2022年02月15日
常にメール配信(メルマガの配信)を実施していると「メールの文章を作る際にネタ切れを起こした」や「メールの冒頭分(書き出し)のネタ探しが大変」と困ったことはありませんか?
そんなときに役立つのが豆知識や雑学だったりします。
今回は前回に引き続き、メルマガネタとして誕生石をピックアップします。
取り上げる理由としては2021年12月、63年ぶりに誕生石が改定されて10種類の宝石が増えたためです。
メルマガのネタとして使えるよう、誕生石を一覧にして解説しています。
誕生石なので、宝石商、雑貨店、占い関連のメール配信に活用できるだけでなく、宝石類を扱わない業界でも、メール文章の書き出しなどに使って読者の目を引きましょう。
※ご注意
本記事はアカデミックな内容となっているため、「諸説あり」ということをご理解ください。
目次
63年ぶり(2021年12月ごろ)に国内では、誕生石の改定が行われました。
全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が連携し、宝石10種類を新たに加えて手直しされました。
改定された理由としては
と、されています。
誕生石の意味/番外編についてはこちら
誕生石の意味/前編についてはこちら
上段で解説したとおり、日本の誕生石は63年ぶりに改定が行われました。
ここでは、7月~12月分の誕生石の意味などを一覧にしてご紹介します。
毎月のメール文章の書き出しにメルマガネタとして盛り込んでみてはいかがでしょうか?
※ご注意
・誕生石の名前の由来に使用されている各国の単語には諸説あり、若干の誤差があります。
例=ガーネットの語源に由来する単語の場合「granatus(グラナタス)」あるいは「granatum(グラナートゥム)」とされています。
・あらゆる伝承の話が各古代の文明で語られていますが、本記事では主にギリシアとローマに限定してご紹介しています。
7月の誕生石は「ルビー」、追加されたのは「スフェーン」です。
ルビーの石言葉は、情熱・愛情・勝利・良縁です。
ルビーを身に着けると、持ち主を災いから守り、勝利へと導いてくれます。
仕事や恋愛面で勝ちたいときに持つと、前向きな強さを与えてくれます。
ラテン語で「赤」を意味する『rubeus(ルベウス)』が由来とされています。
古代ローマでは、戦いの神であるマールスがルビーに宿っていると考えられていたため、持参することで勇気をもらえる、病気やケガから守ってくれると信じられていました。
ルビーにまつわる話では、もうひとつおもしろい話があります。
「ふりがなをふる」の別の言い方は『ルビをふる』ですが、これはルビーが由来とされています。
元々は活版印刷の専門用語として使われていたのがはじまりです。
日本では、文字の大きさを「号」で表していましたが、イギリスでは「宝石の名前」で呼んでいました。
明治時代の日本は、イギリスでの呼称をまねるようになり、ふりながで使っていた文字号数がルビーだったことから「ルビ活字」と言うようになり、それが時が流れるにつれ『ルビ=ふりがな』と変化しました。
スフェーンの石言葉は、純粋・永久・幸運・成功です。
スフェーンを身に着けることで、持ち主の才能を開花させてくれます。
また、夢や目標のほか仕事面において、成功に導いてくれます。
スフェーンはあくまで宝石名であり、鉱物としての名前は「チタン石(チタナイト)」です。
1787年にジュネーブ共和国の科学ジャーナリストで自然哲学者のマーク・オーガスト・ピクテにより、「新しいミネラル(無機物)」と認識されたのが最初です。
そして、1795年にドイツの化学者であるマルティン・ハインリヒ・クラプロートにより、チタン含有量のみについて記述されて「チタン石(チタナイト)」と名付けられました。
スフェーンの場合は、結晶の形が平たい三角錐をしており、くさびの形に似ていることから、ギリシア語で「くさび」を意味する『sphenos(スフェノス)』が由来とされ、1801年にフランスの鉱物学者で結晶学の父と言われるルネ=ジュスト・アユイによって導入されました。
マーク・オーガスト・ピクテの誕生月が7月であることと、色合いが日本の夏の森のようなことからです。
8月の誕生石は「ペリドット」「サードオニックス」、追加されたのは「スピネル」です。
ペリドットの石言葉は、夫婦の愛・幸福・和合です。
ペリドットを身に着けると、マイナスのエネルギーから守ってくれるので、ネガティブさがなくなり、ポジティブなエネルギーが得られます。
