2023年05月02日
日本には四季があり、各季節に合わせた時候の挨拶(季節の挨拶)が存在します。
時候の挨拶を文章の冒頭に付け加えることで、手紙やメールの印象を変えることができるだけでなく、読む側に季節を感じさせる演出ができます。
そこで今回は手紙やメールの書き方の提案として、『時候の挨拶(季節の挨拶)をメールに活かす・上期【ビジネス・個人】』を解説します。
本記事では、1月、2月、3月、4月、5月、6月の時候の挨拶を紹介しています。
手紙やメールを送るときの、ひと工夫として時候の挨拶を使ってみてはいかがでしょうか?
目次
個人、ビジネス問わず、手紙やメールを送る機会はたくさんあります。
個人であれば年中行事に合わせて送ったり、企業なら年中行事だけでなく、年度末、新年度、決算月、人事異動などといった節目に合わせて、手紙やメールを送るかと思います。
大切な場面で手紙やメールを送る際、相手に失礼のないように、定型の挨拶文を書くはずです。
しかし、定期的に送るのであれば、季節感を演出する挨拶文を取り入れてみてはどうでしょうか?
季節を感じさせる方法としては、時候の挨拶があります。
時候の挨拶を文章の冒頭に付け加えるだけで、味わい深い挨拶文ができます。
時候の挨拶とは、頭語(拝啓など)の後に書く挨拶文で、時候は四季の陽気、気候、季節、時節などを意味します。
1月であれば、「新春の候」などがあり、使い方としては「新春の候、貴社におかれましてますますのご清栄のこととお慶び申し上げます。」となります。
また、「〇〇の候」だけでなく、「〇〇の折」「〇〇のみぎり」に変更して使用することも可能です。
上旬ごろ | 中旬ごろ | 下旬ごろ |
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「新春の候」新年の挨拶 | 「寒風の候」冬の冷たい風が吹くこと | 「厳寒の候」大変寒い時期 |
「初春の候」同上 | 「寒中の候」最も寒い時期 | 「大寒の候」極めて寒い時期 |
上旬ごろ | 中旬ごろ | 下旬ごろ |
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「晩冬の候」冬の終わりの意 | 「余寒の候」立春になるも寒さが残る時期 | 「春寒の候」春に入って寒さが戻ったこと |
「立春の候」春の始まりの意 | 「梅花の候」春が来たことを知らせる梅の花が咲いたことの意 | 「向春の候」春が訪れた時期 |
上旬ごろ | 中旬ごろ | 下旬ごろ |
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「早春の候」ちょっとずつ春を感じさせる時期 | 「仲春の候」春の中間を指し、少しずつ暖かくなる時期 | 「春分の候」春らしい暖かい時期、春本番を迎えた時期 |
「浅春の候」同上 | 「春色の候」春の兆しを感じる時期 | 「春暖の候」春の暖かさ、陽気を感じる時期 |
上旬ごろ | 中旬ごろ | 下旬ごろ |
---|---|---|
「陽春の候」春の陽気に満ちた時期 | 「春風の候」春の穏やかな風が吹く時期 | 「春陽の候」春の日差しを感じる時期 |
「桜花の候」満開の桜が美しい時期 | - | 「晩春の候」春の終わりごろの意 |
上旬ごろ | 中旬ごろ | 下旬ごろ |
---|---|---|
「新緑の候」若葉(新緑)がしげるころ | 「薫風の候」若葉の香りを運んでくる初夏の風の意 | 「青葉の候」木々の葉が青々としげる時期 |
「立夏の候」夏の始まりを感じさせる時期 | - | - |
上旬ごろ | 中旬ごろ | 下旬ごろ |
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「初夏の候」夏の訪れを感じさせる時期 | 「深緑の候」若葉の緑が濃くなる時期 | 「梅雨の候」梅が熟すころの雨、梅雨の時期がきたことの意 |
- | 「向暑の候」夏に向かうころ、夏を感じる時期 | - |
書き出し部分は、一般的に文章の書き始め、冒頭の部分を意味します。
