2023年09月07日
Google社が提供するフリーメールサービス「Gmail」は、無料で使えるメーラーです。
パソコンやスマートフォンがインターネットに接続されていれば、いつでもWebブラウザ上や専用アプリからメールの閲覧や送受信が可能なので、個人・ビジネス問わず幅広く使われています。
そんな便利なGmailでも、まれにメールが届かないというアクシデントが発生します。
そこで今回は『2023年版・Gmailにメールが届かない、迷惑メールにもない!その原因と解決策』と題し、メールが届かないトラブルと解決策などについて、紹介します。
目次
Gmailとは?
Gmailとは、Google社が提供するフリーメールサービスです。
デバイスがインターネットに接続されていれば、Webブラウザ上や専用アプリからメールの送受信、閲覧をすることができます。
メールアドレスを作成すればGmailだけでなく、Google社が提供しているGoogleドライブなど他の機能も使用できるため、個人だけでなくビジネスでも幅広く利用されています。
メールのやりとりに欠かせないメーラーについてはこちら
「 Gmailにメールが届かない!?迷惑メールにもない 」
と困ったことはありませんか?
大抵の場合、ヒューマンエラーとシステムエラーの2つが原因と考えられます。
この段落では、Gmailにメールが届かない、または送信できない要因について、可能な限り解説します。
まずは、Gmailにメールが届かない要因についてです。
受信したメールが気づかないうちに、違う場所へ分類されている可能性があります。
操作ミスも含めて別の所に分類されてしまうのは、以下の3つのことが考えられます。
受信したメールが、Googleサイドのセキュリティの関係上、迷惑メールと判断する場合があります。
迷惑メール扱いになってしまうと、Gmail内にある項目「迷惑メール」に移動させられてしまいます。
この迷惑メール扱いとなってしまう理由はさまざまあるため、詳細は後半の『正規のメールが迷惑メールになる原因と回避策』の段落で、詳しく解説しています。
対処法
「迷惑メール」に振り分けられたメールは、30日間は保存されていますが期限を過ぎると自動で消えてしまうので、こまめに確認するのをおすすめします。
手違いでメールをゴミ箱に、移動してしまっている場合があります。
対処法
Gmail内にある項目「ゴミ箱」をクリックして、間違えて移動させていないかのチェックをしましょう。
ゴミ箱も迷惑メール同様、30日間は保存されますが、期限を過ぎると自動で削除されてしまうので注意が必要です。
操作ミスでメールをアーカイブ(意味:保管)してしまっている場合があります。
特にスマートフォンの専用アプリは、メール一覧画面でスワイプすると、そのメールが即座にアーカイブされてしまいます。
対処法
アーカイブされたメールは、Gmail内にある項目「すべてのメール」をクリックすることで表示され、確認することができます。
Gmailは、無料で使用できるオンラインストレージのGoogleドライブ内に、データとして保存されます。
無料で使える容量は15GBが上限となっています。
そのため、メールのデータ以外に、Googleのドキュメントやスプレッドシート、フォト、容量の大きい添付ファイルの送受信を行っていると、上限を使い切ってしまう可能性があります。
使い切ってしまうと、当然ながらメールのデータの保存場所を失うため、受信されなくなってしまいます。
対処法
適度にドライブ内の不要なデータやメールを削除して容量を確保するか、有料プランに切り替えて容量を増やすかをして、メールの送受信ができるようにしましょう。
Googleドライブのストレージの確認方法
Googleドライブの空き容量を確認する方法は、以下のリンクをクリックするとビジュアルで分かりやすく表示されます。
インターネットへの通信環境が悪かったり、Gmailそのものが通信障害を起こしていると、メールを受信することができません。
単純に、インターネット接続されていないと受信されません。
特にWi-Fiは、状況次第では電波が不安定になることがあるので、安定する場所に移るなどの対処が必要です。
また、スマートフォンのモバイルデータ通信がオフになっていると、メールを受信することができません。
設定でモバイルデータ通信が、オンになっていることを確認しましょう。
加えて、機内モードを使うと無線通信すべてが遮断されます。
モードがオンになっていないかもチェックしましょう。
本元であるGmailのサービスが一時的に停止していると、当然ながらメールを受信することはできません。
正常に稼働しているかは、
「 Google Workspace ステータス ダッシュボード 」
で確認することができます。
利用可能な場合は、
Gmailサービスの利用可能状態
サービス障害の場合は、
サービス停止の場合は、
で表示されます。
受信者によってはフィルタ機能を使っている場合があります。フィルタ機能は、自分で設定したルールに従って自動でアーカイブへ移動させたり、メール自体を削除する機能です。
「 どこにメールが振り分けられたかわからない 」
や
「 メールが受信されてない 」
と感じる場合があるため、振り分けルールを見直すよう促す必要があります。
メールを他のアカウントに転送する設定を行っていると、Gmailの受信ボックスに表示されなくなります。