ペリドットの語源はいくつかあり、最も有力とされているのは、アラビア語で「宝石」を意味する『faridat(ファリダット)』とされています。
そのほかでは、中期英語(13世紀)の「明るい点・ボタン」を意味する『ペリドート』、フランス語で「不明な」を意味する『ペリトー』、ギリシア語で「豊富」を意味する『ペリドナ』があります。
古代エジプトでは、暗闇を照らす太陽の石として崇拝されていました。
古代ローマでは、ペリドットがろうそくの火でエメラルドのように輝くことから『イブニングエメラルド』と呼称していました。
諸説ありますが、ハワイでは女神の涙と言われているそうです。
ペリドットは紀元前1500年の古代エジプトで発掘されました。
場所は、エジプト領の紅海(こうかい)にあるセント・ジョンス島(旧称:ゼベルゲットなど)です。
大昔、探しても見つからない幻の島とされており、ギリシア語で「探し求める」を意味する『topazox(トパゾス)』から、トパゾン島と言われていました。
この島で採掘した宝石を、島の名前からちなんで、トパージオスやトパーズと呼んでいました。
これはペリドットをトパーズと呼称しており、本来のトパーズではありません。
つまり、当時の人たちはペリドットとトパーズを混同していたのです。
本来のトパーズがトパゾン島で採掘されていないといわれています。
考えられる根拠の一つとして、鉄ヤスリで研磨したトパーズをエジプト王家に献上していたという歴史的話がありますが、トパーズは鉄ヤスリで研磨できないほど高度が高く、ペリドットは鉄ヤスリでの研磨が可能である、というのが分かっているそうです。
ちなみに、現在のセント・ジョンス島は、1905年に再発見後、新たに採掘が行われましたが、1958年以後は採掘は休止となっています。
サードオニックスの石言葉は、家族運・健康・夫婦和合・情熱です。
サードオニックスを身に着けることで、人間関係で幸運が訪れるといわれています。
恋愛面でも、恋人や夫婦の絆を強固にしてくれます。
オニックスはラテン語で「爪」を意味する『onyx(オニキス or オニクス)』が由来となっています。
ギリシア神話では、サードオニックスはヴィーナスの爪とされています。
キュービッドが遊びで、寝ているヴィーナスの爪を矢じりで切り取ったものがインダス川に落ちて、サードオニックスになったとされています。
スピネルの石言葉は、宝石の色によって違うとされています。
スピネルを身に着けると、人間関係の改善、社交性の向上に効果があるとされています。
自身が再活性化されて自らの魅力に気付き、表現するパワーを与えてくれます。
スピネルの結晶がとがっていることから、ラテン語の「とげ」を意味する『spina(スピーナ)』が由来とされています。
レッドスピネルとルビーの色合いが似ていることから、混同されていた時代がありましたが、1783年には科学的に違いが証明されています。
混同されていた時代にはレッドスピネルに関する逸話がいくつかありますが、そのなかでも一番有名な話が「黒太子(こくたいし)のルビー」です。
イギリスは14世紀ごろの話です。
エドワード黒太子は、カスティーリャ王国のペドロ1世からレッドスピネルを譲り受けます。
これが黒太子のルビーです。
そして、イギリスとフランス間で起こった百年戦争(1337年~1453年)で、ヘンリー5世が黒太子のルビーをカブトに取り付けて戦闘していました。
アジャンクールの戦い(1415年~1435年)の際、フランス軍のアラソン公ジャン1世にカブトを割られますが、黒太子のルビーとヘンリー5世は無事だったとされています。
こうした歴史や逸話があるため、本来レッドスピネルである黒太子のルビーは、今でも名前を変えることなく引き継がれているそうです。
9月の誕生石は「サファイア」、追加されたのは「クンツァイト」です。
サファイアの石言葉は、慈愛・誠実・徳望・真実です。
サファイアを身に着けると、悪い気から守ってくれます。
また、冷静な気持ちにしてくれるので、直感力や集中力なども与えてくれます。
サファイアの語源は、ラテン語で「青色」を意味する『sapphirus(サッピルス)』、ギリシャ語の『sappheiros(サピロス)』などが由来とされています。
古代ギリシアや古代ローマでは、持ち主を危害や嫉妬から守ってくれると信じられており、王や王妃が身に着けていたとされています。
中世ヨーロッパになると、カトリック教会の聖職者は、天の象徴として身に着けていました。
