2023年12月27日
普段、通販サイト(ECサイト)を運営していると、集客率やコンバージョン率(購入などの成果)をマーケティングの一環として計測しているかと思います。日々、マーケティングを実施していると、こんな課題が浮き上がってきませんか?
十数年前に比べてECサイトでは、ただ商品やサービスを陳列しているだけでは、購入されにくい時代となりました。
上記の課題を解決する方法として、メール配信システムの導入をおすすめします。理由としては単純で、ユーザーに対してメールでECサイトや商品、サービスの情報を発信することで、その内容に興味や共感を与えることができ、その効果により購入につながる可能性があるからです。
そこで今回は『ECサイト運営者必読!集客率アップが見込めるメール配信まとめ』と題して、ECサイトに役立つ配信方法をご紹介します。
目次
ここではECサイトを運営するうえで、メール配信システムが必要な理由を紹介します。
ECサイトを運営する際、メール配信システムを導入すると、ユーザーとの交流を深めることができます。交流が深まれば深まるほど、ユーザーはメール配信を行っているECサイトに対して好感度が高まるため、記憶に残す可能性があります。
メール配信は、ECサイト運営側が一方的に商品やサービスの情報を流していると思われるかもしれませんが、登録したユーザーとコミュニケーションが取れるツールとなっています。
商品やサービスに関しての情報を配信した後、ユーザーが内容をチェックして「商品やサービスを購入した」「記載されている情報に興味がわいて問い合わせを行った」などの行動があった場合、これはレスポンスがと捉えることができます。
メール配信を定期的に行うことは大切です。随時、ユーザーに商品やサービスの情報を発信し続けることで、密接な関係を築くことができます。また、ユーザーは日々届くメール配信を確認することで、より情報について詳しくなります。これにより、頭の片隅にいつもECサイトの記憶やイメージを残すことができます。
ECサイト運営者とユーザーとの信頼関係を深める、ユーザーの記憶に少しでもECサイトの情報が残るようにできるのがメール配信です。
この効果により、リピーターだけでなく訪問頻度が低いユーザーが、ECサイトに訪れる機会が増えて集客率アップに寄与する期待ができます。また、集客率が上がるということは、商品やサービスの購入も増える可能性があるので、コンバージョン率増が見込めます。
このように、メール配信を定期的に行うということは、将来の成果を高める効果をもたらします。
効率的にメール配信をする、ユーザーが興味を引く文章を作成する、といった施策を行うことで、上記で紹介した成果を得ることができます。ここでは、ECサイトを宣伝するための配信方法について解説します。
開封してもらえないとメール配信を行った意味がありません。そこで開封してもらうのに大切なのは、タイトルの付け方の工夫です。
ユーザーは、自身に送信された多数のメールを開封せずに、チェックして終了する可能性があります。そのため、目を引くタイトルを付けた方が効果的といわれています。
読者が開封したくなるメールタイトルの作り方のコツ、効果測定について
最近ではECサイトで注文後、PayPayなどのQRコード決済やクレジットカードといった、現金以外での支払いも増えています。仮に、現金以外の支払いを行ったユーザー向けのサービスがあり、それを案内したいと考えたとします。
そんなときのタイトルは
など、サービスを前面に押し出すと、開封してくれる可能性があります。
ECサイト内で定期的に、送料無料や代引き手数料無料のサービスを行っている場合、毎回同じタイトルだと見飽きてしまい、反応が薄くなる可能性があります。
こんなタイトルはいかがでしょうか?
