2022年11月29日
不動産管理会社では、物件オーナーから預かった賃貸物件の管理やメンテナンスを行い、住居環境の維持・改善に尽力されているかと思います。
そんななか賃貸物件を管理していて、入居者に住む際のルールや定期的なメンテナンスなどの情報は、掲示板やポストへの配布等で実施していることが多いのではないでしょうか。
誰でも目に入り、確実にお知らせできていることが目で見てわかることはメリットですが、手間やコストがかかるのも事実です。
もっと低コストで、なおかつスムーズに連絡できるツールが欲しいと思ったことはありませんか?
そこで役立つのが、メール配信システムです。
今回は『賃貸物件の入居者への連絡はメール配信!【不動産管理会社編】』と題して、主に賃貸マンションを例にメール配信の方法を紹介します。
目次
不動産管理会社を行っていると、大切になってくるのは住居環境の維持・改善などの管理業務かと思います。
住居環境を保つためには、住む際のルール、巡回清掃や設備修理といったメンテナンス、クレーム対応などを、入居者に対してスムーズに連絡したり対応しなければいけません。
特に賃貸マンション管理となると部屋数も多く、より円滑さが求められる可能性があります。
現在では、入居者への情報発信、連絡手段として独自にアプリを開発したり、SNSなどを利用している不動産管理会社も多くいるかと思います。
ただ、アプリ関係となると入居者にダウンロードをお願いしないといけません。
大した作業ではありませんが、入居者にひと手間かけてしまいます。
そこでオススメしたいツールが、メール配信システムです。
メール配信システムであれば、入居者はメールアドレスの提示だけで済みます。
さらにひとつの契約だけで、管理している賃貸物件ごとにサブアカウントを作れるツールもあるので、入居者の個人情報を管理しやすくなります。
ここでは、メール配信システムによって入居者への情報発信を行うことで得られる、メリットやデメリットについて解説します。
メール配信システムによって入居者への情報発信を行うことで得られる、メリットについて解説します。
メール配信システムを使うと、入居者に対して住む際のルール、定期的なメンテナンスの案内をスムーズにメール配信することができます。
問い合わせ用のメールアドレスを本文内に記入しておくことで、入居者も不動産管理会社へ返信のメールなどを送ることができます。
返信用のメールアドレスを添えておくことで、一方的な情報発信だけでなく、入居者からの問い合わせなどを拾うことができるので、コミュニケーションツールのひとつとしても使用できます。
アプリの場合だと、入居者がアプリ内にメールアドレスを登録しておけば、問い合わせ内容の控えがメーラー(OutlookやGmail、携帯キャリアなど)に届きはしますが、一度アプリにログインし、問い合わせ用の入力フォームを探して、と手間が多いです。
SNSの場合は、リアルタイムでのやり取りには有効ですが、連続的にコメントを入力しあうため、過去の内容をさかのぼったとき、1つのQ&Aの区切りがわかりにくいことに加え、見つけにくさが目立ちます。
メールで連絡しあうことの利点としては、やり取りを残すことができることです。
また、メーラーだと、過去にどんなやり取りをしたかをさかのぼりやすく、入居者にとっても同じ問い合わせをせずに済みます。
メール配信システムの発信側も
「 最近の配信状況(予約/履歴) 」
で、いつ、どの賃貸物件に、どんな情報をメール配信したかの確認ができます。
定期的に知らせる必要がある情報などを、入居者にメール配信した後、何世帯の入居者が閲覧したかなどを、開封率で確認することができます。
もちろん、誰が開封したかの特定も可能です。
これにより、情報がちゃんと周知されているかを確認することができ、周知漏れを防ぐことができます。
セグメント配信(のちに詳しい説明があります)を使うことで、管理している賃貸物件ごとに
属性(住所、マンション名など)を振り分ける
ことができます。
これにより1アカウントで、各賃貸物件ごとの情報をメール配信することができるので、管理がとても楽になります。
巡回清掃や設備の点検など、定期的にメンテナンスを実施する場合、ポスティングでの告知が多いかと思います。
定期的なメンテナンスがいつ行われるかをメール配信することで、入居者の認知度が高まるだけでなく、ペーパーレス化が可能となるため、コストをおさえることができます。
チラシとメール配信システムのコストに関する比較は、以下の記事で紹介しています。
コストを抑えて既存で使っている宣伝媒体とメール配信システムを、うまく併用する方法についてはこちら
業務上の提案ではありますが、参考例としてペーパーレス化に関する記事も合わせてご覧ください。