そして、庶民はそれを見て、サファイアが天の恵みを引き寄せてくれていると信じていました。
古代ペルシャでは、大地を支えている石として崇めていたので、サファイアの色が反射して、空が青いと信じていました。
クンツァイトの石言葉は、無償の愛・無限の愛・純愛です。
クンツァイトを身に着けると、心身を安定させてくれます。
また、他者に対して愛情を注ぐ喜びを感じさせてくれます。
クンツァイトの語源は、モルガナイトの名付け親である、ジョージ・フレデリック・クンツ博士(宝石鑑定士)に由来しています。
比較的新しい宝石として知られ、アメリカのカリフォルニア州で1902年に発見されました。
クンツ博士の誕生月が9月のため、この月に追加されました。
10月の誕生石は「オパール」「トルマリン」です。
オパールの石言葉は、希望・歓喜・幸運・純真無垢・忍耐です。
オパールを身に着けると、負の気持ちを取り除き、他者に左右されない自身のあり方を導いてくれます。
また、創造力を高めてくれるパワーもあります。
オパールの語源は、ギリシア語の「色の変化を見る」を意味する『opalios(オパリオス)』、あるいはラテン語の『opalus(オパルス)』が由来とされています。
また、これらの言葉は古代インドのサンスクリット語で「宝石」を意味する『upala(ウパラ)』と関係があるといわれています。
あくまで一説ですが、語源の語源といわれています。
一時期、オパールは不幸の宝石といわれていました。
1850年代以前は、「不幸になる」という迷信は一般的ではありませんでした。
17世紀初期までは人気のある宝石の一つだったのです。
迷信が広まった説として有力なのが、小説家のサー・ウォルター・スコット(1771年~1832年)が執筆した『ガイアーシュタインの案(1829年)』です。
小説内に登場するヒロインが所持しているオパールを海に捨てるまで、不幸な目に合うという内容だそうで、これに尾ひれがついて「10月生まれ以外がオパールを持つと不幸になる」と噂されるようになったといわれています。
もちろん、不幸になる宝石ではなく、それを証明したのはイギリスのビクトリア女王です。
ビクトリア女王は迷信を一切気にせず、5人の子女(息子と娘、あるいは娘を指す)の結婚式に贈り物としてオパールを使っていました。
この使い方がプラスに働き、オパールはふたたび脚光を浴びたといわれています。
トルマリンの石言葉は、友情・希望・無邪気・潔白・安楽です。
トルマリンを身に着けることで、持ち主の潜在的な能力や才能を開花させてくれるともいわれています。
トルマリンの語源は、セイロン島(スリランカ)のシンハリ語で「混合」を意味する『thurmail(トルマリ)』が由来とされています。
元はイエロー・ジルコンの呼称で、ジルコンとトルマリンが混ざった石を呼ぶ際に使用されていましたが、それがいつしかトルマリンのみに使われるようになりました。
トルマリンに特に魅了されたのは、中国最後の女帝・西太后(読み:せいたいこう、中国三大悪女の一人)といわれています。
アメリカのカリフォルニア州で産出されたトルマリンを1トン買っていました。
中国への貿易の依存度が高かったため、1912年に中国政府が崩壊した際、アメリカのトルマリン取り引きも崩壊したといわれています。
11月の誕生石は「トパーズ」「シトリン」です。
トパーズの石言葉は、希望・友情・成功・潔白です。
トパーズを身に着けると、集中力がアップしたり、持ち主に必要なものとめぐり合わせてくるといわれています。
トパーズの語源は、ギリシア語で「探し求める」を意味する『topazos(トパゾス)』が由来とされていますが、古代では長らくペリドットをトパーズと呼んでいました。
ほかでは、サンスクリット語で「火」を意味する『tapas(トパズ)』からきているとされています。
ローマ神話では、天人神ユピテルの象徴としてトパーズは崇められていました。
古代エジプトでは、太陽神ラーの象徴とされており、ラーが宿る石として大事にされていました。
シトリンの石言葉は、希望・繁栄・友情・成功・幸福です。
シトリンを身に着けると、特に新規事業を始めたい人や会社を大きくしたい人の商売運をアップさせてくれます。
また、マイナス思考の人などが持つと明るい性格になるように手助けしてくれます。
シトリンの語源は、インド原産の柑橘『citron(シトロン)』からきており、シロトンもラテン語で「黄色」を意味する『citrina(シトリーナ)』が由来とされています。
