2023年05月18日
SNSを一度も見ない日、メルマガを1通も受信しない日。
かんたんに情報にアクセスできるこの時代に、このような日を送る方は、少なくなってきていると思います。
情報に簡単にアクセスできるということは、必要のない情報を目にする機会も増えるということになります。
SNSはその最たる例です。
一方で、メルマガは受診したくなければ拒否することができ、送る側もセグメントすることで適切な情報を送ることが可能になっています。
みなさんは、メルマガとSNSの違いをどれくらい認識していますか?
また、SNSとメルマガをマーケティングの手段として、適切に使い分けることができていますか?
中には、メルマガでの効果が芳しくなく、SNSに移行しようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回はメルマガとSNSの違いや特徴、メリット・デメリットなどをふまえつつ、メルマガとSNSを有効に使い分ける方法を考えていきます。
メルマガとは、メールマガジンの略であり、企業や個人が相手に向けて行うマーケティングやプロモーション活動の一つです。
一方でSNSは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking service)の略であり、利用者が他の利用者とつながりを持つことを目的としています。
何となく、ぼんやりとイメージは持っていても、言葉として表現しようとしたときに、
「あれ?SNSって何だっけ?」「メルマガって何だっけ?」「どうやって使い分けてたっけ?」
と、具体的に思い出せなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、メルマガとSNSにどのような特徴があるのかを、今一度振り返ってみることにします。
メルマガは保有するリストに対して、情報を発信することを前提としており、この点からメルマガはクローズドマーケットと言えます。
そのため、メルマガは受信した人のもとに留まりやすく、他の人にメルマガの内容が拡散されることは少ないという特徴があります。
しかし、メルマガは他の人への拡散性は低いものの、詳細なターゲティングが得意です。
メールアドレス以外の情報を詳細に保有できるため、
メルマガの配信先として、
「 東京都の洋食好きな男性 」
など細かなターゲティングが可能です。
SNSは基本的に利用者全員に対して、情報を発信することを前提としており、この点からSNSはオープンマーケットと言えます。
SNSの配信先が利用者全員(クローズなアカウントを除く)ということは、全世界に向けて情報が発信されることを意味しています。
また機能の特徴として、SNSで発信した情報を受け取った人が、他の利用者に向けて共有しやすいことから、情報の拡散性が高いと言えます。
しかしながら、SNSは基本的にはターゲティングができません。(各SNSの広告出稿を除く)
SNSで発信した内容は、そのまま全員に伝わってしまいます。
これまでメルマガとSNSの違いや特徴を、文章で解説してきましたが、いったん表に整理してみました。
SNSの違いと特徴
メルマガ | SNS | |
---|---|---|
マーケット種別 | クローズドマーケット | オープンマーケット |
セグメント・ターゲティング | 可 | 不可 |
情報の拡散性 | 低 | 高 |
こうしてメルマガとSNSの違いを表にしてみると、同じ情報発信というツールであっても、両者に違いがはっきり表れていて、用途が違ってきそうですね。
ただ、これだけではまだどのようなことに使えるか、どうやって使い分けるのが効果的なのかまでは分かりません。
まず、メルマガとSNSの共通点と言えば、どちらも文字や画像で何かを伝えるということです。
メルマガは、誕生初期のころこそテキストのメッセージのみでしたが、インターネットの普及とともに、HTMLに代表されるようにグラフィカルなメールを送ることができるようになりました。
現代では、メルマガとSNSはセットで施策を考えられますが、これらは似て非なるものです。
異なる性質を持ったマーケティング手法であるメルマガとSNSを賢く使い分けて、新規顧客もリピーターもたくさん獲得することを目指したいですね。
ここまでメルマガとSNSの違いや特徴、共通点を見てきました。メルマガとSNSのメリットやデメリットに踏み込んでみて、もう一段深く考えてみましょう。
メルマガのメリットは、特定のターゲットに対して最適な情報を、届けることができるという点です。
メルマガの場合はメールアドレス以外にも、住んでいる場所や性別など、個人に紐づく情報(属性)と一緒にリスト化されていることが多いため、属性を利用したセグメント配信を利用することによって実現できます。
また、メルマガは自社を知っている人が、情報を得たいという自らの意思によって登録するため、他のマーケティング施策よりも、メルマガが配信後のコンバージョン率(配信したメルマガ通数のうちコンバージョンに至った件数の割合)が高いことで知られています。