メール配信によるペーパーレス化についてはこちら
メール配信システムを使って入居者に情報発信することは、上記のようなメリットが得られる反面、少なからずデメリットは存在します。
一番のデメリットは迷惑メール扱いとなり、迷惑フォルダに振り分けられる可能性があることです。
ただ、当社のコンビーズメールプラスは、迷惑メールに振り分けられにくい認証技術を導入しているため、リスクを低減することができます。
認証技術だけでなく、迷惑メールにならない方法などについてはこちら
当社が提供するメール配信システムのコンビーズメールプラスは、独自に開発した経路探索型アルゴリズムにより、高速ながら多量のメール配信ができるものです。
メール配信システムを使うことで、受け取る側に適切な情報を送ることができます。
コンビーズメールプラスではさまざまなメール配信方法で、不動産管理会社の連絡業務をサポートすることができます。
ここでは、メール配信システムのコンビーズメールプラスでできる4つの配信方法を説明します。
これにより、賃貸物件の入居者にスムーズに、情報を提供することが可能になります。
一斉配信は文字通り、メール配信システム内に登録されているすべての配信先に対して配信するものです。
ゴミ出しのルールや共用部の使い方についての周知、騒音の苦情などがあった際に全体に周知したいときに使いやすい配信方法です。
特定の顧客に対して適切な情報を送りたい場合、セグメント配信が可能にしてくれます。
顧客がメール配信の登録を行う際、氏名やメールアドレスだけでなく、顧客の年齢、性別、住まいなどといった属性を前もって収集します。
属性を基準に、一定の条件に絞り込んだグループを作成して、そのグループにマッチした情報を送ることができます。
ガスや排水管の点検のように、階数によって日程が異なる情報の周知など、配信を分けたいときに便利な配信方法です。
セグメント配信でメルマガ配信時間を最適化する
一契約で、本部用のアカウント(親)、店舗用のアカウント(子)といったような、親子関係のアカウントをつくることができます。
例えば、不動産の営業で使うときには、サブアカウント(店舗用)を自社の営業マン1人ひとりに与え、自身の顧客に対するプロモーションを行い、親アカウント(本部用)からは、全社のキャンペーンなどのメール配信を行うといった使い方ができます。
不動産管理業務上では、タワーマンションをいくつも管理することがあると思います。
このようなときには、建物ごとにアカウントを分けてしまうと便利です。
比較的自由度の高い機能なので、管理業務担当者ごとにアカウントを割り振ってもよさそうです。
親アカウントと子アカウントで使い分けれる複数アカウント管理機能についてはこちら
ステップメールとは、事前に用意した文章などを、特定の日付を起点として、自動的にメール配信する方法です。
例として、情報量が多い内容を3つに分けて、メール配信したいと思ったとします。
ステップメールは段階を踏んでメールを自動配信するので、1日1回のメール配信したとすれば、3日間ですべての内容を伝えることができます。
ステップメールは、特定の日付を起点にして自動的にメールを配信することができるという利点があります。
入居者の入居日を起点として、7日間毎日住まいに関する注意点やルールについて配信していくという使い方が便利です。
あらかじめ設定した内容や日時の通りにメール配信を実行する仕組みについてはこちら
この段落では、不動産管理会社が賃貸物件の入居者に対してできる、メール配信方法について解説します。
『あらゆる配信方法が不動産管理会社をサポート』で紹介した機能をもとに、わかりやすくするため賃貸マンション管理を想定した具体例を掲載しています。
メール配信を実施する前に、改めて文章の書き方などで注意すべきことを、おさらいしましょう。
メール配信システムを使って、入居者に向けて必要な情報を発信する際に注意すべきことは、できるだけ簡潔な内容で伝えることです。
住む際のルールや定期的なメンテナンスの案内の場合は、業務連絡的に簡単な内容で知らせましょう。
入居者にとって「お得情報」というわけではないので、あまり長文になりすぎると億劫(おっくう)になって、ちゃんと読んでくれない可能性があります。
件名(タイトル)への工夫も必要です。
必ず読んでほしい重要な内容であれば、タイトルを目立たせる必要があります。
集客向けの記事ではありますが、タイトルへの工夫の参考例にご覧ください。
賃貸物件の入居者に対して、不動産管理会社側が返信を求める場合は、必ず返信してほしいことを明記しておきましょう。
タイトル、本文に関わらず、「返信してほしい」ことがわかるように目立つ書き方をするのをおすすめします。