といった感じで、何てことないサービスも言い方を変えると、特別感を演出することができます。
文章の適切な量について世間では、1,000文字以内、500文字以内、400文字以内とさまざまな情報が錯綜(さくそう)しています。
明確な「これが適切です」という文章量に対する目安や提言は、実際は根拠が薄いものです。
しかし、適切な文章量の目安となるものであれば、2018一般社団法人映像情報メディア学会の『日本語文章の読み速度の個人差をもたらす眼球運動』で公表されている結果報告を参考にするとよいです。
この眼球運動に関する結果報告によると実験協力者200名の読み速度を計測した結果は、
約300文字~1200文字/分の範囲で単峰形に分布されており、平均値が653文字/分、中央値が635文字/分
ということだそうです。
速度の差についても書いており、
最も遅い読み速度で323文字/分、最も速い読み速度で1,189文字/分と、差は3.7倍
だそうです。
これらの結果を見ると、適切な文章量は635文字前後を目安にするとよいかもしれません。
最も遅い速度であっても約2分間で読み切れるため、この文字数を目安にするとちょうどよい可能性があります。
メルマガ作成時に役立つ時短テクと毎回のネタのお悩みを解決する方法についてはこちら
メール配信を適切に行うことで、ECサイト訪問のきっかけを与えることができるため、商品やサービスのコンバージョン率が高まる可能性があります。特におすすめする配信方法としては、パーソナライズをはかることです。
パーソナライズとは、ユーザーの行動履歴(場所や時間帯など)、属性、興味関心があることを把握することです。そして、どんなユーザーがどんなものに興味を示しているかなどを知っておけば、その方にマッチした商品やサービスを案内することができます。
このやり方を取り入れることで、売り込みたいターゲット層に対して、商品やサービスを的確に案内することができるため、よりコンバージョン率アップが見込めます。
セグメント配信でメルマガ配信時間を最適化する
日々、メール配信を行っていると、ネタ切れを起こしてしまいそうになるときがあるかと思います。ここでは、ECサイトの情報を織り交ぜつつ面白い文章を作成する方法や、販売促進に役立つ方法についてご紹介します。
メール配信を続けていると、文章作成に行き詰まるときがあるかと思います。
そんなときのために参考例として、暦の由来を文章に取り入れてみるのはいかがでしょうか?ちょっとした雑学を織り交ぜることで意表を突いた文章が完成し、ユーザーの興味を沸かせることができます。
ブックマークする価値あり!今すぐ使えるメルマガのネタやネタ探しのヒントについてはこちら
メール配信を続けることで、ユーザーにECサイトの存在を印象付けることも大切ですが、季節のイベントやハレの日などに合わせた配信も行うと、ユーザーを喜ばせることができます。そこで役立つのがグリーティングカードです。
グリーティングカードを用いた方法も熟知していると、文章を作成する際のネタ切れ防止に役立つかと思います。グリーティングカードをメール配信システムで送ろう。
グリーティングカードをメール配信送ることの「メリット」の解説についてはこちら
ファイル転送サービスを活用することで、ECサイトを宣伝するために作ったPDFチラシなどを案内できます。別途PDFチラシなどを届けることでたくさんの情報を伝えられ、商品やサービスの購入のきっかけを与えることができます。
外部ツールを使用して読者にチラシを配信する方法についてはこちら
今回はECサイト運営をされている方のために、メール配信システムの良さについてまとめました。定期的にECサイトに関する情報発信を続けることで、リピーターだけでなく、リピートが薄いユーザーがECサイトに再訪問してくれる効果が生まれる可能性があります。
また、コスト的にもECサイトを宣伝する場合、メール配信は低コストで行えるので、費用対効果が十分得られます。ぜひ、この機会にECサイトを多くのユーザーに知ってもらうために、導入を検討してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?ECサイトを日々、運営していると、より効果的に商品やサービスの情報をユーザーに届けたいと考えるかもしれません。
よりピンポイントに情報発信を行う方法として、メール配信システムの導入をおすすめします。メール配信を行うことで、ECサイトそのものの宣伝だけでなく、ECサイト内で販売している商品やサービスをダイレクトに文章で届けることができます。
日々、文章で情報を伝え続けることで、ユーザーはECサイトの存在を少しずつ頭の片隅に記憶してくれます。少しでもECサイトの存在を覚えてくれることで、メール配信が届いたその日に商品やサービスの購入がなくても、「購入が必要になった」際にECサイトに再訪問して注文してくれる可能性があります。つまりは、将来的にコンバージョン率アップが見込めるわけです。
ぜひ、この機会にメール配信システムを導入してみてはいかがでしょうか?今回は、ECサイト運営者向けに活用方法や効果などについてまとめてみました。
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