メルマガはSNSと比較した場合じっくりと読まれることが多いマーケティング手法です。
そのため、読んでもらえるように作り込むことが多くなってきます。
メルマガの配信先をセグメントすることは結果として、メルマガはSNSよりも多くの時間を割くことになりますので、その点がデメリットに感じる方もいます。
また、メルマガはメールアドレスやそのほかの個人情報を、企業に提供することになるため、登録のハードルがSNSと比べて高いと言えます。
SNSはその場で感じたことをその時に発信できるという即時性を持っているため、情報の発信が、非常にリアルタイムです。
それに共感した人がシェアなどを行うため拡散力があります。
この拡散力が大きなメリットであり、ユーザーが、
「おもしろい」「誰かに教えたい」
と思える情報は、ユーザー同士でシェアされる可能性が高いです。
とくに、大きく拡散・シェアされることは「バズる」などと言われています。
また、SNSはメルマガと比較してラフな印象を持たせることが多く、これが多くの人にとって親しみやすさを感じる要因ともなっています。
SNSは拡散力が高い一方で、良いことも悪いことも拡散されるという一面も持ち合わせています。
SNSは長文を発信することは少なく、とくにTwitterでは140文字までとなっているため、短文で伝えようとします。
この流れが、情報発信者の意図とは異なる様々な解釈を生み、SNSのメリットである拡散力を、一方ではデメリットとしてしまう要因となっています。
とくに、悪い意味で大きく加算・シェアされることは「炎上」などと言われています。
ここまで、メルマガとSNSについて、メリットとデメリットについて解説してきました。
かんたんに表にまとめてみましたので、一度頭の中を整理してみましょう。
メルマガとSNSのメリットデメリット
メルマガ | SNS | ||
---|---|---|---|
メリット |
デメリット |
メリット |
デメリット |
ターゲティングが可能 | 工数がかかる | 拡散力がある | 炎上のリスクがある |
コンバージョン率が高い | 購読登録のハードルが高い | 親しみを感じてもらいやすい | タイムラインに埋もれる |
いかがでしょうか。
同じSNSの中でもメリットの裏にデメリットが隠れていたり、メルマガとSNS間でデメリットを補完しあっていたりと、どちらか1つだけで全てを補えないことがお判りいただけたかと思います。
ここまで読むと、メルマガとSNSの違いも分かり、何となく両者の使い分けについて、頭の中に浮かんでくるのではないでしょうか。
ここまでお読みいただいた方は、メルマガとSNSを使い分けるにあたって、それぞれがどのような役割を持ち、どんな用途で利用されるのかのイメージを思い浮かべていると思います。
「自分の会社ならブランディングのためにSNSを使おう」
「オンラインショップでリピーターを作るためにメルマガやってみよう」
などの具体例も、上がってきているかもしれません。
ここでは、メルマガとSNSの用途について、いま一度まとめてみたいと思います。
メルマガの特徴やメリットをもとに、どのような用途に向いているのかを挙げてみます。
メルマガの主な用途
これらはほんの一例ですが、ターゲティングやリピーター醸成、コンバージョン率の高さを活かした施策が目立ちます。
SNSも特徴やメリットをもとに、どのような用途があるのかを見てみましょう。
SNSの主な用途
メルマガの用途と比べるとSNSの用途は、新しいターゲットを見つける場として活用されることが多そうですね。
メルマガとSNSのそれぞれの用途は整理できたと思います。
メルマガは会員限定のクローズマーケティングで、リピーター醸成やコンバージョンを目的としているのに対して、SNSは新しいターゲットを見つけることを目的としている場合が多いようです。
では、どのように組み合わせて使い分けていくのが良いのかを考えてみます。
ECサイトでの購入者にメルマガ本文中にSNSの紹介SNS登録者増拡散力増大新規顧客の増大新規購入者の増加最初に戻る・・・
SNSで商品のレビュー紹介サンプルの配布でメアド入手ターゲティングしてメルマガ配信コンバージョン数増購入者にレビュー依頼最初に戻る・・・
SNSでセミナーの案内来場者アンケート時にメアド入手アンケート回答別にターゲティングしてメルマガ配信コンバージョン数増成功事例取材次のセミナーのネタ最初に戻る・・・
メルマガを配信する際には、文面だけでなく、配信タイミングや配信速度、迷惑メール対策、行動分析など、考えることがたくさんあります。
メルマガで大切なことはタイトルや中身の情報です。
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メルマガは、SNSのように直接的な双方向のやりとりは発生しにくいですが、メルマガを配信した先には人がいることを忘れず、読者にとって本当に有益になる情報を発信していきましょう。
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