2021年10月12日
メルマガは、SNSや動画サービスなどと並び、売上につなげるために必要なマーケティングの手法です。しかし、メルマガを始めるにあたり、どのような方法で進めていけば良いか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、メルマガを運用する際に覚えておきたい基本ルールや、効率的に運用するためのポイントについて解説します。メルマガで効果を得られるように、基本的な運用方法を把握しましょう。
目次
メルマガとは、「メールマガジン」を略した言葉で、メールを活用したマーケティング手法です。企業・ネットショップサイトなどから、ターゲットに対して配信するメールのことで、配信するタイミングや配信内容を自由に設定できます。
20年近く前から利用されているマーケティング手法ですが、ITの発展に伴い、目に見える形で効果測定を行えたり、ターゲットごとに別々のメルマガを自動で配信したりといった進化を遂げています。誰でもメールアドレスを持っている現代において、メルマガは自社の売上アップに欠かせません。
メルマガを初めて運用する際には、基本的なルールを押さえておきましょう。メールの形式や、メールの構成といった、覚えておきたいポイントを紹介します。
メルマガには、主にテキスト形式とHTML形式の2つの形式があります。前者のテキスト形式は、テキストデータのみで構成された形式で、文字で情報を伝える際に用いられます。画像やイラストといった視覚的な要素を取り込めない点がデメリットである一方、文章構成を工夫することで、簡単に読みやすいシンプルなメルマガに仕上げられるのが特徴です。
次に、HTML形式は、テキストデータだけでなく、画像・イラストに加え、文字の大きさやカラーなどを自由に変えることができます。ターゲットに対して視覚的な情報を届けられるため、訴求効果を高めたい場合におすすめです。また、HTML形式では、メールマーケティングツールと連携し、開封率を測定することもできます。
メルマガを活用したマーケティング効果を高めるためには、どのような構成に仕上げるかが大切です。一般的にメルマガは、次の5つの構成に分けられます。
メールの件名は、メールマーケティングのなかでも、とくに重要な部分です。単純に件名を入力するのではなく、メルマガを受け取ったターゲットに対して、開封を促すキーワードを含める必要があります。
具体的には、「限定」、「タイムセール」、「クーポン付き」、「あなたにおすすめ」といったキーワードを入れるようにします。そのほかにも、記号を用いたり、ターゲートの名前を入れたりするなどし、受信メールボックスで目立つような件名にしましょう。
ヘッダー部分とは、メルマガを開封したときに、ターゲットが最初に見る文章や画像です。メール本文を読みたくなるような説明を入れたり、装飾を付けたりしましょう。とくに、セールやクーポンのメルマガでは、ヘッダー部分に大きく掲載することで、マーケティングの効果を高められます。
ヘッダー部分の下に来るのが、リード文です。季節の話題や天候についてを書くなど、本題に入るまでのリード(導き)を担うパートです。HTML形式では無理にリード文を挿入する必要はありませんが、テキスト形式の場合、リード文で簡単にメール内容を説明してみましょう。
メルマガの本文には、訴求したい内容や誘導先のURLなどを掲載します。テキスト形式のメルマガでは、記号・数字などを用いて、ターゲットの目に留まるような工夫が必要です。ただし、あまりにも長い文章だと、ターゲットが途中で読むのをやめてしまう可能性も考えられるため、要点を絞って端的に記載するようにしましょう。
また、HTML形式のメール本文では、テキストを控えめにし、画像やイラストなどを掲載するのも効果的な手段です。視覚的にターゲットに対して情報を伝えられることで、購買行動につなげやすくなります。最近では、スマートフォンやタブレットからメルマガを閲覧するユーザーも増えているため、Webサイトに直接誘導できるようにURLの添付も忘れずないようにします。
フッターは、メルマガの設定や発行元などを記載する部分です。2002年に施行された「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」によると、迷惑メールを防止する観点から、配信者の企業情報とメールの配信停止方法を記載しなければなりません。テキスト形式・HTML形式いずれの場合でも、上記の情報を記載する必要があるため、メルマガ配信時には十分に注意しましょう。
メルマガでは、どのタイミングでターゲットに配信するかも確認しておきましょう。ターゲットの属性にもよりますが、学生から社会人まで幅広いジャンルを対象としている場合、早朝・夜間の通勤時間、平日にお昼、休日の全時間帯などに配信します。
1点気を付けておきたいのが、メルマガを配信しすぎないことです。1日に大量に送っても煩(わずら)わしく思われるだけで、メールマーケティングの効果を十分に得られません。1日に1回、週・月に数回といった頻度を設けるほか、タイムセールやクーポン配布など特別なタイミングにもメルマガを配信しましょう。
マーケティング効果を得られるようにするためには、メルマガの運用方法に工夫が必要です。ただ単にターゲットにメールを配信するのではなく、以下のポイントを意識してみるようにしましょう。
メルマガの効果を高めるためには、ターゲットとのコミュニケーションを意識してみてください。たとえば、家電製品のネットショップを運営している場合、「テレワーク向けのパソコン選びに迷っていませんか?」、「業務効率の向上に最適なアイテムをご紹介」など、ターゲットに話しかけるようなメールを作成します。
読み手側としても、その時々に必要なものをおすすめしてもらった方がメール本文を読む可能性も高まります。一方的にメルマガを送り続けるのではなく、読者のことを考えながらメール本文を作りましょう。
PDCAサイクルを回してみることも、メルマガを運用する上で大切なポイントです。メルマガにおけるPDCAサイクルは、「P:KPIを用いた目標設定」、「D:メール作りやターゲットへの配信」、「C:メルマガの効果」、「A:効果測定に基づく改善ポイント」を指します。
メルマガの構成でも解説したとおり、メルマガの効果を高めるためには、件名や配信のタイミングが重要です。詳しくは、下記の「メルマガ担当者必読!今すぐ使えるPDCAの基本」を参考にしてみてください。
メールマーケティングの効果
PDCAサイクルのなかでも、とくに効果測定を重視しましょう。メールマーケティングはメールを配信して終わりではなく、開封してもらい、コンバージョンにつなげる必要があります。
最終的に、コンバージョン率を高めるためには、開封率や反応率といったデータを改善しなければなりません。以下の記事を参考にし、どのように効果測定を行えば良いのか、改善するべきポイントなどを確認してみましょう。
メール配信の効果を高めるためのPDCAの基本や運用方法についてはこちら
今回の記事はいかがでしたか?
マーケティング手法の1つであるメルマガは、ダイレクトにターゲットに情報を届けられます。配信するタイミングやメールの本文などを工夫することで、コンバージョン率の向上につなげられます。
メールからの顧客流入を増やしたい場合には、コンビーズメールプラスの導入をご検討ください。サポート体制やセキュリティ対策も充実しているため、初めての方にもおすすめです。
以上、メルマガ運用の基本ルールについて、ご紹介しました。
最長 30 日間たっぷり使える、デモ
アカウントを
ご用意しております。
クレカ登録不要。デモ期間終了後は、有料版への自動移行はございません。
お申し込み後、ログインIDを記載したメールが自動で届きます。
※登録アドレス数 100 件、配信数 100 通まで