告宣伝が可能です。費用としては、毎月かかるメール配信システムの利用料金と、メルマガ作成にかかる人件費のみで済みます。
また、明確にターゲティングした状態で、メルマガは情報発信ができるので費用対効果も期待できます。
既存で使っている宣伝媒体とメール配信システムを、うまく併用してコストを抑える方法についてはこちら
次にリスク回避のためにおさえておきたい、デメリットについて解説します。
メルマガをメール配信したからといって、必ずメルマガ読者が開封するとは限りません。
メルマガ読者は日々、個人のメールや他社のメルマガなど、数多くのメールを確認しています。そのため、なるべく瞬時に確認して、自身にとって重要なものだけを読む可能性が高いため、目にとまる件名(タイトル)を付けて、読まれる工夫が必要です。
メルマガ読者が使用しているパソコン、スマートフォン、タブレット端末内にあるメーラー、Webブラウザ上で使えるフリーメールなどのセキュリティ対策の設定状況によっては、メルマガのタイトルや内容、メール配信の頻度などによって、迷惑メール扱いにする場合があります。
そのため、メルマガ読者が知らないうちに迷惑フォルダに振り分けられてしまい、手元に届かない場合があります。
メルマガを運用するということは、メルマガの文章を考える必要があり、必然的に作業が増えてしまうのがネックです。
メルマガはメルマガ読者に対し商品やサービス、その他の情報を発信したり、関係性を深めることができたりと、便利なツールですが、少なからずデメリットは発生してしまいます。
この段落では、デメリットを解消するための方法を解説します。
メルマガを開封する機会を増やすためにも、目を引くタイトルを付けるのもひとつの方法です。
タイトルの文字数を制限する場合は長くても30文字前後で、冒頭部分に10文字~15文字に伝えておきたい内容を書くとよいです。
理由としては、人が一瞬で認識できる文字数が13文字~15文字くらいとされているからです。
また、タイトルを目立つように書く方法として「4Uの原則」をベースにするのもよいです。
読者が開封したくなるタイトルの作り方のコツや効果測定などについてはこちら
メルマガをメール配信する場合、極端な言い方をすれば「誰もが就寝している可能性が高い深夜帯」に送っても、開封される可能性は低くなってしまいます。
適切な時間帯にメール配信を行い、少しでも開封率を高めるようにしましょう。
そのほかにも、曜日によって開封される可能性の増減があるとされています。弊社のメール配信システム「コンビーズメールプラス」の利用者のデータをもとにして、曜日と配信数の関係を調査しました。下記リンクで詳しく解説しています。
何曜日に配信が良いのか、何時ごろの配信が良いのかについてはこちら
上記のメリットの段落でも解説したとおり、セグメント配信は、特定のメルマガ読者に対して、ニーズにマッチした情報を送ることができます。
特定の属性を使って条件を絞り込み、確実に読んでほしいメルマガ読者にだけ、ダイレクトにメルマガをメール配信できるため、最終的な目標達成につながりやすくなります。
セグメント配信と一斉配信の違いや、使い方などについてはこちら
メルマガと一言に言っても、さまざまな形式があります。商品やサービスを訴求する場合、形式を使い分けることでよりメルマガ読者に魅力を伝えやすくなります。
テキストメールとは文字どおり、文章のみで構成されたメルマガを意味します。文章のみで完成するため、専門的な知識は一切不要で、誰もが簡単にメルマガの運用をはじめることができます。
文章のみのメルマガのため、ほとんどのメーラーで受信が可能です。
画像などを貼り付けることはできない分、直線や破線のほか、顔文字、飾り文字などで装飾し、メルマガ読者を楽しませることは可能です。
テキストメールについてはこちら
リッチテキストメールは、文章と画像を組み合わせたメルマガを指します。
文章を中心にし、画像を貼り付けることでビジュアル面での訴求が可能です。画像だけでなく文字の色や大きさ、背景色も変更できるため、手軽に装飾が施されたメールを作ることができます。
装飾の手軽さから、リッチテキストメールも専門的な知識なしで作ることができます。
リッチテキストメールの操作方法などについてはこちら
HTMLメールとは、マークアップ言語のHTMLを使用して作成するメルマガです。HTMLを使うことで、文字のサイズや色を自由に変えられたり、画像を配置できるなど、グリーティングカードやメッセージカードのような、メルマガを作ることができます。
文章のみならず、画像などを貼り付けることが可能なため、ビジュアル面での訴求が可能です。リッチテキストとの違いは、リッチテキストよりも画像をメインにしたメールに向いているという点です。
エディタの紹介や操作方法、HTMLメールの作り方についてはこちら
メルマガをメール配信する場合、メール配信システムを提供している企業はたくさんあります。
当社も例にもれず、メール配信システム・Combz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)を提供しています。
コンビーズメールプラスでは、顧客のさまざまな予算に合うよう、豊富な料金プランを設けています。
さらに、当社のメール配信システムは「業界最安値帯で配信数無制限」を用意しています。アドレス件数1,000件、月額4,000円からはじめられます。
ぜひ、料金プランをご参照ください。
また、「いきなり有料からではなく、無料で使用感を試してみたい」という方には、30日間無料で利用できる無料トライアルも用意していますので、こちらへの申し込みをおすすめしています。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
メルマガを活用することで、商品やサービスの訴求だけでなく、運用側とメルマガ登録者の関係性が深くなり、ただの購入者としてだけでなく、「一企業のファン」になってくれる可能性が高まります。
メルマガは自社の情報発信として役立つツールのため、一度使ってみてはどうでしょうか?
以上『メルマガとは何か?目的から書き方まで徹底解説【今さら聞けない編】』でした。
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