2023年03月24日
今では電子メールでのやり取りは、当たり前のようにできます。この電子メールですが、改めて考えてみるとどんなツールなのかわかりますか?
そこで今回は『電子メールとは?初心者から上級者までおさらい!特徴や仕組みと使い方』と題して、電子メールの特徴や仕組みについて詳しく解説します。
目次
電子メールとは、インターネットを介してパソコン、スマートフォン、タブレット端末などから、テキストメッセージの送受信を行う手段のことをいいます。
テキストメッセージの他にも、文章や画像のファイルを添付して、送受信することも可能です。
送受信のためのアドレスはメールアドレスといい、代表的な例をざっくり構造化すると下記のようになります。
アカウント名@プロバイダ名.ne.jp
電子メールは主に、メールアドレスを用いて送受信を行いますが、スマートフォンであれば電話番号を使っての送受信が可能なSMS(ショートメッセージサービス)も、存在しています。
本記事では、電子メールのうち一般的にメールマーケティングに用いられる、e-mail(イーメール)について解説します。
この段落では、電子メールの特徴や仕組みについて詳しく解説します。電子メールの誕生や歴史については、下記リンクをご参照ください。
メールマーケティングの歴史をひも解くとともに、今後のトレンドについてはこちら
メールの受信は、これまでメールサーバに到達し蓄積されているメールを手動でサーバに問い合わせる方式、ポーリング型電子メールが主流でした。
しかし、1998年ごろからメールがサーバに到達した時点で、リアルタイムに受信者に通知を行うプッシュ型電子メールが普及しはじめ、携帯端末を中心に主流になっています。
プッシュ型電子メールとは、発信者の任意のタイミングで素早く情報を届けることができ、さらにメールによるアプローチからWebサイトなどの、プル型のメディアへの誘導も可能です。
しかし、メール自体のプッシュ力が高い分、発信の頻度や時間帯によっては、受信者の迷惑となり、受信拒否につながる可能性があるので、注意が必要です。
プッシュ型、プル型について、さらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。
メルマガの概要やメリット、デメリットなどについてはこちら
今ではパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末でも自由に、インターネットへの接続が可能となっています。
インターネット上で送受信を行う電子メールは、自宅、会社、出先など、場所を問わず思い立ったときに利用ができます。
発信者側のみのメリットとなりますが、電子メールはメール配信後に効果を測定することができます。電子メールは郵便や新聞、雑誌広告などとは違い、届いたメールがどの程度開封されているかや、本文中のリンクをクリックした受信者側がどのくらいいるか、コンバージョン率(売り上げなどの成果)はどのくらいあるかなどの、データを取得しやすいツールとなっています。
国内の端末の普及率は、モバイル端末全体の96.1%の内スマートフォンが83.4%、パソコンは69.1%となっています。
このことを考えると、ほとんどのスマートフォンは標準で電子メール機能が備わっているので、国内に住んでいるほぼすべてのユーザーは、電子メールを使うことができるといえます。
人口カバー率が高いということは、電子メールはスタンダードな連絡手段であることがわかります。
電子メールがどのような場面で使われているかは、次の段落である『電子メールの使い方』で具体的な例を示しつつ、解説します。
本項では1つの送信者から多数の受信者に送信する場面に限定して、電子メールの代表的な使い方をご紹介します。
当たり前のことではありますが、電子メールはテキストメッセージでのやり取りが可能なため、プライベートでの連絡手段として役立ちます。
今ではSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)が普及し、それらツールを介しての連絡が行われていますが、必ずしも全員がSNSを導入しているとは限りません。
その点メールアドレスは、パソコンやスマートフォンを持っていれば、最低1つはメールアドレスを所持することができます。
SNSを利用していない、または利用できない状態の際は、電子メールを連絡手段として使うことができます。
また、日常的に電子メールを使っていなくても、メールマガジン(メルマガ)、ビジネス利用、緊急連絡先として役立ちます。
電子メールは送受信ができるため、BtoB、BtoC問わず、メルマガによる広告宣伝を打ち出すことができます。
企業や個人がユーザーに対してお知らせをするために送られるメールで、海外ではE-mail news letterなどとも呼ばれています。
ほとんどが定期的に発行されており、月末や月初には配信数が多くなる傾向にあります(コンビーズメールプラス調べ)。「メルマガ=セールスのためのメール」という認識を持たれがちですが、コラムの連載やWebサイトの更新情報のお知らせなど、幅広い用途に用いられています。
O2O(オンライン・トゥ・オフライン)やCRM(顧客管理)との関連性も高いです。
メルマガの概要やメリット、デメリットなどについてはこちら
お問い合わせがあった日・買い物をした日・セミナーに来場した日など、ユーザーによって異なる日時を起点に、自動でメールを配信する機能をステップメールと呼びます。
あらかじめ文面を用意しておけば、それぞれの日時を起点に自動的にメール配信されます。例えば、買い物の7日後に商品のアフターサービスの案内メールを送ったり、要点ごとに文面を用意してメール講座の連載として配信するというような活用が可能です。
便利なステップメールについてはこちら
電子メールは、メルマガ登録の手続きに空メールを送信したり、ネットショップで購入した後の確認メールなどを送るのに活躍しています。
Webサービスのユーザー登録やメルマガ登録にも用いられます。
登録希望者が、指定のメールアドレスに本文が入力されていないメール(空メール)を送信し、その空メールに対して自動返信でメールによる登録の手続きを行います。
フォームに入力するタイプのメールアドレスの取得では、入力間違いの懸念があるため、空メールだと受信者のメールアドレスが正しく取得ができます。
また、メルマガ登録希望者も携帯端末での煩雑(はんざつ)なメールアドレスの入力を避けられるというメリットがあります。
Webサービスの多くは、利用時に入力したメールアドレス宛てに、購入や申し込みの控えとしてメールが配信されます。多くが自動で返信されるメールで、ユーザーの行動と連動してほぼリアルタイムに送られます。
利用の控え以外にも、商品の発送完了のお知らせなどのメールがあります。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
このように電子メールを使う場面は数多くあり、現代生活においては欠かせないツールといえます。
SNSなどに比べると、メールアドレスは必ずパソコンやスマートフォンを持っている限り、全員が1つは所有しています。そのため、必ず連絡がつくツールといえます。
かくいう筆者も、スマートフォンで友人とやりとりをしたり、パソコンでネットショップの購入確認メールを受け取ったりしています。
以上『電子メールとは?初心者から上級者までおさらい!特徴や仕組みと使い方』でした。
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