転送を設定しているかは、「すべての設定を表示」をクリックし「メール転送とPOP/IMAP」を押すと確認することができます。
転送設定されている場合は「メールを受信トレイに残す」を選ぶと、転送するメールを自分の受信トレイにも残すことができます。
次に、Gmailから送信できない要因についてです。
単純にメールを送る際に、相手先のメールアドレスを誤入力して送信できない場合もあります。
メールを送信する前に、誤字脱字がないか確認しましょう。
Gmailで添付ファイルを送ることができるデータ容量は25MBまでです。
容量を超えてしまうと送信エラーとなり、相手に届きません。
添付ファイルの容量対策
上記の例のように工夫して、相手にメールが届くようにしましょう。
前半の『迷惑メール扱いになっている』の段落でも解説したとおり、Google側のセキュリティの関係で、受信したメールのうち一部が迷惑メールフォルダに振り分けられることがあります。
この段落では、迷惑メール扱いになってしまう原因について、さらに詳しく解説します。
迷惑メール扱いにならないための回避策についても、あわせて紹介します。
正規のメールを送ったにもかかわらず、迷惑メールと判定されてしまう原因は、以下のようなものがあげられます。
件名が長すぎたり短すぎたり、本文内に不適切な単語(アダルトサイトや出会い系サイトで使用されそうなもの)を使うと、迷惑メールと判断されることがあり、未開封のまま迷惑メールのフォルダへ移されることがあります。
セキュリティが低いサイトのURL、短縮したものや極端に長いURLを貼り付けて送ると、最終的に迷惑メールと判定される場合があります。
アフィリエイトリンクも同様で、貼り付けて送ってしまうと不審なメールとみなされることがあります。
メールに画像をたくさん貼り付けたり、大き目の容量のファイルを添付すると、迷惑メールと判定される恐れがあります。
また、受信する側のメーラーによっては、HTMLメールなどの形式が対応していない場合、迷惑メールとして非表示になることもあります。
正規のメールが迷惑メールと間違われるのを防止するための認証技術としてSender Policy Framework (SPF)があります。
また、正当なメール配信側から送られたものかどうかを、証明するものとしてDomainKeys Identified Mail (DKIM)もあります。
この2つの認証を導入していないと、正規のメールであっても迷惑メール扱いになる可能性が高まります。
入力ミスのメールアドレス、使用不可のメールアドレスに対して、メールを送り続けると、送信先のサーバから不正な動きをしていると判断され、迷惑メール扱いになる場合があります。
配信の実績が低いメールアドレスからメールを一斉配信すると、迷惑メールと判定される恐れがあります。
セキュリティが万全な共用サーバであっても、その中に質の悪いメール配信をする業者が存在すると、サーバそのものの評価が落ちてしまいます。
評価が落ちてしまうと、どれだけ問題のないメールを送っても、受信する側で迷惑メールと判断され、迷惑メール用のフォルダに振り分けられてしまいます。
なりすましメールとして、他社と似たメールアドレスを作り、迷惑メールを送る悪徳業者が増加しています。
正規のメールを送る場合、似たメールアドレスがないかなど、確認した上で使用する必要があります。
メルマガ運用側にとってGmailなどのメーラーが、メール配信したメルマガを「迷惑メール扱い」にしてしまうと致命的です。
この段落では、迷惑メールを回避する方法について解説します。
メール配信システムを活用して、メルマガをメール配信している方はたくさんいるかと思います。
大抵の場合、メール配信システムを提供している企業は、メルマガが迷惑メール扱いにならないようにするために、「SPF」と「DKIM」という認証技術を導入しています。
SPF
メール配信されたメルマガが迷惑メールと誤認されないようにするための認証技術
DKIM
受信したメルマガが正当なメール配信者から送られてきたものかを調べる技術
メール配信システムを選ぶ際は、SPFやDKIMといった認証技術を導入しているか、チェックしておくと、迷惑メール扱いを防ぐことができます。
認証技術だけでなく、迷惑メールにならない方法などについてはこちら
当社が提供するメール配信システム・Combz Mail PLUS(コンビーズメールプラス)では、利用者が発行したメルマガが、迷惑メール扱いにならないようにSPFとDKIMを導入しています。
そのため、安心してメルマガをメール配信することが可能です。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
Gmailにメールが届かない、迷惑メールにもない原因は、主にヒューマンエラーかシステムエラーのどちらかと考えることができます。
一つずつ対処することでトラブルは改善します。
あせって対応してしまうと、大事なメールの保存場所を探しきれなくなったり、誤って削除してしまう可能性があるので、メールのチェックは落ち着いて行いましょう。
以上『2023年版・Gmailにメールが届かない、迷惑メールにもない!その原因と解決策』でした。
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