読者が開封したくなるタイトルの作り方のコツや効果測定などについてはこちら
一斉配信の場合は、メール配信に登録済みの入居者すべてに配信されるので、管理している各物件の入居者に対して個々に定められたルールなどメール配信するのであれば、「セグメント配信」か「サブアカウント管理」のどちらかが有効に働きます。
住居環境を維持・改善するために、ベランダの使い方やゴミ出しルールのほか、共用部を使ううえでの決まり事を定めているかと思います。
エントランスなどに設置されている掲示板では、全員に周知できているか不透明な部分があります。
そこでセグメント配信を使い、管理している各マンションごとのグループを作成します。
そして作った各グループに対して、各マンションごとのルール内容をメール配信することで、ほぼ全員に伝えることができます。
駐車場に空きが出た場合、利用したいと思っている入居者に対し、メール配信で知らせするのも有効です。
セグメント配信の機能を使って、利用したいと考えている入居者に絞り込んで配信すると良いでしょう。
定期的にメール配信することで、駐車場の空き、満車の連絡を円滑に回すことができます。
各マンションの環境を維持するためには、定期的な清掃や浄化槽の洗浄などが必要です。
メンテナンスが決まった日があれば、例えば1カ月前くらいに一斉メール配信することで、周知することができます。
もし、階数別にお知らせする必要があるメンテナンス情報などは、セグメント配信機能を使って、階数別に日を変えて配信するのも効果的です。
マンション管理していると、個別の対応も必要となります。
主に2つの個別対応が必要ではないでしょうか?
修繕やクレームに対する個別対応
事前に「個別対応が必要な場合」といった内容のメール配信を行い、そのメールの本文の中に問い合わせ専用のメールアドレスを加えておくことで、入居者は記載されている連絡先に問い合わせしやすくなります。
主にメールのやり取りで、マンションに関するルールなどを情報発信していることを、新しく入居した方のために伝えたい場合、ステップメールで一つずつ知らせることができます。
入居者がメール配信にメールアドレスを登録した後に、自動でメール配信されるように設定しておきます。
ステップメールで1日1回、段階を踏んで伝える場合
といった感じで、少しずつ入居者に教えることができるだけでなく、文章内に明確な問い合わせ方法などを明記しておけば、いつでも入居者は問い合わせすることができるようになります。
ここまで、住むうえでのルールや定期メンテナンスなどの案内方法を解説してきました。
それ以外にも長期休暇の連絡、クレーム対応といった、イレギュラーな対応もあるかと思います。
この段落では、それぞれをメール配信する際に役立つ、記事を紹介したいと思います。
年末年始やゴールデンウィーク、夏季休暇など、さまざまな場面で不動産管理会社側も長期休暇に入るはずです。
いつ長期休暇に入るかは事前にメール配信でお知らせるとていねいです。
また、早めに伝えておくことで、入居者も問い合わせなどがあった際は前々に連絡し対応することができます。
ECサイトやメーカーサイトなどに掲載する長期休暇案内メール文についてはこちら
ビジネスメールで年末年始の正しい挨拶を配信しよう!
住居環境維持・改善のために日々、不動産管理会社として入居者とメール配信などを介してやりとりをしていると、さまざまな問い合わせが届くはずです。
そんななか、特に注意して対応しなければいけないのは、クレームではないでしょうか?
賃貸物件の入居者から送られてきたクレームへの対応方法などについては、以下の記事が参考例になりますので、ご覧ください。
謝罪メールの文章の書き方などについての解説や、例文の紹介についてはこちら
ビジネスやプライベートで使える謝り方として、さまざまな謝罪フレーズについて紹介
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
不動産管理会社は多くの賃貸物件を預かって、住居環境の維持・改善に努めているかと思います。
当社提供のメール配信システムのコンビーズメールプラスを使うと、賃貸物件の入居者に対して、住む際のルールや定期メンテナンスなどの情報を円滑に届けることができます。
メール配信で定期的に情報発信していると、不測の事態のときに、どのようにすれば不動産管理会社へ問い合わせしたり、対応してもらえるかが前もってわかるため、入居者も安心して暮らすことができます。
以上、『賃貸物件の入居者への連絡はメール配信!【不動産管理会社編】』でした。
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