シトリンが宝石として扱われるようになったのは、ギリシアのヘレニズム時代(紀元前323年~紀元前30年)といわれています。
ローマでは、キリストが生まれたころといわれています。
12月の誕生石は「トルコ石」「ラピスラズリ」、追加されたのは「タンザナイト」「ジルコン」です。
ターコイズを身に着けると、邪気から守ってくれるとされています。
また、トルコ人のキャラバン(砂漠地域を行き来する隊を組んだ商人)が旅のお守りとして、持ち歩いていたことから、日本のお守りでいう旅行安全の役割をになっていました。
ターコイズの語源は、フランス語で「トルコの石」を意味する『pierre turquoise(ピエール ターコイズ)』が由来とされています。
ちなみに、ピエールはフランス語圏では男性の名前を指しますが、語源はギリシア語で「石」を意味しています。
ターコイズはトルコを意味するので、ピエール ターコイズでトルコの石であることがわかります。
トルコ石と言われるターコイズですが、原産地はトルコではなく、ペルシャ(現:イラン)、シナイ半島(エジプト北東端、アフリカ大陸、アジア大陸をつなぐ三角形の半島)、アメリカです。
トルコのキャラバンが貿易品としてヨーロッパに持ち込んだことから、トルコ産と勘違いされたといわれています。
ラピスラズリの石言葉は、真実・健康・幸運・崇高です。
ラピスラズリを身に着けると、邪気をを避けることができます。
さらに、幸運を手に入れるために、持ち主にあえて試練を与えて、乗り越えた先で得られるように導いてくれます。
ラピスラズリは、ラズワルドの石を意味しています。
『lapis(ラピス)』はラテン語で「石」を意味し、ラズリはトルキスタンにある地名『lazhward(ラズワルド)』(ペルシア語)が由来となっています。
古代エジプトでは、ツタンカーメン王の黄金のマスクにラピスラズリが使われていました。
古代エジプトの話はまだあり、死後の世界で天国へ行けるかの審判を受ける際に、心臓を捧げると考えられていました。
そのため、死者をミイラにするときに心臓は丁重に別の器に保存され、遺体の中には心臓の代わりにラピスラズリでできた護符を入れていたそうです。
ほかでは、真珠の耳飾りの少女(フェルメール作)の青いターバンに顔料としても使われており、フェルメール・ブルーと言われています。
タンザナイトの石言葉は、冷静・高貴・神秘・希望・知性です。
タンザナイトを身に着けると、マイナスのパワーをプラスに変えてくれます。
持ち主の魅力を向上させるだけでなく、知性を高めたり冷静さを与えてくれたりします。
本来の名前としてはブルーゾイサイトです。
1967年にタンザニアで発見されたゾイサイトの1つで、ティファニー社が「タンザニアの石」という意味を込めて、タンザナイトと命名しました。
ジルコンの石言葉は、夢想・安らぎです。
ジルコンを身に着けると、目標達成するためにさまざまなパワーを吸収して、力を与えてくれます。
ジルコンの語源にはいくつか説があります。
古代ギリシアでは、ジルコンをヒヤシンスに見立てて『hyacinth(ハイアシンス)』と呼んでいました。
ギリシア神話に登場する美少年ヒュアキントスが由来となっています。
神の一人であるアポローンとヒュアキントスは恋人同士で、円盤投げに興じていました。
それを見た西の風の神であるゼピュロスは嫉妬します。
そして、風を吹かせてアポローンが投げた円盤がヒュアキントスの頭に当たってしまい、少年は死んでしまいます。
それに悲しんだアポローンは、ヒュアキントスの血で花をさかせるのですが、それがヒヤシンスといわれています。
今回は、誕生石をメルマガネタにする方法について解説しました。
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誕生石にまつわる話がメールの文章内に盛り込まれていると、メルマガ読者も「おもしろい!楽しい!」となり、最後まで読んでくれたり、毎回メルマガを開封してくれる可能性が高まります。
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以上『【メルマガネタ】ネタ探しに困った時に!/誕生石の意味・後編』でした。
もう少し踏み込んだことまで知りたいという方は、ぜひ番外編も見てくださいね!
誕生石の意味/番外編についてはこちら
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