ビジネスメールの場合は、一般的な書き出しの意味に加えて相手への
「 ていねいな挨拶文 」
また、メルマガの場合は、
「 本文を要約した前文 」
と捉えることをおすすめします。
メルマガに関しては、すべてのユーザーが開封するとは限らないため、書き出し部分で本文を要約して伝えることで、その先の内容を読みたいと思ってもらうことが重要となります。
一方で、ビジネスメールの場合は、相手への挨拶として書きます。
親切ていねいな対応をしていることを示す、無愛想ではないことを伝えるためにも大切な箇所の一つといえます。
メルマガの場合の書き出し部分の重要性については、以下のリンクをご参照ください。
本文を読むか読まないかはメルマガの書き出しで判断する?メルマガの書き出しで開封率を上げる方法についてはこちら
この段落では、今回紹介した1月~6月の時候の挨拶を交えた書き出し部分を、例文という形で紹介します。
1月の時候の挨拶では、上旬は「新春」「初春」、中旬は「寒風」「寒中」、下旬は「厳寒」「大寒」という順番で使えますが、1月全般として「厳寒」を使用することもできます。
2月の時候の挨拶では、上旬は「晩冬」「立春」、中旬は「余寒」「梅花」、下旬は「春寒」「向春」という順番で使えますが、2月全般として「向春」「梅花」を使用することもできます。
3月の時候の挨拶では、上旬は「早春」「浅春」、中旬は「仲春」「春色」、下旬は「春分」「春暖」という順番で使えます。
5月の時候の挨拶では、上旬は「新緑」「立夏」、中旬は「薫風」、下旬は「青葉」という順番で使えますが、5月全般として「新緑」「薫風」を使用することもできます。
6月の時候の挨拶は、上旬は「初夏」、中旬は「深緑」「向暑」、下旬は「梅雨」という順番で使えますが、6月全般として「向暑」を使用することもできます。
他にも季節の挨拶としては下期もありますので、下記リンクもご参照ください。
7月、8月、9月、10月、11月、12月分の時候の挨拶についてはこちら
企業では、年末年始、年度末の3月や新年度の4月などに、決算報告や人事異動に関するIR情報を公表するかと思います。
特に人事異動となった際は、取引先に異動の挨拶のメールを一斉送信する機会があるのではないでしょうか?
そこで注意しないといけないのは、既存のメーラー(OutlookやGmailなど)のBCCを使っての一斉送信です。
CCやBCCの基本的な解説や、BCCを使用した一斉送信の危険性について
ヒューマンエラーにより、他者のメールアドレスが表示されてしまい、個人情報漏えいする恐れがあります。
また、一度に多量のメールを送るとサーバに負担がかかり、送信の遅延などの支障が出る可能性もあります。
このようなデメリットを解決できる方法があります。
それは、当社が提供するメール配信システムであるCombz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)を導入することです。
当社のコンビーズメールプラスは、独自開発の経路探索型アルゴリズムにより、高速かつ多量のメールを一斉配信することができます。
セキュリティも万全なうえ、素早くたくさんのメールを送れるので、導入することをおすすめします。
独自開発の経路探索型アルゴリズムの構図
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今回の記事はいかがでしたでしょうか?
ビジネス、個人問わず、手紙やメールを送るときに、挨拶文を入れるのは大切なことです。
普段使っている定型の挨拶文に、時候の挨拶をひとつ付け加えるだけで、季節を感じさせる文章を作成することができます。
読む側に季節感を与えることができるので、ひと工夫として時候の挨拶を取り入れてみてはいかがでしょうか?
今回は『【ビジネスメール】新年や寒中見舞い、新年度に使える時候の挨拶・上期』として、1月、2月、3月、4月、5月、6月分を紹介しました。
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